2日目(2008年8月3日)

朝・・・ホテル周辺をちょっとだけ散歩
 5:30起床。よほど疲れていたのだろう・・・爆睡だった。が,何回も目が覚めてはすぐに深い眠り,の繰り返し,疲れているとこんなものかな?と思いながらこれ以上は寝ていられない。朝食は7:30からで,集合時間は8:15。だいぶ時間があるのでホテル周辺を散歩することに。昨晩,添乗員から「一人では出歩かないでください」と言われていたのに・・・一人で出歩いてしまいました(笑)。まぁ,それでもここは治安が悪いヨーロッパとして有名なイタリア,本当にホテル周辺だけにしておきました。ホテル周辺は意外に閑散としていて港も近い・・・とりあえず港まで歩いてみました。特に何があるわけでもなく終了。でもやっぱり朝の風景って何だかいいなぁ・・・と再認識。
 どうでも良いことだが,ホテルには店の宣伝かな?鉱物・化石類が展示されていました。中でも三葉虫は巨大!20〜25cmくらいあったかも・・・こんな三葉虫,いくらするんだろう・・・と思いつつ集合時間を待っていました。
国境を越えてスロヴェニアへ

 8:15,ホテル・ジョリーを出発。バスからのどかな風景を見ながらボーっとしていると,8:35,イタリアとスロヴェニアの国境に到着。と思ったら,誰もいない。あっさりノーチェック,ノーストップで国境通過でした(普段なら一応,運転手の書類チェックくらいはあるらしいのですが,この日は日曜日だったから?本当に誰もいませんでした。)。
それにしても,こんなに緊張感のない国境越えは初めてでした。本当にEUって国境と言うより県境って感じです。

国境通過
ポストイナ鍾乳洞(1)
 9:10,ポストイナ鍾乳洞に到着。ここは1818年に発見されたヨーロッパ最大,世界第2位という規模の鍾乳洞です。でっかい鍾乳洞なら秋吉台に何回も行ったことがあるよ・・・と思っていたのですが,ここはちょっと規模が違いました。秋吉台の数倍はありそうな感じです。
 内部へと進むトロッコは10時からなのでしばらく時間があります。周辺も川が流れ,のどかな風景です。これで川の水がもっと澄んでいたら良かったのだが,残念ながら泥水状態。適当に写真を撮ったら他にやることもなく,8:45くらいだったかな?中に入ったら,すでに結構な人が並んでいました。

鍾乳洞入り口付近

鍾乳洞入り口

水は残念ながら泥水

中にはすでに多くの人が。
ポストイナ鍾乳洞(2)
 時間になりトロッコ乗り場へとすすみ,トロッコに乗って内部へと進みます。トロッコは意外に速く,何だか周囲の岩に頭がぶつかりそうな感じで,つい,頭を下げてしまいます。前の人を見れば頭と岩とはかなり離れているのでそんな心配はいらないはずなのですが・・・つい下げてしまう。ちなみに,頭を下げていたのはみんな日本人。外人さん達にはほとんどそんな人はいませんでした(笑)
 とは言っても,写真を撮りながらだと,腕とかが岩にぶつかる可能性もありそうなので,トロッコに乗っている間は写真は撮らない方がいいかも・・・どうせ,もっと凄いのが次々に出てくるのだから・・・

トロッコに乗り込む。

トロッコは進んでいく。
ポストイナ鍾乳洞(3)
 そして,トロッコの終着点から鍾乳洞内部の見学が始まります(終点では各言語ごとに集合場所があって,それぞれの言語のガイドがいます・・・残念ながら日本語ガイドはいないので英語ガイドの所に集まりました)。トロッコで進んだだけで秋吉台以上あったような・・・(笑)期待が高まります。そして期待以上の光景が次々と現れてくるのでした。鍾乳洞の終点付近は川が流れていて,物凄い湿度になっていました。そして,鍾乳洞を出て,何気なく入った建物の中で見たのは・・・ホラアナグマ(Ursus Spelaeus,更新世)の化石でした。ホラアナグマの化石,初めて見ました。うわ〜でっかい!!そっかぁ〜この付近に生息してたんだ〜って感じでした。意外な拾いものをした気分でした(笑)。それにしてもデカイ三葉虫を見て,ホラアナグマを見て,なかなか楽しい旅行です(笑)。
[思ったこと その1]
 事前情報に寄れば,この鍾乳洞の中は終点付近のコンサートホール(と呼ばれる場所)のみが写真撮影OKで他は原則として禁止だそうだ。ただ,ガイドさんによっては写真OKの人もいるし・・・ということで写真撮影が可能かどうかはその時,どのガイドさんに当たるかによるらしい。この日の英語のガイドさんは「ノーフラッシュならOK」ということでした。ラッキー!!フラッシュが焚けないのはきついけど。どうせ,カメラの故障(とこの時は思っていた)でフラッシュ使えないからいいや・・・ということで本当にラッキー!!でした。・・・が,別のグループの人が写真を撮っている人に次々の文句を言っている。(多分,「中は写真禁止だろう,写真を撮るんじゃない!!」といった感じのことを言っているみたい・・・)勿論私にも言ってくる・・・適当にやり過ごして写真を撮っていると更に何か言ってくる・・・このおじさんのせいで落ち着いて写真も撮れず,さらには落ち着いて見学もできず・・・少々不完全燃焼になってしまったのが残念だった。ちなみにこの人,別なグループのガイドさんかと思っていたら違ったらしい。更に,最後には自分でも写真を撮っていたらしい。・・・迷惑な人です。 
[思ったこと その2]
 ルートの途中のロシア橋を渡っている最中に電気が消えて,当たりが真っ暗になった。数十秒?で明かりはついたのだが,あれは演出だったのか,事故だったのか・・・演出だったらなかなか楽しい。事故だったら・・・かなりイヤ。

