6日目(2016年8月12日)

起床・星空観測
 目が覚めたのは5:00でした。外に出ると満天の星空です!思わず「おおッ!」と声が出ていました。しばらく眺めていると,結構流れ星が流れます。さすが,ペルセウス流星群!ツーリストキャンプ内をあちこち移動しながら,写真を撮ったのですが・・・星空の写真は難しいです。満足できる写真はほとんど撮れていませんでした(涙)。そしてオリオン座が昇り,次第に東の空が明るくなってきました。日の出です。朝日に照らされた景色はとにかく綺麗です!でも寒かったです。
 8:00,朝食。おかゆが出ました・・・ホッとしますね〜

東の空が明るくなってきました。

日の出は近いです。

日の出です。

遠くの山脈が照らされています。

ゲルも赤く染まっています。

朝食はおかゆが出ました。
モルツォグ砂丘へ(1)
 9:00,車3台に分乗してキャンプ場を出発。見えるのは,360°ほぼ地平線で1方向だけ遠くに小さく山脈が見えるのみです。時々,馬・ラクダが放牧されています。その度に写真を撮りやすいようにスピードを緩めてくれます。標識も何も無い,何処まで行っても同じような景色の中を,タイヤの跡だけを頼りによく走れるものです。走ること約40分,先行する2台が停車しているのが見えました。
 9:40,写真ストップです。広大なステップ草原が広がっています。見事な,とにかく見事なとしか言いようがないような絶景です!
 9:50,写真ストップ終了,出発です。


ラクダ

先行する2台が止まっています。

写真ストップです。

絶景です!

絶景です!

絶景です!
モルツォグ砂丘へ(2)
 車は再び地平線の中を走ります。遠くに湖(?)が見えてきました・・・緑の中の青がとっても綺麗です。湖の周囲には馬・ラクダが沢山いるみたいです。車はちょっとだけ近づき,写真を写しやすいように向きも変えてくれましたが,とにかく遠いので,何枚か写真を撮ったらすぐに出発となりました。
 10:25,2回目の写真ストップです。今度はラクダの群れです。放牧された沢山のラクダが列をなして草を食べながら近づいてきて,目の前を通り過ぎていきます。これだけの数のラクダが近くを通り過ぎると異様な迫力です(笑)。
 10:35,2回目の写真ストップ終了です。

遠くに湖が見えてきました。

沢山の馬やラクダがいます
モルツォグ砂丘到着
 次第に周りの景色は「土」と低木が目立つようになり,遠くに砂丘が見えてきました。ラクダに乗って観光している人達もいます。10:55,モルツォグ砂丘到着です。
 添乗員さんの旅日記によると,南ゴビには約33カ所砂丘があり,その中でダランザドガドや空港・今回宿泊中のツーリストキャンプから1番近い砂丘がこのモルツォグ砂丘だそうです。南ゴビは国内で最も風が強く,その影響で砂丘も少しずつ移動しているそうです。砂丘の周辺に生えている低木は根が20〜30mもある砂漠地帯特有の植物で「ザク」という植物だそうです。

「ザク」の木

ラクダに乗って観光しています。
モルツォグ砂丘(1)
 早速砂丘の上に上がります。斜面に付いた風紋が綺麗です。砂丘の上に上がると,いきなり,子供が遊んでいます・・・砂に穴を掘って楽しそうに埋まっています(笑)。写真を撮っておけば良かった・・・ちょっとだけ後悔です(笑)。上からの景色はこれまた絶景です。ザクの木の間に砂丘が点在している様子がよく分かります。上からの景色を堪能したら,砂丘の斜面を下って砂丘の下へ・・・意外と簡単に降りられました(笑)。下から見上げると意外に大きく感じます。そして,再び上がります。砂丘を十分に堪能しました(笑)。

砂丘の上に上がってきました。

風紋が綺麗に付いています。

砂丘の上からの景色

砂丘の上からの景色

斜面を下って砂丘の下へ。

下から砂丘を見上げる。

再び砂丘の上へ。

ツアー参加の皆さん
モルツォグ砂丘(2)
 11:35,近くのゲルへ向かいます。遊牧民の民家ゲルです。ラクダの乳製品でもてなしていただきました。味は・・・なかなか刺激的でした(笑)。そして,ここにいた子供は砂丘の上で楽しそうに砂に埋まっていた子です・・・ここの子供だったんだね〜(笑)。こちらのお宅は家畜としてラクダのみを所有しているとのことです。約70頭のラクダを所有し,そのうちの約50頭は常に放牧しているそうです。
 ラクダの毛でロープ編みの体験をしたり,フェルト製品などの販売があったりで時間が過ぎていきます。そして,希望者はラクダ乗りの体験です。

