4日目(2004年8月30日)
 この日は南部アイスランド(スコゥガフォスの滝,セリャランドスフォスの滝,ミールダールスヨークトル氷河)の観光です。

スコゥガフォスの滝

 最初の目的地はスコゥガフォスの滝。エイヤフィヤトラヨークトル氷河を起源とし,スコゥガアゥ川から約62mの落差を一気に流れ落ちるシンプルかつ,美しい滝です。今回の旅行で最も気に入った滝です。滝の右側につくられた階段を上って滝上の方へ行くことができますが,この階段が結構,急傾斜できつかったのを思い出します。でも,上からの景色も素敵でした!
 このHPは「地学切手のページ・別館」です。本館はもちろん「地学切手のページ」。私が集めてきた地学関連の切手を展示してあるページです・・・が,こちらのページ,何となくメインは「滝巡り」の方にシフトしてしまっています(自分ではそういうつもりはなかったんですが・・・いつの間にか(笑),地学切手の手を抜いているわけではありません!念のため(笑))・・・もともとインドア派の私が,気が付けばすっかり滝巡りににはまりこんでいます(笑)・・・・・・実は私を滝に引きずり込んだのが,この「スコゥガフォスの滝」なのです!!遙かな高さからゴウゴウと流れ落ちる大量の水のカーテン,そのシンプルな姿に一発で惚れ込んでしまいました。是非是非,再訪して一日じっくりと過ごしたいものです。
 「ノルウェー人のスラージはこの滝の裏側に宝物を隠した。それを聞いた男たちが,宝を発見,宝の入った長持ちを滝から運び出そうとした時,長持ちの取っ手が壊れて,宝は長持ちごと滝の中へと落ちていった。そして,それ以降,見つかっていない。」という言い伝えがあるそうです。この取ってはスコゥガル民俗博物館に保管されているそうです。

エイヤフィヤトラヨークトル氷河と牛

スコゥガフォスの滝・全景1

スコゥガフォスの滝・全景2

二重の虹が架かっています

落ち口より

落ち口

上流部

下流の平野部
ディルホゥラエイ
 時間に余裕があったので予定になかったディルホゥラエイへも行くことになりました・・・ラッキー!!舗装していない狭い悪路の坂道をバスでひたすら登っていきます。ツアーの参加人数が18人で小型バスだったので登れたが,大型バスだったら無理だったそうです。運が良かったのでしょう。着いた所はアイスランドの最南端,120mの断崖絶壁でした。絶景が一面に広がっているのですが,高所恐怖症の身には少々怖かったです(笑)・・・が,せっかく来たのだからと周囲を見て回りました。南の方角(かな?)に大きな穴のある絶壁がありすぐそばの岩は象の形に見えました・・・通称「象さん岩」だそうです。
 絶壁の下に見える海岸線・・・砂浜は真っ黒です。何かで呼んだことがある気がするのですが・・・忘れてしまいました(笑)

灯台

穴のある絶壁と象さん岩

すぐそばの砂浜は真っ黒です

 岩柱群レイニスドランガルが彼方に見える
ミールダールスヨークトル氷河
 午後からはミールダールスヨークトル氷河の観光です。スノートラック(っていうのかな?)に乗って氷河まで運んでもらい,そこからさらに何だかよく分からない乗り物に引かれて氷河の上を目指します。最初は視界も良く周囲の景色を堪能していたのですが,どんどん天気が悪くなり,視界も悪くなっていきます。が,どんどん進んでいきます。削り取られた氷河の粒が顔に当たって痛い,それでも,どんどん進んでいきます。ようやく止まったと思ったら,寒く,視界の悪いその場で氷河に関する説明が始まってしまった。その後,無事,出発点に帰ってきた時には本当にホッとしました(笑)。氷河って本当に寒いんだ〜〜と実感・・・
 ちなみにここの氷河この数年間で5kmほど後退しているそうです。どうりで周囲のモレーン地帯が異常に広いはずです。地球温暖化を実感した瞬間でした。
 

スノートラック

この乗り物に引かれて更に先へ進みます

 氷河の末端付近

ミールダールスヨークトル氷河の風景

どんどん視界が悪くなった。

氷河の末端に広がるモレーン地帯

セリャランドスフォスの滝


 最後の目的地はセリャランドスフォスの滝。エイヤフィヤトラヨークトル氷河を起源とし,セリャランドスアゥ川から流れ落ちる,落差40mの滝。ガイドブック等では「絵のように美しい滝」と表現されているので,静かなおとなしい滝をイメージしていましたが,非常に水量が多く,激しい滝でした。この日は風も強く,流れ落ちる水が強風で横に流されていました。この滝は裏側に小道があり,裏から滝を見ることができることで有名です。しかし,降り出した雨と,滝の水しぶきで小道を一周した時はすっかり濡れてしまっていた。この滝へ行く時はレインコートが必需品です!!傘では意味がない!

 そして,雨の中,レイキャヴィクへと戻り,RADISSON SAS SAGA HOTELに到着です。このホテルは最初の2日間泊まったホテルですが,今回は部屋が変わりました。前に止まったときよりも綺麗な部屋です。ラッキー!!下の写真は「この日に買ったファンタ(青リンゴ)とミネラルウォーター。ファンタのペットボトルは面白い形をしている。でも持ちやすい形だった。」・・・「」の中は2004年,最初にこの旅行記をアップしたときの文章です。今では日本でもこの形が普通になりました・・・特に珍しいペットボトルでもないのですが載せたままにしておきます(笑)。

セリャランドスフォスの滝・全景

滝の裏側の小道

横から滝壺を見下ろす。

滝の裏側の小道からの眺め

ホテルの部屋

ファンタとミネラルウォーター
inserted by FC2 system