5日目(2017年8月8日)

起床
 目が覚めたのは3:00頃でした。しばらくゴロゴロした後,「星空撮影をしよう!」と蚊対策・カメラ等の準備をして,3:30,外に出ると一面の薄雲・・・残念!。その後は読書で時間を過ごしていました。途中,5:00頃,外にでみましたが,やっぱり曇っていました。
 5:40,朝食。

(3:37)曇っていました。

宿泊した建物

ホテルの敷地内

蚊帳を張ったベッド

部屋
大ツィンギーへ
 集合は7:15くらいだったと思います。ガイドのマークさんが朝早くから国立公園のチケットを買いに行ってくれた(どうも有り難う!)のですが,意外に時間がかかってしまい,結局ホテル出発は8:00でした。
 大ツィンギーへはここからさらに約1時間4WDを走らせます。道は前日と同じような荒れ具合,ただ,ちょっと石が多いかな?って印象です。9:00,大ツィンギートレッキングの出発場所に到着です。現地ガイドのシャルルさん,ザフェーラさんと合流して,トレッキング準備をします。・・・ハーネス装着です。普段滝巡りで使っている簡易的な物じゃ無くて,結構本格的です。ちょっと気合いが入ります。

大ツィンギーへはこんな道が続きます。

大ツィンギーへはこんな道が続きます。

途中,川を渡ります。

ハイキング出発地点到着

これは,何だったかな?
トレッキング開始
 ツィンギ・デ・ベマラハ厳正自然保護区は,1990年に世界自然遺産に登録されたそうです。添乗員さんの旅日記によると,ツィンギーとは「つま先立ち歩き」つまり「先の尖った」と言う意味だそうです。石灰岩の侵食地形で,雨が降っても尖った岩と岩の隙間に吸収されてしまうため,乾燥に強い植物しか育たず,また,周辺には90種類の鳥類をはじめ,は虫類やキツネザルが生息しているそうです。
 9:20,トレッキング開始です。すぐに森ゾーンに突入です。すぐに,ガイドさんがイタチキツネザルを発見,背中しか見えませんが,一気にテンションが上がります!・・・ちなみに,この時まで,キツネザルにはあまり興味がありませんでした(笑)。

トレッキング地図

トレッキング出発です

すぐに森の中に入っていきます。

トカゲ

イタチキツネザル
キツネザル次々!
 そして,すぐにベローシファカ登場です。樹上,木々の枝が邪魔してよく見えないのが残念です。木から木へ飛び移ります。ベローシファカと言えば横っ飛びが有名ですが,樹上では,期待できません。でも,夢中になってその姿を追いかけていました。
 現地ガイドさんの手招きに従い,ほんの少し,木々の中へ入っていくと何かいます。キツネザルみたいです・・・ジッと動かず,時々こちらを見ています。夢中になって,写真を撮り,しばらく眺めていました。マークさんに写真を見せると,「チャイロキツネザルいた〜!3種類全部見れましたよ!皆さん運が良いです!」とのこと。それにしても,「よく,こんなにキツネザルに気付くな〜」とガイドさんにビックリです!
 大ツィンギーハイキング・・・なかなか楽しいぞ!と思い始めていました(笑)。

ベローシファカ

木から木へ飛び移ります。

ベローシファカ

チャイロキツネザル

チャイロキツネザル
奥へ・・・
 そして,森の中を進んでいきます。時々,侵食され針山の片鱗を見せる石灰岩を見ながら,ゆっくりと歩いて行きます。ほぼ平坦だった道は徐々に傾斜がついていき,そして,両手を使ってよじ登る場所も現れてきます。そして,森の中に入って約30分,洞窟みたいな場所に到着。ワイヤーが張ってあります・・・特に問題無さそうな印象でしたが,ガイドのマークさんの「必ずハーネス使ってください」の言葉に,ハーネス初使用です(笑)・・・ハーネス区間を終えて振り返ってみると・・・深く切れ落ちています・・・確かにハーネス使わないと万一の時,シャレにならない場所でした。そして,進行方向,目の前には梯子が設置してありました・・・

