3日目(2015年8月7日)

朝の散策
 目が覚めたのは3:30でした。前日,部屋に辿り着くなりバタンキューで爆睡,シャワーや着替えどころか靴下さえも履いたままで,ベッドに倒れ込んで寝ていましたので,さすがにこれでは・・・と,思いつつ,20分ほどボーッとしてからようやくシャワーを浴びて,荷物整理・・・したと思ったら,4:30,再び睡魔に襲われ爆睡となりました。再び,目が覚めたのは5:30でした。
 5:30,早速,朝の散策に出発です。とりあえず,前日歩かなかった方向に歩いてみよう!と特に目的地も無くフラフラと歩いて行くと,なにやら派手めな,見ようによっては和風?なデザインの建物があったりでこれはこれで楽しかったです(笑)。

まだ誰も歩いていません。

ちょっと派手な建物。斜めから。

デザインの配置もちょっとオシャレかな(?)
←ちょっと派手な建物。正面から。

教会

ちょっとだけ坂道を上がっていきます。

再び教会

墓地
ホテル到着〜出発
 6:40,散策からホテルに帰り着いたのは6:40でした。すぐに朝食です。前日と同じようにヨーグルトとジャガイモ,ブラウンチーズばかり食べていました。ちなみに,水・炭酸水・ジュース類も朝食時にペットボトルに自由に詰めて良いとのことでしたのでペットボトル4本に詰めてしまいました・・・なんて良いホテルなんだ(笑)。
 8:15,ホテル出発。この日はハダンゲルフィヨルド沿いをドライブしながらロフトフースへ向かう,という実質として移動日です。2年前と全く同じコース,2年前のこの日は,特に心残りも無かったのですっかりリラックスモード・・・今にも雨が降り出しそうな天気ですが,全く問題なしです(笑)

ホテル前の通りにあった像
ボクナフィヨルド横断
 天気は悪く,視界は悪い中,まずは,海底トンネルを2カ所通過してモルタヴィカ港へ向かいボクナフィヨルドの横断,アルスヴァゲン港を目指します。
 8:50,モルタヴィカ港に到着。フェリーの出発を待つ人達が立ち話をしていますが,バスの中で待機です。前回はバスから降りて景色を楽しみましたが,今回は天気が悪いので,バスから降りる気にもなりませんでした。と言っても,今回はフェリー出発が9:00でしたので,もともとそんな時間はありませんでしたが(笑)
 9:00,モルタヴィカ港出発。下にこの時の,今回の写真と2年前の写真を載せます。フィヨルドの景色って,晴天時と曇天時では全く違いますね〜

バスから

フェリーの出発を待つ人達

フェリー内の様子

モルタヴィカ港出発

2年前の写真
ハダンゲルフィヨルドドライブ
 9:25,アルスヴァゲン港に到着。バスはハダンゲルフィヨルド沿いのナショナルツーリストルートを北上して行きます。バスから見えるのは,今にも雨が降り出しそうなドンヨリとした空・・・ちょっと残念ですが,天気ばかりは仕方が無いですね。ただ,この辺りで何となく,今回の旅行,2年前と天気が反対だな〜などと感じていました。前回はプレーケストーレンにいた時に突然の大雨,今回はプレーケストーレンにいる時だけ青空,スタヴァンゲル旧市街観光は前回晴天,今回は曇天,そして,この日,午前中,前回は晴天でしたが,今回は今にも雨が降り出しそうな天気です・・・この分なら前回雨に降られたこの日の午後,ロフトフースは今回は晴天だな(笑)などと考えていました。
ラング滝
 バスはドンドン北上します。天気は良くなるどころか,ドンドン悪くなっていきます。見えていたフィヨルド対岸もほとんど見えなくなってきました(涙)。
 11:15,ラング滝に到着。落差612mの巨大な滝です!しかし,この時,ついに雨が降り始めました・・・ラング滝からの水飛沫と雨粒,カメラを上に向けるとアッという間にレンズが濡れてしまいます(涙)。すぐそばの売店の辺りで雨宿りしながら見上げるのみです。しばらくすると雨は小降りになってきましたので行動開始です。滝の近くでの撮影は諦めて,階段を下りて下部を含めての全景撮影に専念としました・・・気がつけば30分(だったかな?)のバス,駐車のタイムリミットギリギリの時間になっていました・・・楽しい時間はあっという間です。

