6日目(2008年8月7日)

朝・・・ホテル周辺を散歩

 5:30起床。荷物の整理をしたり,昨日まわったルートを(地図で)確認したり,適当に過ごしてもまだ,時間はたっぷり。恒例の朝の散歩へ出発。外はちょっと肌寒いくらいだった。 ホテル内部をさまよったり,ホテル前の道路をさまよったり,キャンピングカーで来ていた人達の飼っていた犬と遊んだり・・・ブラブラと過ごして,6:30朝食。7:45出発です。

部屋から

ホテル前の道路

キャンピングカーで来ていた人達の飼っていた犬
ザダルへ
 最初の目的地はザダル。ヴェレビト山脈の長〜いトンネル(約5.6km,クロアチアで2番目に長いらしい)を抜けてダルマチア地方へ。ここは言わずと知れた「101匹ワンちゃん」ダルメシアンのふるさと。ザダルへの道は岩盤をくりぬいて造ったらしい道路,一面に広がる緑,荒々しい岩山(多分,間違いなく石灰岩・・・木はほとんど生えていない),海へと落ちる急斜面に造られた道路・・・日本ではほとんど見ることのできなさそうな,特徴のある荒々しい絶景が続きます。
 9:15,トイレ休憩。添乗員さんに予告されていたのだが気温がグン!と上がっているのが分かる・・・暑い!朝の肌寒さが嘘のようです。そして,9:50,ザダル到着。
ザダル観光(1)
 ザダルはダルマチアの中心地,ダルマチアで最も古い町の1つです。「中世建築の宝庫」だそうです。・・・が,はっきり言って,たくさんの写真を撮ってきたは良いけど,どれがどの写真で何を撮したのかさっぱり分からないのです。これは・・・ザダルだけでなく,この日の観光・シーベニックとトロギールも同様・・・もう,何が何だか,どれがどれだかさっぱりです。微かな記憶で紹介していきます。間違っている所はドンドン指摘してくださいね(笑)。
 下の写真は聖ストシャ大聖堂,ザダルのシンボル・その1みたいな建物です。隣の写真が,どの建物の内部だったのか・・・全く記憶がありません(笑)。でもきれいな所でした。 

ザダルは海辺の街です

聖ストシャ大聖堂

聖ドナト教会の内部・・・だったかな?
ザダル観光(2)
 聖ストシャ大聖堂の横を通って行き着いたのは海辺の公園みたいな場所。ここも水が透き通ってとてもきれいです。ここでの見所は2つ。1つは「海のパイプオルガン」押し寄せる波の力で内部に設置されたパイプオルガンを鳴らしているそうです・・・だったかな?何だか変わった音が響いています。なかなか面白いけど,ただの通風口にしか見えないのが難(笑)。もう一つは青い,丸いのが点々と一直線に並んでいるもの。太陽電池だったかな?これで発電してるんだったかな?ちょっと覚えていません。一番大きなのが「太陽」,近いものから「水星」,「金星」,「地球」,「火星」・・・大きさは実際の各惑星と太陽の大きさの比率,間隔は惑星間距離に対応しているらしい・・・

ここも水がきれいです。

「海のパイプオルガン」

海岸の太陽系。向こうから太陽・水・金・地・火
ザダル観光(3)

 次に行ったのが・・・どこをどう歩いたのか,何という建物だったのか,全く記憶がない・・・覚えているのは美しい回廊と裁判所みたいな雰囲気(?)の厳かな雰囲気(?)の椅子が並んだ空間。帰国してからネットで調べたところ,回廊は「フランシスコ会修道院」という所らしい。じゃあ,これが建物の外観かな?と言うのが右の写真。じゃあ,裁判所みたいな空間は何?現地での説明で,「当時のオリジナルです」と言っていた記憶はあるんだけど・・・。これらの写真は本当にフランシスコ会修道院??誰か,教えてください〜〜!!

ここがフランシスコ会修道院・・・かな?

フランシスコ会修道院回廊

 フランシスコ会修道院内部

ザダル観光(4)

 次はローマ遺跡です。ここははっきりと覚えています。こんなに雰囲気のないローマ遺跡は初めて!!って感じでした(笑)。そんな中に立派な柱が一本だけ。この柱は通称「恥の柱」。中世の時代,悪事をはたらいた者はこの柱に縛られて晒し者にされたそうです。
 ローマ遺跡を過ぎると聖ドナット教会に到着です。ザダルのシンボル・その2みたいな建物です。800年代の初頭,ザダル司教ドナットの時代に建てられた建物で,円筒形の面白い形をしています。外壁の基部にはローマ遺跡からの流用が見られ,まるで車輪みたいです。今にもコロコロと転がっていきそうな感じ(笑)。

ローマ遺跡

ローマ遺跡
←「恥の柱」

聖ドナット教会,奥に見えるのは聖ストシャ大聖堂の鐘楼

聖ドナット教会の外壁・基部
ザダル観光(5)

 メインストリートの「シロカ通り」を通ってナロドニ広場へ。もう,この時点で,何が何やら,どこに向かっているのか,さっぱり分からなくなっている自分がいました(笑)。当然,撮ってきた写真も何を撮したのかさっぱり分かりません。発掘中のローマ遺跡を金網越しに見たぞ〜とか,大きなローマの柱があったぞ〜とか,石組の大きな塔があったぞ〜とか,店の中を通って奥にある遺跡を見たような気がするとか,何となく覚えている気はするんだけど・・・さっぱりです・・・give up。

ローマ遺跡と聖マリア教会

ナロドニ広場

ここは・・・全く記憶にない(笑)誰か教えてください。

聖シムン教会(?)

