4日目(2005年8月8日) 

 6:00起床。この日も早速朝の散歩へ出発。昨日さんざんカウナスの町は歩いたが,ネムナス川をまだ見てない!!と気づき,ネムナス川を目指すことに決定,少々天気が悪く時々小雨の降る中,黙々と歩いていきました。
 昨日個人で見て回った内容,朝の散歩で見た内容,ツアーの参加者みんなで見て回った内容まとめて紹介します。

カウナスの町並み

 カウナスの町は長い長い真っ直ぐな通り。メインストリートは結構にぎやかです。でも1本道を外れたら結構,裏寂れた寂しい通りがあります。建物・壁に落書きもひどく,(ヴィリニュスでもそうだったが)車の排気ガスもきつい。まだ,環境の方に手が回らないのだろうか?これからの課題かなと思った。 

新市街のメインストリート・ライスヴェス通り
とにかく,真っ直ぐな通り!! 
旧市街のメインストリート・ヴィリニアウス通り 
メインストリートから離れた通り
壁に落書きもあり寂しさ爆発。建物も異様に無機質 
 これがネムナス川。普通の川でした。


カウナス観光-新市街・聖ミカエル教会

 カウナスの町で最も目立つ教会の1つ。結構立派な教会で,この前にメインストリート・ライスヴェス通りが真っ直ぐに延びている。昨日ホテルに着いた時は気づかなかったが,ホテルの部屋の窓からこの教会が大きく見えていた。


ホテルの窓から

正面より


カウナス観光-新市街・ヴィタウタス大公像

 ライスヴェス通りを歩いていると立派な銅像が目に入る。この人は15世紀初めにリトアニアの最盛期を築いた人。足下にはロシア,ポーランド,タタール,ドイツ騎士団の兵士。リトアニアの歴史関連の本を読んでいるとミンダウガス(1217?-63),ゲディミナス大公(在位1316-41),ヴィタウタス大公(1350?-1430)の3人が必ず目に入ってくる。この像は3人目のヴィタウタス大公,先日のトラカイ城はこの人の居城です。

 

カウナス観光-新市街・シナゴーグ

 シナゴーグとはユダヤ教の宗教的会合を行う建物。カウナスの町をさまよっていたら何やら立派な建物が目に入ったのでとりあえず写真を撮りました。後で調べたらシナゴーグでした。

 
カウナス観光-新市街・ヴィエニーベス広場周辺
 ヴィエニーベス広場周辺には「リトアニア独立のために犠牲になった英雄達の」記念碑,国立チュルリョーニス美術館,ヴィタウタス大公戦争博物館,悪魔の博物館などがある。外はまだ明るいが時刻は17時30分を過ぎていたのでこの周辺を散策し,外から眺めるだけにした。写真はこの散策で印象に残ったものです。
 右の写真は「リトアニア独立のために犠牲になった英雄達の」記念碑。最初の独立時に立てられ,ソ連占領により撤去,その後,1989年に再建された。碑はそれぞれ戦闘が行われた場所から集められた石で覆われ,無名兵士達の灰が中に納められているそうだ。
 下(左)は国立チュルリョーニス美術館と道路を挟んだ場所にあった彫刻群。野外展示でしょうか?よく分かりませんでした。ひょっとしたら「悪魔の博物館」の関連でしょうか?写真では分かりませんが,この周辺の壁も落書きがひどかったです。せっかくの展示が台無しという感じで残念でした・・・
 下(右)はヴィタウタス大公戦争博物館の周辺にあった像です。よく分かりませんでしたが,帰国してから調べた所「子供にリトアニア語を教える母の像」と言うことでした。 


カウナス観光-旧日本領事館(杉原記念館)


 「命のヴィザ」,「6000人のユダヤ人を救った人」として有名な杉原千畝氏が勤務した旧日本領事館。結構こぢんまりとしている。現在,日本学センターになっているが,数年前まではアパートとして利用されていたそうだ。門に日本語で『希望の門 命のヴィザ』と書いてある。右側はリトアニア語で同じ意味の言葉が書いてあるのだろうか・・・ここでは日本語のビデオを見た後,内部の展示,執務室等を見学した。やはり,このような外交官がいたというのは同じ日本人として嬉しいものです。ちなみに,この中の売店では日本円で買い物ができました。

 
カウナス観光-旧市街・旧市庁舎→

 旧市庁舎は「白鳥」にたとえられる美しいバロック様式の建物です。結構楽しみにしていたのに,工事中・・・物凄く残念!! ,本当はこんなきれいな建物なのに・・・

工事中の旧市庁舎

カウナス観光-旧市街・聖ペテロ&パウロ大聖堂↓

赤煉瓦の美しい15世紀の大聖堂。現在,リトアニアのカトリックの枢機卿がここを本拠にしているそうだ。ヴィリニアウス通り側の壁にはマイロニス(詩人・神父)の墓があったが,ここも周辺を工事中,正面には行けなかったので仕方なく横から写真を撮りました。

 

奥に見えるのが聖ペテロ&パウロ大聖堂

マイロニスの墓

カウナス観光-旧市街・ペルクーナスの家

 15世紀に建てられたゴシック様式の傑作。20種類もの異なる種類の煉瓦が使われているらしい。ヴィリニュスで見た聖アンナ教会もゴシックの傑作だった。確かに似ている!!この場所に雷神ペルクーナスを祀る神殿があったらしい。現在は図書館になっているらしい。

カウナス観光-旧市街・カウナス城

 13世紀にドイツ騎士団の侵略を防ぐために作られた。1363年,騎士団に占領され,破壊されたが,15世紀ヴィタウタス大公の時代に再建された。

カウナス観光-旧市街・聖ゲオルギ教会

・・・(だったと思う。)15世紀のゴシック建築の教会だそうです。 
カウナス観光-旧市街・ヴィタウタス大公教会  
ラトヴィア・リーガへ

 カウナスの旧市街で昼食をとった後,ラトヴィアのリーガへ向けて出発。ちなみにカウナス旧市街で,ツェッペリナイを食べている女の人を見かけた。やっぱり2個食べていた。
 リーガへの道もやっぱり平坦・・・本当に起伏のない大地である・・・
 


十字架の丘


 ここがリトアニアで最後の見学地。話にはきいていたが本当に物凄い数の十字架です。 十字架の丘の他の写真はこちらです。十字架の数はリトアニアの生者の数より多いそうです。最初の十字架は1831年のロシアに対する蜂起の際処刑,流刑された人々のために建てられたらしい,最近ではシベリア流刑などの犠牲者のための十字架建立も盛んになっているらしい。
 リトアニア民族博物館で1940年頃の十字架の丘の絵はがきを売っていたので買いました。これです。この頃はまだそれほどの数ではなかったようです。 

ラトヴィア・リーガ到着

 17:30ラトヴィアに入国,18:45頃ホテル着。外は物凄い雨,明日は大丈夫か?と少し心配になる。この日も町を散策するつもりだったが,この雨では無理と断念。近くのスーパーに行く程度にしてしまった。この日に泊まったのは「ラディソンSASダウガヴァホテル」このホテルではフロントで両替をやってくれなかった。ちょっとビックリ・・・仕方ないので,クレジットカードでお金を下ろした。


ラディソンSASダウガヴァホテル。撮影は翌朝
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