対岸はあまり見えなくなりました。

対岸はついに見えなくなりました(涙)

ラング滝全景
ラング滝→

ローテ滝

 12:05,ローテ滝に到着。直前に落ちているエスペランズ滝は前回,結構満足いく程度に堪能したので,「今回はごめんなさい!」って感じで,今回はローテ滝に専念です(笑)。落差165m,2つの流れが,大きな岩を取り囲むように激しく合流,凄まじい水飛沫をたてています!前回よりも水量が多いような感じです・・・ついでに観光客も(笑)。正面からは激しい水飛沫と多くの観光客で,とても写真が撮れる状況ではありません・・・と言うことで,売店横の道を辿りちょっとだけ上流方向へ行ってみました(勿論,道有りです)。・・・実は前回,この道に入っていないのでちょうど良かったです(笑)。左の流れが目前に迫り,かなりの迫力です!・・・でも,その分,水飛沫はより激しく,撮した写真はほとんどが没!になってしまいました。
 そして,このローテ滝を見ている間に,時折,青空が見え,太陽光が差し込んでくるようになってきました!太陽光に輝くこの滝は豪快な迫力の中に美しさがあり,本当に素晴らしかったです!残念ながら,この素晴らしさを伝えられる写真を写す腕が私にはありませんでした。
 ちなみに,前回のこの日は,ローテ滝付近を境に晴天から曇天,雨へと変わっていきましたが,今回は,曇天・雨だった天気がこのローテ滝で青空が見えてきました。やっぱり,前回の旅行と正反対の天気だな〜と思いながら,ローテ滝を後にしました。

ローテ滝・全景

ローテ滝・左の流れに接近して。

青空が見え,太陽光が差し込んできました。
オッダの町にて
 12:50,オッダの町に到着。この日はプレーケストーレン登山の予備日だったので,昼食は弁当です。オッダの町でフィヨルドを見ながらの昼食の予定でしたが,ベンチは雨で濡れています。仕方なく,バスの中で昼食です。昼食後,オッダの町を散策。雨上がりの町,まだ,雲が晴れきっていませんが,それがまた町を美しく見せています。決して大きな町では無いですが,この付近では一番,町らしい町のようです。とりあえず何枚か絵葉書を購入,インフォーメーションセンターで「フィヨルド ノルウェー旅行ガイド2015」をもらって,後は海沿いをブラブラしていると集合時間となりました。
 オッダと言えば,フィヨルドの絶景ポイントの一つ「トロルトゥンガ」へのツアーの起点となっている町です。「往復8〜10時間,トロルトゥンガへのハイキングは挑戦だ。毎年,遭難ハイカーの捜索・救助活動が後を絶たない。」と「ノルウェー旅行ガイド2015」に記載されている場所ですが,いつか,チャレンジしてみたいですね〜
 ちなみに,この日は弁当でしたが,2年前は普通にレストランで昼食でした。2年前も,本来弁当の予定だったのですが,それが何故,レストランでの昼食に変更になったのか,どうしても思い出せずモヤモヤしています(笑)

トロルトゥンガ(トロルの舌)
(ハダンゲルフィヨルドパンフレット表紙から)

この辺りにバスを停めて昼食をとりました。

オッダの町

オッダの教会

馬・・・何故,こんなに立派な馬の像が?

