9日目・午後(2008年8月10日)


スルジ山(1)

 午後の自由時間・・・最初に向かったのはスルジ山です。ここはドブロヴニク旧市街が見下ろせるビューポイントらしいのです。行かねばなるまい!!ということでピレ門からタクシーで向かいます。「地球の歩き方」には所要時間10分,200kn(4000〜5000円くらいかな?)ということだったので,タクシーに乗る前に運転手に聞いたら往復で200kn。予定の半額!!ということで行ってきました。途中でもビューポイントで止まってくれ,景色を十分に堪能しました。
 てっきり,写真でよく見るロープウェイ駅(廃墟)に行くのかと思っていたけど,連れて行かれたのはその隣の(砦みたいな)建物。着くとタクシーの運転手さん(体格が物凄く良い)が「着いてこい」とジェスチャーしてからドンドン中へ向かっていきます。ビクビクしながらついて行くと,中には知り合いらしき老人が・・・ちょっと会話して,さらに,階段をドンドン上へ進んでいきます。周りに人は誰もいないし・・・「そういえばタクシーはやけに安かったし・・・これは大丈夫だろうか?もしかして何か脅し取られるのか?」と思いながらビクビクついて行くと屋上到着。目の前には絶景が広がります。よく写真で見るのとは少しアングルが違うけど・・・物凄くきれいです。ついでにスルジ山の山腹が物凄い急傾斜なのもよく分かります。そして,内戦の時のドブロヴニクの被害の説明板の前で運転手さんは解説してくれます・・・帰りには別なビューポイントで再び写真ストップしてくれました。体格が物凄く良いタクシーの運転手さん,疑って御免なさい(笑)。14:50頃,旧市街到着
 ちなみに,旧市街からスルジ山頂まで歩いていこうとは考えない方がいいと思います・・・特に夏は。かなり疲れると思います。

スルジ山への途中から
・・・イトスギが邪魔(笑)

砦?の内部(屋上から降りるときに撮影。
前を歩いているのがタクシーの運転手)

旧市街とロクルム島(スルジ山頂から)

旧市街(スルジ山頂から)

新市街方向(スルジ山頂から)

旧市街(スルジ山頂から)

廃墟となったままのロープウェイ乗り場(スルジ山頂から)

内陸方向(スルジ山頂から)

スルジ山からの下山途中の場所から

スルジ山からの下山途中の場所から
スルジ山(2)
スルジ山頂の砦(?)の屋上から入り口まで降りていくと・・・再び運転手さんは入り口の老人と話をして,入り口と別方向へ歩いていきます。ついて行くと,そこは内戦時の資料館みたいな場所でした。砲弾・ライフル銃や多くの写真が展示されています。
 ついさっきまで観光していたドブロヴニク旧市街が炎に包まれ,廃墟になっています。知識として知ってはいたし,当時のニュースで見たはずだけど・・・やっぱりショックです・・・観光気分は一気に吹き飛びました。
 運転手さんも写真をじ〜っと見つめています。この人は当時の兵士だったのかな?と思いました。

内戦時のドブロヴニク被害の地図
(●が着弾点,上の画像をクリックしてください)
ロクルム島へ

 スルジ山頂から旧市街に戻って来ると,次はどうしようかな?と旧市街をブラブラ・・・砦の内戦資料館?で吹き飛んだ観光気分はすっかり戻っていました(笑)
 「よし,ロクルム島へ行こう」と決めて旧港へ。ロクルム島には山頂に砦,塩湖,ヌーディストビーチ,ベネディクト会修道院跡などがあります。夏のこの時期は30分程度の間隔で船が出ています。
 船から見る旧市街もなかなか素敵でした。約15分程度で到着です。16:05,ロクルム島到着