発掘中のローマ遺跡
大きなローマの柱→
ザダル観光(6)
 発掘中のローマ遺跡を過ぎて少し行くと「5つの井戸の広場」に到着。その名の通り井戸が5つあります。16世紀,オスマントルコの攻撃が激しかった頃,街が包囲された時の水の確保の為につくられたそうです。ここにある塔は「隊長の塔」,13世紀の見張り塔だそうです。近くにヴェネツィア共和国の隊長の館が建てられたからこう呼ばれるようになったそうです。「隊長の塔」につながる城壁はヴェネツィア人が来る前のものだそうです。
 この先にあるのが「陸の門」。「翼のあるライオン」が印象的な1543年に建てられた城門です。
 以上でザダル観光終了,続くはフリータイムです。やっぱり,事前の予習は大事だなぁ〜と思い知った日でした。

「5つの井戸の広場」と「隊長の塔」・・・13世紀の見張り塔

城壁

「陸の門」
ザダル観光(7)

 ザダルの最後はフリータイム。となれば,当然行く先はここしかない!ということで,聖ストシャ大聖堂の鐘楼へ。10knの入場料を払い,鐘楼の上へ!長い階段を上り,上へ行くと広がるのはザダルの絶景です。青い空に青い海,赤煉瓦の屋根が映えてとってもきれいでした。
昼食,シーベニックへ

 12:15,Dva Ribara(2人の漁師)で昼食。13:00頃,次の観光地・シーベニックへ出発。ザダルへ向かった時と同様のきれいな景色が続きます。15:00,シーベニックが遠景できる場所で写真ストップ。相変わらず,きれいな景色です。15:15,シーベニック到着。

シーベニック遠景

シーベニック遠景
シーベニック観光(1)

 シーベニックです。ここが・・・ザダル以上に何が何だか,も〜さっぱり分かりません(笑)海辺の駐車場?営業所?にバスを停めて,歩いて観光へ。「聖フランシスコ教会を左に見ながら公園を横切り,チトー広場へ。ここから聖ヤコブ大聖堂へ行き,海辺を歩いてバスに戻る。」すぐに一周できる狭い地域に見所は集中しているみたいです。
 時計が印象的な「聖バルバラ教会」は15世紀に建てられたものだそうです。「犬の水飲み場」は何となく当時の人達の気持ちが分かるみたいで楽しかったし,結構楽しい街だったような気がします。印象的だったのは迷路みたいに入り組んだ細い路地が多いこと!!とっても良い雰囲気です。

シーベニックも海辺の街です

聖フランシスコ教会(?)

チトー広場からの景色

犬の水飲み場

このおじさんの顔が忘れられない
 聖バルバラ教会→

 シーベニックの街並

シーベニックの街並
←シーベニックの街並

シーベニック観光(2)

 そして,聖ヤコブ大聖堂です。シーベニックと言えばココ!っていう有名ポイントです。1431〜1555年にかけて120年以上の年月をかけて建造された大聖堂です。下部はゴシック,上部はルネサンスの様式らしい。赤レンガが全く使われず,石灰岩・大理石のみで造られた真っ白な建物です。
 印象的なのは外壁に彫り込まれた人の顔!71人いるそうで,当時のシーベニックの有力者の顔だそうだ。大聖堂前の広場にある銅像はユライ・ダルマティナッツ。外壁に顔を彫り込んだ人で,大聖堂の設計をルネサンス様式に大幅変更したのもこの人だそうです。ルネサンス期のクロアチアを代表する建築家であり彫刻家らしい。顔を彫り込んだダルマティナッツの本当の意図は分からないそうです。もう一つ印象的だったのは内部です。写真撮影は禁止と言われたので撮していませんが・・・石灰岩むき出しの内部は過剰な装飾はほとんど無いけど,物凄く荘厳な雰囲気でした。

聖ヤコブ大聖堂・正面

聖ヤコブ大聖堂・南側より

聖ヤコブ大聖堂・北側より

ユライ・ダルマティナッツの像

聖ヤコブ大聖堂・北側の入り口「楽園の入口」

聖ヤコブ大聖堂・北側の沢山の人の顔
シーベニック観光・・・おまけ

 右は街で見かけた店の看板。何の店か分からないけど・・・忘れられません(笑)。
トロギールへ
 16:30,シーベニック出発。トロギールへ向かいます。この頃には見慣れてきた,でも見飽きない,海岸沿いの景色を見ながらトロギールへの道を進みます。途中,プリモシュテンを遠景できる所で写真ストップ。プリモシュテンは小さな状の町。本土とかろうじてつながっている半島になっています。15〜16世紀にバルカン内陸部を占領したトルコの驚異から逃れてきた人々によって築かれた町だそうです。中央部が小高い丘になって教会があり,ここを中心に赤屋根の町並みが広がっています。絵本の世界みたいです。とっても絵になる景色です。逆光だったのが物凄く残念!!

