3日目(2005年8月7日)

 5:45起床。この日も朝食までホテル周辺を散策。ちょっと寒い。曇っているが,昨日よりは天気が良いようだ。やっぱりホテルの周囲は良い散歩コースだった。 

トラカイ観光-トラカイ城
 トラカイ市はヴィリニュスから西へ約30km。中世リトアニアの首都だったが,首都は1323年,ヴィリニュスへ移された。1350年頃,ヴィタウタス大公はこの城で生まれ,長い間トラカイ城を居城としたそうだ。この城は17世紀の内戦時に破壊され,1678年からはトラカイ城内の全部をドミニコ会の修道院が利用している。廃墟となった城は1961年から復元が始められ,1987年に昔の姿を取り戻している。
 湖に浮かぶという形容がぴったりのきれいな城(砦?)で,この城はリトアニアの次の世界遺産候補らしい。トラカイ城の中は博物館になっている。中世のコイン,1900年代初めのリトアニアの切手などが興味深かった。この日は日曜日,ヴィリニュスは結婚式で教会等の観光ができないため,トラカイ城に観光客が流れているらしい。とても人が多かった。
 トラカイ城は有名な観光地です。当然周囲には店がたくさんありました。 


トラカイ城

トラカイ城へ

トラカイ城へ

トラカイ城へ

ヴィタウタス大公の住居

トラカイ城内部にて

入口

中庭

中庭
トラカイ観光-キエネサ
 カライメは14世紀末頃,ヴィタウタス大公によってクリミア半島から約400家族がトラカイへと連れてこられ,大公の護衛と城の守備として使われた。トラカイの町・カライム通りの建物は,家の正面ではなく側面が通りに面し,窓は横に3個である。これは,カライメの伝統的な建物で3個の窓は神様・ヴィタウタス大公・家族のために作られたということだ。
 カライメの宗教(カライズム)は旧約聖書のみを進行するイスラム教の強い影響を受けたもの。ここのキエネサ(カライズムの礼拝所)は,第2次世界大戦後,ヨーロッパで唯一閉鎖されなかった礼拝所だそうだ。

 カライム通り

キエネサ
  トラカイの町での昼食に出た料理は「ツェッペリナイ」。ツェッペリン飛行船に形が似ているからこの名前が付いたらしい。肉のジャガイモ包みである。このジャガイモは粘っこく,日本で食べるジャガイモとはだいぶ違った食感だった。それにしてもこれを2個はボリュームありすぎ・・・昼食をすませて,トラカイを出発,カウナスへ向かった。
ツェッペリナイ・2個
 カウナス到着-市内をブラブラ
 カウナスのホテルに着いたのは15:00。トラカイから約1時間20分。ホテルに荷物を置いてすぐに町の観光へ出かけた。(カウナスの町については4日目のページに記します。)この日泊まるのは「タキオイ・ネリス・ホテル」。カウナスの新市街にあり,メインストリート「ライスヴェス通り」にも近くて良かった。この日は夕食がついていないので,ほとんどホテルの裏に位置する「ジャリアス・ラタス」という店へ行った。「地球の歩き方・バルトの国々」で「伝統料理」,「味も素朴でおいしい」と紹介されている店だったので楽しみにしていた。ここではトラディッショナル・サラダ,冷たい赤カブのスープ(シャルティバルシチェイ)と魚料理を注文。確かにかなり美味しかった・・そして,物凄いボリュームだった。

タキオイ・ネリス・ホテル

タキオイ・ネリス・ホテル

タキオイ・ネリス・ホテルの部屋

ジャリアス・ラタス

シャルティバルシチェイ(赤紫色のスープ)
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