この船でロクルム島へ

旧港

旧市街とスルジ山
ロクルム島
 ロクルム島に到着したとき,船着き場で同じツアーのIさんとバッタリ。「山頂の砦からの景色がきれいだったよ」との情報をもらい,砦に行くことに決定。・・・が,山火事の危険有りということで途中から立ち入り禁止に・・・どうやらIさんが帰った直後に閉鎖されたらしい・・・残念!!迂回路も全部閉鎖,係の人が見張っているので撤退・・・適当にブラブラして帰ってきました。何かの遺跡や教会跡を見て,孔雀の放し飼いの中を通り抜け,塩湖で遊ぶ人を眺め・・・海岸の荒々しい風景は気に入ったけど・・・それだけ。ここに来るより城壁巡りや路地裏散策の方が良かったかな?というのが正直な感想です。・・・あくまでも個人的な感想ですけど・・・
 17:33,旧市街到着

ロクルム島到着

案内はしっかりしています

山火事の危険のため通行止め

何かの遺跡

教会跡

孔雀が沢山居ました

塩湖

海岸

海岸
ロヴリイェナツ要塞

 この日の夕食の集合時間は確か18:30。約1時間の残り時間です。城壁を廻るにはちょっと時間不足だし・・・で,思いついたのが旧市街・ピレ門から出てすぐのロヴリイェナツ要塞・・・「よし,あそこに行こう。」ということで行ってきました。ちょっと急な階段を上って行くと・・・チケットのチェックが!!チケットはここでは売っていなくて旧市街で売っているらしい・・・今から旧市街へ行ってくると完全に夕食に間に合わない!せっかくここまで来たのに〜とちょっと焦ったけど,話を聞くと城壁のチケットでいいらしい。ここでもチケット売ればいいのに〜と思いつつ,ホッとして無事入城。
 この要塞からの旧市街も素敵でした。

ボカール要塞

ロヴリイェナツ要塞

ロヴリイェナツ要塞へ上がる階段

大砲

旗”LIBERTAS(自由・・・かな?)”とスルジ山頂の砦?

ロヴリイェナツ要塞から

ロヴリイェナツ要塞から
夕食

 18:30,集合場所に行ってみると何と添乗員さんと自分を含めて3人だけ(笑)他の皆さんはそれぞれで夕食だそうです。
 夕食の場所は旧市街の「Ragusa2」。メニューはいろいろとみんなで悩んだ結果,写真のような感じになりました。美味しかったです。
 ちょっと残念だったのは,せっかく石畳の道にテーブルが並べてあったのに室内で食事したこと・・・個人的には外のテーブルが良かったです。でも,「外は暑い!」という意見があって・・・一人でもそう感じるのなら中の涼しい所を選ぶべきでしょうからねぇ・・・
夜のドブロヴニク

 夕食後,20:30,再び旧市街の散策へ。この日がドブロヴニク最後の晩で,明日の朝は「3:30」にモーニングコールなのです!!ということで,今後は「深夜1:00頃まで旧市街を散策,ホテルに戻り,荷物整理,そのまま徹夜で空港へ。帰国の飛行機の中で爆睡」と計画していたのです(笑)ということでドブロヴニク最後の晩を思う存分堪能しました。たっぷりとアイスクリームも食べました(笑)
 0:45頃,ホテル到着。
番外

 昨晩同様,この日もフランシスコ修道院の外壁にへばりついた女の子がいました・・・この子は物凄い余裕です。そして,台の上に乗ったまま,大勢の人が注目している中で,服を脱ぎ着替えてしまいました・・・もう,ボーゼン(笑)何故,わざわざ大勢の人の注目の中で?疑問を残したまま,笑顔で満足げに去っていきました。(笑)
 下はドブロヴニク旧市街で見かけた人やネコです。

この人は何かを売っていました。1ユーロ。

民族衣装というか布?を売っていた人

この二人は・・・何だったかな?

城壁の上で見かけた兄妹

楽器を弾いていたおじいさん

旧総督邸で寝ていたネコ・・・気持ちよさそうです
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