指宿・知林ヶ島へ(2009年4月12日)

 知林ヶ島は指宿市の沖・鹿児島湾(錦江湾)に浮かぶ周囲約3kmの小さな島(無人島)です。大潮の干潮時に,長さ約850mの砂州が現れ,指宿市の田良岬から歩いて渡ることができるようになります。2009年4月11日・12日の土・日曜日はあまりの天気の良さに滝巡りに出る気もせず(天気が良すぎると滝見には行かないのです(笑)),どうしようかな〜・・・と思っていた所,「知林ヶ島を一周する遊歩道ができた」というニュースを見ました。こちらのページを見ると砂州の出現時間も理想的な感じです。・・・ということで,早速行ってきました。
 13:00頃,魚見岳麓の国民休暇村に到着。早速,知林ヶ島への砂州へと向かいます。知林ヶ島へは見事な砂州が形成されていて,昨日のニュースの影響もあってでしょう,大勢の人が訪れています(私もその一人ですが(笑))。砂州の開始部分に告知板があります。砂州の出現時刻などの注意事項が書いてありますので,よく読んでから出発です。当然ながら砂地ですので歩きにくいです。850mの距離を20分くらいかかりました。

(13:09)告知板。しっかり読みましょう。

(13:14)知林ヶ島へ砂州を渡っていきます。
 13:25,知林ヶ島に到着。砂州の付け根の部分をちょっとだけ散策,その後,係員の説明を聞いてから,13:33,島を一周する遊歩道へ出発です。
 ちなみに「砂州消滅予定時刻の前に余裕を持って帰ることができるように計画的に行動すること。砂州消滅後,潮の流れが速いので危ないから無理に渡ろうとしないこと,島に取り残されたら救援の船を呼ぶこと(費用が5000円だったかな?)」みたいなことを言われたような記憶が・・・
 遊歩道の最初は階段です。300段くらいだったかな?延々と続きます。先に滝があれば何ということはないんだけど,滝がないことが分かっているのできつかったです(笑)階段を上り詰めると南展望台です。ここからは対岸の魚見岳と砂州がよく見えます。なかなか良い景色です。
 南展望台で少しだけ休憩していよいよ,島一周へ本当の出発です。ただ,道はほぼ平坦ですし,危険な所もほとんど無く,道も造ってあるので全く問題なし。とりあえず,反時計回りに「南展望台」→「休憩所」→「知林島灯台」→「北展望所」→「ヘビ塚」→「知林港」→「休憩所」→「南展望台」というルートを選択。
 「知林島灯台」からは草木が邪魔して展望はイマイチです。やっぱりこのルートで景色が良いのは南展望台と北展望台。どちらからも素敵な景色が堪能できました。
 私の選択したルートではこの北展望台までが道は特にしっかりと整備されていました。

(13:36)長い階段

(13:39)南展望台

(13:58)「知林島灯台」

(14:07)北展望台より
 北展望台を過ぎると道は少しだけ悪くなります。でも,変に舗装されているより,こちらの方が私好みです。しばらく歩くと急な階段になります。案内板がなかった(気が付かなかった?)けど,この辺りが「ヘビ塚」でしょう。階段を下りきると「知林港」。ここだけ岩場を少し歩くことになります。年配の方々は「え・・・?ここを歩くの?」という表情でしたが,皆さん大きな問題なく進んで行かれました。ちなみにここの岩場の所には冷たい湧き水があり,飲むこともできるらしい。そのことを一周し終わった後に係員の方と話をして教えてもらい,「う〜〜ん・・・残念!!」と唯一の心残りとなりました。「知林港」を過ぎると後は緩やかな坂道が続き,「休憩所」に到着,「休憩所」を過ぎるとすぐに南展望台です。あとは帰るのみです。階段を上り始めてから一周して砂州に帰ってくるまで1時間15分くらいだったのかなと思います。
(14:19)港への急な階段

(14:23)港

(14:31)休憩所

(14:40)南展望台より

(14:53)砂州より
←(14:37)南展望台より
 知林ヶ島から帰ってきたら,魚見岳に登って景色堪能です。ここからの景色もなかなか素敵ですし,車で上ってくることができますのでお手軽なスポットです。
 ちなみに,この日は16:40頃に砂州が消滅という予想でしたので,(砂州消滅後の写真を撮ろうと)17:00頃にもう一度,魚見岳へ行った所,砂州はまだ健在でした。砂州が消え始めたのは17:30分過ぎでした。
 この日はたまたま,砂州消滅時刻は予想とずれがありましたが,基本的に予想を信じて行動しましょう・・・特に知林ヶ島に渡るときには安全第一で楽しみましょう。

(15:39)魚見岳より。知林ヶ島。

(15:38)魚見岳より。対岸は大隅半島。

(17:48)魚見岳より。指宿市街地。

(17:36)砂州が切れ始めました。

(17:47)砂州の半分程度が沈みました。
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