 ここに載せた以外の鍾乳洞の写真はこちらをどうぞ。

鍾乳洞内部

鍾乳洞内部・・・物凄い人

ロシア橋・・・物凄い人

鍾乳洞出口 

ホラアナグマ

鍾乳洞周辺
リュブリャナへ

 11:30,JAMA(ヤマ,洞窟)レストランで昼食,ここで出たアップルパイ,スロヴェニアの名物らしいのだが,「サクッ」という食感ではなく「ベチャッ」とした食感だった。こう書くとおいしく無さそうだが,意外とおいしかった。(少なくとも私は結構?気に入った。ホテルのバイキングとかで出てくると必ず食べたものです。あ〜何だかまた食べたくなった)
 食後のフリータイムの後,リュブリャナへ出発。のどかな景色を見ながら進み,13:40,スロヴェニアの首都・リュブリャナに到着。
 ちなみにポストイナ鍾乳洞のガイドブックは日本語版が出ているらしいのだが,結局見つからなかった・・・手元にあるのは英語版・・・

 これが問題のアップルパイ
リュブリャナ観光(1)

 13:40,リュブリャナに到着。ガイドのスペラさんと合流して,早速観光開始。コングレス広場から出発。この広場では大勢の人や家族がのんびりと昼過ぎの時間を楽しんでいる。カメラを向けると女の子が笑ってピースサインをしてくれた。一気にこの国が好きになりそうだった。目の前にあった建物は何やら威厳ありそう・・・と思っていたら,国立リュブリャナ大学・・・日本で言えば東大だそうだ・・・どうりで・・・。

リュブリャナの町

コングレス広場で・・・(カーソルを合わせてください)

国立リュブリャナ大学

リュブリャナ観光(2)

 まず向かったのは,三本橋。橋が三本あるから三本橋。分かりやすい。この橋は1930年代に建築家ヨジェ・プレチニクが設計,その後両脇の二本の橋が追加されたそう。ちなみに,三本橋の両脇には公衆トイレがあった・・・有料だけど。
 この三本橋の所にあるのがプレシェーレノフ広場。ここはフランシスコ会教会(ピンク色の建物)やなかなか古そうなスーパーマーケット,詩人プレシェーレンの像などなかなか良い雰囲気。人通りも多くて活気あふれる場所といった感じの所。
 ここには「雨」の標識があり,そこだけ地面が濡れている。上を見ると,水を振らせるシャワー(?)みたいなものが設置されている・・・地元のアーティストにより設置されたものだそうだ。どこが芸術か分からないが・・・なかなかに面白い。
 プレシェーレノフ広場から三本橋を渡って,竜の橋へ向かう道路は観光客用の土産物屋さんが並んでいて眺めるだけでも楽しい。ここでアイスクリームを買ったのだが,考えてみれば,この旅行,時間があればアイスクリームを買って食べながら歩いていた気がする・・・この道路は古代ローマの道をモチーフに造られた・・・とガイドさんが言っていた気がする。

プレシェーレノフ広場

詩人プレシェーレンの像

「雨」の標識・・・ここだけいつも雨が降っている。
(カーソルを合わせてください)

三本橋・・・本当に三本です。
向こう側がプレシェーレノフ広場

三本橋から竜の橋への道・・・柱が古代ローマ風?