出発直前・港の景色,綺麗です。

出発直前・対岸の景色,綺麗です。
ロフトフースへ
 14:00,ロフトフースへ向けて出発です。この日に宿泊するウレンスヴァングホテルは1840年創業のホテル。「ペール・ギュント」で有名なノルウェーの作曲家エドワード・グリーグが常宿としていたホテルとしても有名です。グリーグのCDを流しながらホテルを目指します。両岸には次から次に大きな滝が落ちていて,退屈しません。2年前に見たはずのAEdnafossenの巨大さに改めてビックリ!ラング滝に着いた頃はほとんど見えなかった対岸も,結構よく見えるようになってきています。海岸沿いの景色は徐々に綺麗になってきています。

AEdnafossen
ウレンスヴァングホテル到着
 14:50,ウレンスヴァングホテル到着。バス到着時,出迎えてくれた方はこのホテルの五代目オーナーだそうです。天気はすっかり良くなっています。まだ,雲は多いけど,それがまた青空に映えて美しいです。前回,ここに到着時はほぼ本降りの雨でしたので,やっぱり,前回と正反対の天気だな〜って感じのこの旅行です(笑)。この後は「グリーグの散歩道」の散策です。前回はヴォーリング滝の手配を頼み,この散策はキャンセルしていましたので,今回は参加するつもり・・・でした(笑)。
「グリーグの散歩道」散策(1)
 15:40,ロビーに集合,散策に出発です。でも,とりあえず,ホテル敷地内に建つ「グリーグの作曲小屋」を見学です。前回も見ているので,「あ〜,こんなだったな〜」で終わりでした(笑)。
 この日,ホテル内(?)で結婚式があったようで,親戚の方かな?民族衣装に身を包んだ方とシャボン玉を楽しそうに追いかける女の子が微笑ましかったです。
 そして,散策出発。街中の小さなスーパーに立ち寄りながら,とりあえず,ウレンスヴァング教会を目指します。雲の切れ間から青空が覗く,綺麗な景色の中を歩いて行きます。

グリーグの作曲小屋

グリーグの作曲小屋内部

こんな道を歩いて行きました。

こんな道を歩いて行きました。
「グリーグの散歩道」散策(2)
 そして,ウレンスヴァング教会に到着。前回,この散策はキャンセルしたので,翌朝,1人でこの教会も見に来たのですが,内部は見ていなかったので,ちょっとだけ楽しみにしていました。
 1250年建立の石造りのゴシック様式。英国教会として建立され,カトリック教会からプロテスタント教会となったものだそうです。小さな教会ですが,なかなか良い雰囲気です。内部の説教壇は16世紀のものだそうです。

ウレンスヴァング教会

墓地

ウレンスヴァング教会内部

ウレンスヴァング教会内部

ウレンスヴァング教会内部

「グリーグの散歩道」散策(3)
 ウレンスヴァング教会を出発,坂道を上り,高台へと進んでいきます。眼下には果樹園が広がります。景色も良く,気持ちの良い道です・・・そして,Skrikjoの滝のビューポイントへの分岐に到着・・・実は散策出発前に,「もしかしたら,途中で散策を離れてSkrikjoの滝のビューポイントへ行くかもしれません」と添乗員さんに話をしていました。「Tさん,どうされますか?」,添乗員さんからの問いに「(ちょっとだけ考えて)今回は行きません。」と返事して,散策を続けました・・・そして,すぐに,もう一ヶ所の分岐に到着です。「Tさん,どうされますか?」,再び添乗員さんから聞かれました。私がやっぱり滝のビューポイントに行きたがっていることを感じていたんでしょうね。・・・「少しだけ先に行って,滝をちょっと見てから決めます」と返事,散策グループから別れて,滝が見えるところまで進んで見たSkrikjoの滝はやっぱり素晴らしかったです!「ここで行かなくても,きっと明朝,早起きしてビューポイントに行ってしまいそうだな。それなら今行くか〜」と思い,滝のビューポイントまで行くことにしてしまいました(笑)。散策グループに追いつき,滝のビューポイントへ行くことを伝え,別行動です。今回は「グリーグの散歩道」散策に最後まで参加するつもりでしたが,結局こうなってしまいました(笑)。とりあえず,カメラを滝撮影用に変えて,16:50,ビューポイントへ出発です!

