9日目・午前(2008年8月10日)



 5:30,起床。昨日同様,ホテル周辺の散歩へ。昨日は朝陽を拝めるポイントが見つからなかったけど今朝こそは・・・と思ったけどやっぱり駄目でした。代わりに朝陽の当たる小島を眺めて部屋へ。昨晩できなかった荷物整理をちょっとだけして,朝食へ。
 8:30,ドブロヴニク観光へ出発です。
ドブロヴニク(1)
 8:45,ドブロヴニク旧市街に到着。昨晩同様,ピレ門から入ります。やっぱり夜と昼ではずいぶんと印象が違います。ピレ門の上部には街の守護聖人ヴラホの像が彫ってあります。ヴラホの像は城壁内に51体あるらしい・・・探してみたい気もするがそんな時間はない(笑)
 旧市街に入ってすぐ右側にあるのが「オノフリオの噴水」・・・噴水というより蛇口・・・って感じ。しかもそれぞれの顔が口から水を出しているから・・・ちょっと複雑(笑)この「オノフリオの噴水」は,15世紀,ナポリの建築家オノフリオによって造られたものです。
 ドブロヴニク旧市街のメイン通り「プラツァ通り」は物凄い人です。大型船が入港していたから「もしかしたら・・・」と思っていたけど,不安的中!!って感じでした。

バスより,ドブロヴニクの城壁

ピレ門(撮影は午後)

守護聖人ヴラホの像

オノフリオの噴水

オノフリオの噴水

プラツァ通り-ピレ門方面を向いて-(撮影は午後)

プラツァ通り-時計塔を向いて-(撮影は午後)

ドブロヴニク(2)

 旧市街で最初の観光ポイントはフランシスコ会修道院。ピレ門を入ってすぐ,左側の建物です。14〜15世紀に建てられ,現在の建物は1667年の大地震の後に再建されたものだそうだ。
 入り口のドア上部には「ピエタ」像のレリーフが。十字架から降ろされたキリストの亡骸を抱く聖母マリアをテーマにしています。「ピエタ」とはイタリア語で「悲哀」を表す言葉だそうです。内部の回廊は物凄く良い雰囲気です。14世紀ロマネスク様式だそうです。
 また,内部には薬局があります。創業1317年。ここはクロアチア最古,ヨーロッパで3番目に古い薬局だそうです。かなり古そうな薬瓶や昔の処方箋なども展示されていました。残念ながら写真は撮影禁止でした。内部の様子を描いた絵葉書を買ったのに,・・・お釣りだけもらって物を受け取り忘れてしまいました・・・「急いでいたから」は事実だけど・・・「やっちゃった〜」って感じでした(笑)

ピエタ像

1667年の大地震前のもの

回廊

回廊の柱の彫刻
ドブロヴニク(3)
 フランシスコ会修道院を出て,プラツァ通りを真っ直ぐ行って突き当たりがルジャ広場です。正面が時計塔,左側がスポンザ宮殿,さらに周囲をよく見ると小さな噴水?があります。これが「オノフリオの小噴水」。最初に見た「オノフリオの噴水」に比べると確かにとっても小さい。でも,こちらの方がよくまとまっていて私好み。
 時計台は1444年に建てられたもので今でも現役,上部にはブロンズ製の鐘つき人が置かれています。
 スポンザ宮殿は1520年に建てられ,1667年の地震の被害を受けなかった数少ない建造物だそうです。下部のアーチが印象的なこの宮殿の外壁には守護聖人ヴラホの像がありました!!税関・賞品検査所・造幣局・財務省・文化アカデミーなどとして利用されてきた建物で,現在は公文書館だそうです。

オノフリオの小噴水

時計塔とスポンザ宮殿(左)

ブロンズ製の鐘つき人

スポンザ宮殿

スポンザ宮殿の守護聖人ヴラホの像
ドブロヴニク(4)
ルジャ広場でスポンザ宮殿と対面するようにあるのが,聖ローランドの像,聖ヴラホ教会です。
 聖ローランドの像は1418年製作のもの。ローランド像の右腕半分の長さは51.2cm。「ドブロヴニクの肘」と呼ばれ,当時の商売取引の際の長さの基準だったそうです。像の土台部分にもこの長さが物差しみたいに刻まれていました。
 聖ヴラホ教会は街の守護聖人ヴラホを祀っているだけあって旧市街の1等地?にドカンと位置しています。もともとはゴシック様式だったのが1667年の地震で崩壊,1715年にバロック様式で建てられたものです。当然,守護聖人ヴラホの像があります。ヴラホはトルコのシヴァスという街の司教だったが,316年に殉教したそうです。ミラノ勅令(313年)の後だからローマ帝国のキリスト教公認の後ですね。病気を治すことに優れた人だったそうです。

聖ローランドの像 

聖ブラホ教会

聖ブラホ教会の守護聖人ヴラホの像 
ドブロヴニク(5)
 次はドミニコ修道院の予定だったのが,あまりに混雑しているので後回し,城壁に上ることになりました。その前にトイレ休憩をかねて旧港へ。ここはロクルム島への船の発着場所でもあります。かつての海洋都市国家の港としてはビックリするほど小規模ですが,ここもまた,水が物凄くきれいでした。!!
 ドブロヴニク城壁には「ピレ門」,「ブジェ門」,「プロチェ門」,「海の門」の4つの門があるらしい。ここに来たときの通路が,「海の門」かな?と思うのだが,旧港にはもう一カ所,門(というか通路?)があったので,ちょっと分からない。この門にも人物が彫り込まれている。なにやら街を持っているみたいだから,この人も守護聖人ヴラホだと思う・・・多分。(守護聖人ヴラホはドブロヴニクの街を守っているということで,街を抱えて描かれるらしいのです。)

旧港からの聖イヴァン要塞

水がきれいです

旧港からの景色

ここは・・・「海の門」かな?