プリモシュテン

プリモシュテン

トロギール観光(1)

 17:30,トロギール到着。トロギール旧市街は東西500m,南北300mの小さな島で本土とは1本の橋で結ばれています。
 橋を渡ると旧市街の入り口「北門(陸の門)」があります。この門はルネサンス時代に建てられたもの。門の上に立っているのは12世紀の司教で町の守護聖人の1人イヴァン・ウルスィニの像。北門から入り,細い路地を道なりに進んでいくと聖ロヴロ大聖堂が現れ,周囲は時計塔のあるイヴァナ・パヴラ広場(イヴァナ・パブラというのはクロアチア語でヨハネ・パウロのことだそうです。)でにぎやかな場所です。広場を突き抜け細い道を通って海側に出る所にあるのは南門(海の門)。南門の横の屋根の付いたスペースは「ロッジア」と呼ばれる場所。聖ロヴロ大聖堂前にもあったが,「ロッジア」はアドリア海沿岸の町によく見られるらしい。南門のロッジアは税関として使われたそうです。南門から海岸沿いを西に歩いていくと,突き当たりがカメルレンゴ要塞です。15世紀にヴェネツィアが建てた要塞で,聖ロヴロ大聖堂です。
 ここで,フリータイム。といってもあんまり時間はなかったので適当にブラブラしてイヴァナ・パヴラ広場で時間を待っていました。

この橋を渡って旧市街へ

北門(陸の門)

イヴァナ・パヴラ広場・・・にぎやかです

家族?で演奏会をしていました。

入り組んだ細い路地 

南門(海の門)とロッジア

海岸沿いは南国情緒で一杯です

カメルレンゴ要塞 
トロギール観光(2)
 聖ロヴロ大聖堂です。トロギールで一番目立つ建物でしょう。初期キリスト教時代のバシリカを13〜15世紀にかけて建て替えたものだそうだ。この聖堂で有名なのが正面のロマネスク様式の門。この正門は3年以上修復をしていてずっと見ることができなかったらしい。今年の夏から公開されているそうで,つまり,公開後間もない時期だったと言うことですね・・・ラッキー。門の下部はヴェネチアのシンボルであるライオン,アダムとイブなどが,上部にはキリストの生涯が描かれています。これはダルマチアの巨匠ラドヴァン(13世紀)が製作したもの,ラドヴァンは,ヴェネチアのサンマルコ寺院の玄関のレリーフ製作にも携わった当時のトップクラスの彫刻家だそうです。

聖ロヴロ大聖堂

聖ロヴロ大聖堂・入り口上部

聖ロヴロ大聖堂・入り口下部
←聖ロヴロ大聖堂

スプリットへ・・・ホテル到着

 18:30,トロギール出発。恒例の景色を眺めつつ,すぐにスプリットに到着です。特から見えたスプリットの街は結構な大都会。そして19:00,海辺のホテル「マルヤン」に到着。今回の旅行の利用ホテルでは,(事前の下調べでは)一番不安のあったホテルです。が,着いてみると,部屋は広いし,エアコンは効いてるし,景色はきれいだし・・・結構・・・かなり良いホテルでした!!ベランダからは旧市街がきれいに見渡せます。ちょうど夕陽が当たって,きれいな景色です。そんなに遠くもないみたいなので,今夜は行ってみよう!と密かに決意していました(笑)。19:45,夕食。夕食の場で有志を募り,みんなで夜の旧市街(ディオクレティアヌス宮殿)へ行くことにしました。

スプリットの街(バスより)

ホテル・マルヤン

ホテル・マルヤンの部屋

ベランダからは旧市街が見えます。
スプリット・夜の旧市街
 20:50,ホテル前に集合,出発です。ホテルから15分くらいだったでしょうか。海岸線を歩いて行くと,お店も出ていて,人通りも多く,予想とだいぶ雰囲気が違います。こちらの人達はこんな風に夜を楽しむのでしょうか?それとも,この日は特別?ちょっと分かりません。でも,なかなか楽しい雰囲気です。そして,ディオクレティアヌス宮殿の中へ。中庭を通って大聖堂と鐘楼を見上げて・・・ライトアップされていてとてもきれいです。ここで他の人達とは別行動。適当にブラブラとしてホテルへ帰りました。ホテル到着は10:30頃。適当に荷物整理をして24:00睡眠。

ディオクレティアヌス宮殿の大聖堂と鐘楼

ディオクレティアヌス宮殿の地下部分

ディオクレティアヌス宮殿の中庭

旧市街の路地

ホテルへの帰り道

フェリー乗り場にも寄ってみました

フェリー乗り場にも寄ってみました

海岸線のプロムナード

ホテル前から旧市街方向を見る
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