先へ進みます。

こんな場所もあります。

緩やかな上り道が続きます

洞窟?へ進みます。

ハーネスを使って注意して進みます。

振り返るとこんな感じです。

そして,登りが始まります。
針山の上へ!
 いよいよ針山ゾーンへ突入です。梯子を登り,ほぼ垂直の壁を登って行きます・・・と言っても,ルートには,階段のように,しっかり岩が打ち付けてありますので注意していれば問題ありません。ハーネスで安全を確保しながら,一歩一歩丁寧に,登って行きます・・・緊張の時間です。そして,正面にツィンギーの針山が聳えているのが見えました!感動の瞬間です!でも,展望台はまだ上です・・・丁寧に登り続け,展望台に到着!と思ったら,先客大勢です・・・しばらく順番待ちでした(笑)。そして展望台に上って広がる景色は・・・見渡す限りの針山!絶景!の一言です!

梯子を登って行きます。

ほぼ垂直の崖を登っていきます。

ルートには平らな石が打ち付けてあります。

ツィンギーの針山が見えました!

展望台から見下ろすと,ルートはこんな感じです。

第1展望台からの景色
第2展望台へ
 第1展望台からの景色を堪能したら,針山の間に付けられた細い道を辿り,第2展望台を目指します。トゲトゲの岩の間を歩くのがまた楽しい・・・景色も飽きません。第2展望台目指してドンドン進みます。

針山の間の細い道を辿ります。
吊り橋!・・・そして第2展望台
 そして現れたのが「弱々しい」の一言が似合いそうな頼りない吊り橋です(涙)・・・しかも,結構高い。高さ70mだそうです(涙)。安全のため,ハーネスを付けて,1人ずつゆっくりと丁寧に渡ります・・・揺れます!スリリングです!そして,対岸に到着・・・ホッとして先に進むと・・・もう一つ吊り橋が!思わぬフェイントにちょっと苦笑いでした(笑)。とりあえず,こちらは高さも無いし,短いしで問題なくクリヤー,でも,第2展望台前は,渋滞です(笑)。第1展望台より狭いかも・・・みたいな印象の場所ですので,順番待ちの人が思い思いに過ごしています。休憩を兼ねて,ゆっくり過ごし,第2展望台の景色を満喫です。

吊り橋登場!

1人ずつ渡ります。

二つの吊り橋

順番待ちの時間に。

奥に見えるのが第2展望台

第2展望台からの景色
帰路
 第2展望台からの景色を満喫した後は帰りです。針山の間に付けられた道を辿り,梯子を使って下り,出発場所を目指します。この辺りで,体の不調を感じ始めていました・・・日本国内で滝巡りをする際に,急に体調がきつくなる時があるのですが(私はこれを「ガス欠」と呼んでいます),この「ガス欠」症状が起こりました(涙)・・・きついです!一歩一歩,踏み出すのもやっとの状態です。・・・バテバテになりながら,頑張っていると,カメラのPLフィルターが外れ,岩と岩の間,深い所に落ちていきました・・・「アッ!」と思った時はすでに遅しです。買ったばかりのPLフィルター紛失の瞬間でした。こんなこともありながら,バテバテの状態で進んでいきました。

針山の間を進みます。

来た道を振り返る。

狭い穴をくぐり抜けます。

梯子を登ります。

黙々と歩いて行きます。
ニシジカッコウ・・・そして再びキツネザル登場
 森の中に入っていくとすぐにニシジカッコウ登場です。全く逃げません・・・私たちの前を通過していきます。夢中になって写真を撮っていると二羽目登場です(笑)。私たちが歩き始めると,ニシジカッコウは去って行きました。
 そしてしばらく森の中を歩いているとブラウンキツネザルが登場,そのすぐ先ではベローシファカ登場です。さらにその先では親子のベローシファカ登場です。ちょっと,見づらかったのが残念でした。こんなに多くの生き物に出会えるとは思っていなかったので大興奮です!バテバテの筈なのに,疲れを忘れて眺め,写真を撮っていました(笑)。そして,歩き始めると,すぐにバテバテ状態が復活しました。
 13:50,出発地点到着。ちょっとだけトイレ休憩をしてホテルへ向けて出発です。