散策途中の景色

散策途中の景色

ノルウェーで,猫は余り見かけなかった気がします。

道に倒れ込んできそうな巨岩
Skrikjoの滝到着
 Skrikjoの滝への道は2年前に歩いているので,ビューポイント目指して黙々と歩いて行きます。前回は早朝5:00〜5:30頃でしたので,ちょっと不安に感じながらでしたが,今回は全く問題なしです。約30分程度(だったかな?)でビューポイントに到着。到着時は全体が綺麗に見えていましたが,すぐに,上段は雲に隠れて見えなくなってきました。ギリギリ間に合ったという感じです(笑)。ビューポイントの橋の上流には,豪快な滝が落ちています。遠くから見ると小さい滝ですが,冷静に見ると十分に大きな滝です。

このような川沿いにビューポイントへ向かいます。

この橋がビューポイント

橋上流の豪快な滝
Skrikjoの滝→
「豪快な滝」について
 ビューポイント上流の豪快な滝,途中で会った女の方からこの滝の名前を教えていただきました。その方の発音をまねて「ビアンノベキサ」と言ってみたのですが,どうも,発音は違うようです・・・何回か言い直すのですが,どうもうまくいきません・・・仕方なく,綴りを書いて貰いました。ただ,ペンはあったのですが,紙がありません・・・仕方なく,ポケットにあったカットバンの包み紙に書いて貰いました・・・嫌な顔一つせず,書いてくださいました。どうも有り難うございます!「Bjodnabyksa」という名前の滝のようです(oはoに斜め線が入った文字です)。そして,この滝,さらに遙か高所に立派な上段が落ちています。上段と下段の間は隠れて見えませんが,一気に流れ落ちているかもしれません。

滝からの帰り道

Bjodnabyksa上段

Bjodnabyksa下段
←Bjodnabyksa全景
ホテルへ
 そして道は散策ルートと合流,果樹園と遠くのフィヨルド,青空も広がって綺麗です!景色を楽しみながらホテルの方へ歩いて行きます。でも,景色が綺麗すぎて足は止まりがちです。ふと気付くと,意外に時間が経っています。遅くとも19:00にはホテルに着いているつもりで歩いていましたが,結構ギリギリの時間になっています。近道をしようと果樹園の中に付けられた細い道に入り,ドンドン下っていきます・・・すると,この道はホテルと反対方向に下っていきました(涙)。ヤバイ!と思いつつも,今更引き返すわけにもいかず,そのまま下っていくと,ウレンスヴァング教会の近くに出てしまいました(涙)。知らないところでは,変に近道をしようとするとどうなるか分からない・・・思い知りました(笑)。

散策ルートに合流しました。

太陽光が差し込み,綺麗です。

近道をしようと,こんな道を下っていきました。
ホテル到着〜夕食〜就寝
 ホテル到着は19:00。19:15から夕食です。レストランはフィヨルド側が大きなガラスになっていて,素晴らしい景色を堪能できます。さらに,天井もガラス張りになっていて,素敵です。前回はヴォーリング滝から帰ってくるのが若干遅れたため,ハーブの演奏を聴くことはできませんでしたが,今回はそれもバッチリです。21:00頃までツアーの人達と談笑し,夕食後はホテル内・周辺の散策です。と言っても,遠くに見えるSkrikjoの滝とフィヨルドばかり見ていた気がします(笑)。
 21:30,部屋に戻ると,この日もそのまま爆睡となりました。

ホテルに帰ってきました。

日本語の案内もありました。

夕食はバイキングです。

大きな窓の外には美しいフィヨルドが広がっています。

ハープを演奏していました。

ホテルとSkrikjoの滝

青空が綺麗でした。

グリーグの作曲小屋とSkrikjoの滝

Skrikjoの滝
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