土産物屋さんの蜂蜜・・・きれいだけど重いので買わなかった(涙)

リュブリャナ観光(3)
 そして,竜の橋に到着。橋の4角に竜の像があるから竜の橋。ここも分かりやすい。この竜はリュブリャナの象徴みたいなもの?リュブリャナ市の紋章にもドラゴンが描かれています。
 竜の橋から右へ進み,リュブリャナ城へ向かいます。ガラスケースみたいなケーブルカーで城へと登ります。リュブリャナ城の外観は・・・期待はずれ?「外観は」イマイチでした。・・・が,ここからの景色は抜群!リュブリャナ市街の景色はきれいです。このリュブリャナ城で,今,どうにも思い出せないのが中の植物・・・葡萄だったかな?何かの説明があったんだけど,全く記憶にないのです。ご存じの方,教えてください!!リュブリャナ城の内部は派手ではないけど,落ち着いた感じでなかなか素敵でした。

竜の橋・・・橋全体はカーソルを合わせてください 

ケーブルカー(カーソルを合わせてください)

リュブリャナ城からの景色

この植物・・・何だったかな?どうしても思い出せない。

城内の装飾,その1

城内の装飾,その2

リュブリャナ観光(4)

 リュブリャナ城から町へ戻り,リュブリャナ大聖堂へ。あちらこちらから見えていた二本の塔の建物です。バロック様式の建物で1996年,ローマ教皇も訪れたという場所です。外側はそうでもないのですが・・・内部はなかなか豪華絢爛です。ちなみに大聖堂の入り口の扉・・・物凄く威厳ありそうで,歴史もありそうですが,これ実は1996年のローマ法王来訪時の時に作られたものだそうだ・・・確かに一番上にローマ法王ヨハネパウロ2世がいる(笑)・・・だまされた(笑)。ドアノブだけピカピカなのもグッド!!
 リュブリャナ大聖堂の次に向かったのは市庁舎。市庁舎前には泉があります。ローマのトレビの泉(・・・だったかな?)をモチーフに作られたとか・・・はるかに小規模だけど・・・。市庁舎の中にはナルキッソスの像がありました。水に映った自分に見とれているシーンの像だと思うんだけど・・・水がなかった(笑) 
 以上でリュブリャナ観光は終了。フリータイムでリュブリャナ市内をフラフラとさまよった後,16:30,リュブリャナ出発。

リュブリャナ大聖堂

リュブリャナ大聖堂内部
 歴史ありそうな大聖堂の入り口→

リュブリャナの町並み

市庁舎と泉

泉。遠くに見えるのがリュブリャナ大聖堂

ナルキッソスの像
ブレッドへ,ホテル到着
 16:30にリュブリャナを出発。再び,のどかな景色を見ながらブレッドへ向かいます。しばらくすると,遠くに(多分)ユリアンアルプスが見えてくる。明日のブレッド湖観光が楽しみになる一方だった。
 17:15,ホテル・リブノ到着。こぢんまりとした建物でなかなか良い雰囲気。部屋にクーラーがない!!というのがビックリだったが,クーラーもいらないくらい涼しい環境だった(だからクーラーがなかったんだろう)。軽く荷物整理をした後,ホテル周辺を散策・・・遠くの(多分)ユリアンアルプスがとってもきれいだった。
 18:50,集合して自己紹介。ここでビックリ!!自分以外はみんな関東・静岡の人だった。ちなみに男女比も男3人に女14人・・・添乗員も女。こんなに偏ったツアー参加者構成は初めて!!(笑)
 19:00,夕食,夕食はバイキングだったかな?一部の人たちにスイカが大人気だったのもこの日の晩でした(笑)・・・たしかにとっても美味しいスイカでした。 

バスから

ホテル・リブノ

ホテル・リブノの部屋

ホテル・リブノの内部

ホテル・リブノの内部

ホテル周辺,その1

ホテル周辺,その2
そしてさらにホテル周辺をちょっとだけ散策,睡眠
 夕食後,まだ明るかった(この辺りは20:30頃から暗くなり始め,21:00頃に真っ暗になるようだ)ので,更にホテル周辺をちょっとだけ散策,ホテルの裏にまわったところ,遠くから何やら水の音が聞こえる・・・滝か?でもこの辺にあるという情報は聞いたことがない・・・でも確かに水の落ちるような音がする・・・山道をちょっとだけ降りてみると,すぐに行き止まりだった・・・撤退。ホテルに戻り,他の人たちの雑談に混じり,ちょっとだけ話をした後,20:30頃,部屋へ。荷物整理をして,ちょっと横になったら,いつの間にか眠っていた(多分21:00頃睡眠)。
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