この人も・・・守護聖人ヴラホ・・・かな?
ドブロヴニク(6)

 そして,城壁です。有料で1周できます。反時計回りに1方通行です。今回は旧港付近から城壁に上り,ミンチェタ要塞を通り,ピレ門の辺りで降りるという半周でした。時間があれば午後の自由時間で,残りの半周を(同じチケットで回れるのです)と思っていたのですが・・・時間不足でできませんでした・・・残念!!!
 城壁からの景色については・・・もう言うことはありません。素晴らしい!!!の一言です。ドブロヴニクに来て,ここに上らないのは考えられないです。

城壁からのドミニコ会修道院

物凄い人です

大聖堂(中央),時計塔(手前左),聖ブラホ教会(手前右)

城壁の外側

フランシスコ会修道院とロヴリイェナツ要塞

ミンチェタ要塞

ミンチェタ要塞から見下ろす

ミンチェタ要塞からの旧市街とロクルム島

ミンチェタ要塞からの旧港方向の景色

城壁からフランシスコ会修道院方向

城壁からのオノフリオの噴水付近
ドブロヴニク(7)
 城壁からの眺めを堪能したら大聖堂の見学です。
大聖堂は第13次十字軍から帰国する途中,嵐にあったイギリスのリチャード1世を助けたことから彼の援助の元に建てられたそうです。が,この時のロマネスク様式の教会は1667年の地震で崩壊,現在の建物は1713年にバロック様式で再建されたものです。内部の主祭壇のティツィアーノ「聖母被昇天」(16世紀)や宝物館の手足や頭の形をした金銀細工の聖遺物入れ(聖人の遺骨を納めた物)など見所満載です。・・・聖ヴラホの遺骨が入った物まで・・・316年に殉教した人なのにねぇ。そんな古い骨がよく残っていたものです。
 でも,写真撮影禁止と言うことで写真は残っていません。

大聖堂
ドブロヴニク(8)
 大聖堂の次は旧総督邸の見学です。もちろん,ドブロヴニク総督が勤務した所です。6つのアーチの立派な建物です。柱には立派なレリーフが施されています。面白かったのは,この建物内部に「牢獄」があったこと。通称「竜の牢獄」。物凄い分厚い石で囲まれた,内部もとっても狭い牢獄でした。こんな所にいたら一気に息が詰まりそうな・・・凶悪犯専用の牢獄ということでした・・・納得。中庭にあった像は大富豪ミラ・プラツァト・・・彼は小麦商人で,銀行家で,慈善活動家で,全財産を共和国に遺贈したそうです。貴族の出身でないのに1663年に総督に選ばれており,これは当時としてはきわめて異例なことだそうです。独裁への懸念から個人の像を造ることが禁止されていたのに,この像だけが造られたそうです。

総督邸

アーチの柱頭

中庭

壁が手すりに掴まっています!

ドアをノックするやつかな?
 大富豪ミラ・プラツァトの像→

「竜の牢獄」入り口

「竜の牢獄」内部
ドブロヴニク(9)

 午前中最後の観光地はドミニコ会修道院です。城壁巡りをする前に行こうとして,人が多すぎて後まわしにした所です。
 外見は修道院というより城壁の一部みたいだったような・・・中に入ると・・・最初に行ったフランシスコ会修道院と同じようにとっても雰囲気の良い中庭があります。フランシスコ会修道院は14世紀ロマネスク様式でしたが,こちらは15世紀ゴシック様式だそうです。内部はイコンとか宗教画とか・・・いろいろなものが展示されていました

中庭

回廊

回廊の柱の彫刻
 中庭→

正面の十字架

ステンドグラスがきれいでした
内部→
ドブロヴニク(10)
 12:15,レストランPROTOで昼食です。ムール貝の山盛りが出ました。初めてでビックリしたんですが,他の人の話では「これが普通だよ」・・・そうなんですかぁ・・・まぁ,確かに貝殻が大きくて食べきれないという量ではなかったですけどね。
 下の3枚は午前中に撮影したプラツァ通りから入った細い路地です。やっぱり良い雰囲気です。ドブロヴニク旧市街の醍醐味の1つはこういう路地裏を散策することのような気がします。午後から時間があれば,もっとゆっくりと路地裏散策を楽しむつもりでしたが・・・時間がありませんでした。ドブロヴニクという街はいくらでも楽しみ方のある街です。
 何はともあれ,これで午前終了,午後は自由時間です。

大量のムール貝
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