6〜7日目(2)(2005年8月10日〜11日)


タリン郊外観光-カドリオルグ

 カドリオルグは海沿いの美しい地域。ここにピョートル大帝の命によりバロック様式の宮殿と公園の建設が開始されたのが1718年。完成は1723年。カドリオルグとは「カドリの谷」の意味,カドリは妃エカテリーナのエストニアでの呼び名。カドリオルグ宮殿はカドリオルグ公園内の宮殿でバロック様式の建物。現在,海外美術館となっている。きれいな宮殿と公園でした。 


カドリオルグ宮殿の裏庭

カドリオルグ宮殿のパーティーホール

「白鳥の池(1723年完成)」と「東屋」
鳩は近づいても逃げない・・・

フリードリッヒ・レインホルド・クローツワルドの記念碑
(エストニア民族叙事詩「カレヴィポエグ」の編纂者)

タリン郊外観光-歌の原

 エストニア人は「歌の民族」である。1980年代には「歌う革命」が起こり,エストニア人の約1/3がここ「歌の原」に集まった。
 ここは5年に1度行われるエストニア最大の祭り「歌と踊りの祭典」で歌のコンサートが開かれるステージ。とにかく広い。ステージは最高3万人,観客数は25万人収容できるらしい。「歌の原の案内板」を見ると凄まじさがよく分かる。これは一見の価値がありそうである。次にエストニアに来るのはこの「歌と踊りの祭典」に合わせるのも良いかなぁと思うところだった。 


歌の原

歌の原の案内板

タリン郊外観光-ピリタ

 ピリタはタリンの中心地から約6kmの海沿い。海水浴場・ヨットハーバーがあり,モスクワオリンピックの時にはヨットレースの会場ともなった所だそうだ。しかし,ピリタの波打ち際は(少なくともこの日は)汚く,臭い・・・ヘドロとなっているのだ。バルト海は汚染されていると聞いたが,本当に実感した・・・無性に悲しかった。
 ピリタ修道院跡
 スウェーデンのヴァドステナに本部のあるビルギッタ騎士団の修道院として1436年に設立されたが,リヴォニア戦争中の1577年,ロシア軍に破壊された。現在も破壊されたままである。バスの中から見ただけだったが,修復されないままも味があって良いものです。
 鋼鉄のモニュメント
 ピリタ海岸には鋼鉄のモニュメントがある。これはレロアへ捧げるモニュメント(1989年建立)である。
 アメリカ出身のチャールズ・レロアはエストニアでは初となるパラシュート飛行を実行した(1889年)。試航中のレロアは強風に見舞われ,沖の方へ吹き飛ばされ落下,溺死した。下に書いてあるのは,「勇気があり活動的な人々へ」
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