ニシジカッコウ

ニシジカッコウ

ニシジカッコウ

ブラウンキツネザル

ブラウンキツネザル

ベローシファカ

ベローシファカ

ベローシファカ(親子)

ベローシファカ(親子)
ホテル到着
 多分,15:00頃,ホテル到着だったと思います。すぐに昼食です。メニューは山盛りのサラダ,チキンロースト,サラダフルーツ。食後は自由時間です。このツアーで初めてのゆったりとしたひとときです。プールで泳いだ人もいるらしいですが,バテバテの私はひたすらベッドの上で倒れていました・・・ちなみに,「夕食前にガイドのマークさんの案内でナイトサファリをしましょう!18:00に希望者は集合してください。」と言う提案があり,喜んで参加希望を表明しました。

ホテル到着

サラダ

チキンロース

入り口のプレート

部屋の中

ナイトサファリ

 18:00,窓から添乗員さんの声が聞こえてきました。「Tさ〜ん,時間ですよ〜」・・・ハッ!と目が覚めました。17:45までは意識があったのですが,眠ってしまっていたようでした・・・大急ぎで準備して集合場所へ行くと,まだ,私が最後では無かったみたいでした。みんな疲れていたみたいです(笑)。希望者のみ参加のナイトサファリでしたが,全員参加していたような気がします。
 18:10,ナイトサファリ出発です。活気あふれる,というか,ゴミゴミとしたベクパカの町を抜け,少し進んだ所で,4WDを降り,ナイトサファリ開始です。マークさんが山道に入っていきドンドン進んでいきます。辺りはすでに薄暗く,懐中電灯の光無しでは足下もよく見えません。足下は当然未舗装,凹凸の激しい道(?)です。昼間でも注意しないといけないような道(?)をマークさんは走るように進んでいきます。遠くを光で照らしながら,足下はほとんど見ていないようですが,私たちより遥かに速いです。そして,次から次にカメレオンやキツネザルを発見します。マークさんが,「そこにカメレオンいますよ」,「そこ,キツネザルの目が光っているでしょ」と教えてくれても,なかなか私たちには分かりません。それでも,マークさんのフォローで,沢山のカメレオンを見ることができて大満足でした。ちなみに,マークさんだけがネズミキツネザルを何度も目撃市ました・・・いくら説明されても,私たちにはネズミキツネザルは分かりませんでした(笑)。3日目,アンツィラベからムルンダヴァへ向かうバスの中から,カメレオンを見つけることができたのも納得!って感じでした。
 あと,「足下,サソリがいることがあるから注意してくださいね」の注意はちょっとだけビビりました(笑)。

カメレオン1匹目

カメレオン2匹目

ここにキツネザルがいる(目が光っている?)らしいのですが,写真で見ても,全く分かりません。

カメレオン3匹目

カメレオン4匹目

カメレオン5匹目

カメレオン6匹目

カメレオン7匹目

カメレオン8匹目

カメレオン9匹目

カメレオン10匹目
夕食,就寝
 ナイトサファリからホテルに到着したのは19:30でした。すぐに夕食です。メニューは野菜のクリームスープ,えびのソテー,アイスクレープ。この日はE旅行社恒例の「そうめん」の日でもありました。やっぱり,「そうめん」の日はホッとします。夕食を終えて,外に出ると,南十字が輝いています。写真撮影にチャレンジしたのですが,なかなか,うまくいかずに断念でした。
 南十字と大・小のマゼラン雲を写真に収めることができなかったのが,このマダガスカル旅行唯一の心残りでした。次に南半球に行くことがあれば,必ず写真に収めようと考えています。
 この翌日はベクパカからムルンダヴァへ,またもや長時間移動です。荷物整理をして,22:00,就寝となりました。

食堂の壁に張り付いていたヤモリ

そうめん

野菜のクリームスープ

えびのソテー

アイスクレープ
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