ラクダの乳製品

ゲルの中はこんな感じです。

フェルト製品などの販売がありました。
モルツォグ砂丘(3)
 ラクダ乗り体験は全員が希望したと思います。2つのグループに分けてラクダに乗ることになり,私は最初のグループでした。ラクダはフタコブラクダです。ヒトコブラクダはチュニジアやモロッコで乗ったことがありましたが,フタコブラクダは初めてです。こぶとこぶの間に座って,こぶを掴んでバランスをとります。こぶは脂肪の塊で柔らかく,鞍もありません。ヒトコブより乗りやすいと思っていましたが,意外に乗りにくいです。近くの小さな砂丘の上まで行って,ぐるりと一周。時間的に10分程度,アッという間のラクダ乗り体験でした。私が乗ったラクダ,ストレスだったのかな,その後,つばをバァッと吐きかけていました。

ラクダに乗って

ラクダの上から

小さな砂丘の上で記念写真

このラクダに乗りました。

つばをバァッと吐きかけていました。
昼食へ
 次のグループのラクダ乗り体験が終わって小休憩をした後の12:40,モルツォグ砂丘を出発,昼食に向かいます。昼食はゴビインバヤンブルドツーリストキャンプ2のレストランゲル・・・宿泊しているツーリストキャンプと同系列だそうです。
 目的地に向かい車を走らせていると,遠くの景色がなんだか変です。逃げ水が見えています。ここでは「砂漠の蜃気楼」と言うみたいです。
 13:30,レストラン到着。メニューは春雨サラダ,ワカメスープ,チキンカレー,チョコレート・・・でも私はベジタリアンメニューです(笑)。昼食を終えて,ここで日本への絵葉書を投函,14:30,次の目的地バヤンザクへ向かいます。

もう見慣れた景色です。

「砂漠の蜃気楼」

「砂漠の蜃気楼」

レストランゲル

ベジタリアンメニュー
バヤンザク
 14:45,バヤンザク到着です。バヤンは「豊か」,ザクは「ザクの木」の意味で,「ザクの木が豊かな土地」の意味だそうです。見渡す限りの緑の大地に赤い岩が露出しています。ここは1923年,アンドリュース率いるアメリカの発掘調査隊が恐竜の卵を発見した場所として知られています。恐竜の卵が初めて発見されたこの場所に私はちょっとした憧れを感じていました・・・が,普通の人は違ったようです。時間的に20分くらいかな?遠くから崖を眺めるのみでした。・・・せっかくなのでもっと近づきたかったです(涙)。
 15:05,バヤンザク出発。

バヤンザクの雄大な景色

赤い岩・アップ

遙か遠くに車が停まっています。

ここでも「砂漠の蜃気楼」が見えました。

ここでも「砂漠の蜃気楼」が見えました。
農場立ち寄り
 15:15,個人農園に立ち寄りです。降水量が少ない南ゴビとは思えないほど緑豊かな場所です。水は井戸水を使い,約30種の野菜を栽培しているとのことでした。ニンジンをもらい,生のままでかじりました・・・美味しい!ちょっとビックリです(笑)。この農場の子供かな?も美味しそうにニンジンを食べていました。その姿が無性に忘れられません。
 15:35,個人農場出発です。

農場の入り口には毛皮?が掛けられていました。

農場

農場

説明を聴きます。

農園の子供

農園の子供(カーソルを合わせてください)
ツーリストキャンプ到着
 車はツーリストキャンプ目指して走ります。馬やラクダが放牧されています・・・もう,見慣れた景色ですが,やっぱり見入ってしまいます(笑)。
 16:00,馬の群れに遭遇して写真ストップです・・・でも私の目は緑の地平線と空の青,雲の白の美しい景色に釘付けでした。
 17:00,ツーリストキャンプ着。この日,歩いた距離はほんの僅かでしたが,ダートの道をグングン突き進む車は揺れも激しく,結構疲れました。この日は砂丘で遊んだため,靴や靴下には細かい砂が入り込んでいました・・・速攻でシャワーを浴びて,後は時々散歩に行きながら,基本,ゲルの中でゆっくりと休んでいました。

馬の集団

写真ストップの時に撮影

写真ストップの時に撮影

この景色は忘れられません。

ツーリストキャンプにて

ツーリストキャンプにて
夕食〜就寝
 19:00,ツーリストキャンプのレストランで夕食です。メニューはサラダ,焼鳥,牛肉の焼き肉,ご飯,ポテト,チョコレート・・・でも私はベジタリアンメニューです(笑)。夕食後はそのままレストランで談笑,20:30,夕方の散策に出発です。目的は夕焼け,前日と同じポイントに向かいます。前日のような燃えるような夕焼けには及びませんでしたが,この日もなかなか綺麗な夕焼けで満足でした!
 日の入りは,21:00頃でした。雲が多かったので星空観測は夜中以降に期待するとして,日の入りの後はゲルの中でゆっくりとしていました。
 23:00,就寝。

ベジタリアンメニュー

今日も牛が草を食んでいます。

この時が綺麗でした。
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