5日目(2015年8月9日)

リョーアンネの滝へ(1)
 目覚ましとモーニングコールは4:00に設定していましたが,目が覚めたのは3:55でした。まだ外は真っ暗です。
 4:40,少しだけ空が明るくなり始めた頃に,リョーアンネの滝へ向けて出発です。まだ薄暗いですが,街灯に照らされる景色はなかなか綺麗です。懐中電灯があった方が良いかな?くらいの明るさの中ですが,気持ち良く歩いて行きます。
 5:00,ルンデン(最初の駅)を通過,結構明るくなってきました。ホーレイナ駅前を通過したのは5:20頃だったと思います。すぐに,フロム教会が見えてきました。ここでちょっと立ち寄りです。

ホテル出発

フロム鉄道

明かりが川面を照らしています。

ルンデン駅通過

対岸への橋を工事中です。

フロム教会

墓地
リョーアンネの滝へ(2)
 フロム教会を過ぎると,遠くにリョーアンネの滝が見えました。期待通りの素敵な姿です!早起きして来て良かった〜!とこの時点で感動です(笑)。この辺りから道は傾斜がきつくなってきました・・・といっても,車が通ることできるような舗装道路です。全く問題なしです。左からは支流の川が流れ込み滝になっています。右は深い渓谷,渓谷の向こうには落差のある滝が落ちています。歩いていて楽しい道です(笑)。

リョーアンネの滝が見えてきました。

渓谷沿いの道

道の横は深い渓谷です。

支流の滝も豪快です。

対岸に見える落差の大きな滝
リョーアンネの滝
 ホテルを出て約1時間10分でリョーアンネの滝のビューポイントに到着です。道沿いの木が途切れて,綺麗に滝が見えています。ここからの姿に満足,素晴らしい滝です!直瀑部分が約140m,総落差は約390mとのことですが,そんなに大きいかな?という気もします。ノルウェーの滝は,周囲の景色がダイナミックすぎてどうしても小さく見えてしまうみたいです。落差はともかく,姿・水量ともに申し分ない素晴らしい滝です!やっぱり来て良かった!滝前に10〜15分程度滞在のつもりでしたが,気がつけば40分を過ぎていました(笑)。気がつけば6:30,ホテルには7:30くらいの到着を予定していましたので,帰りの時間を考えるとそろそろ出発の時間です・・・後ろ髪を引かれるような思いでホテルへ向けて出発しました。

リョーアンネの滝はもうすぐです。

直瀑部

滝直下
←リョーアンネの滝全景
ホテルへ(1)
 ホテルへ向けて出発したは良いのですが,つい写真撮影に足が止まってしまいます。そして,羊を見ていて突然,気付きました・・・リョーアンネの滝にストックを忘れた〜!結果的にストックは全く必要なかったのですが,念のために・・・とストックを持って行き,そのストックを忘れたのです!気付いたところから取りに帰ることはできたのですが,ホテルに帰り着くのは8:30を過ぎそうな感じでした。ホテル出発は9:00の予定,食事の時間とかを考えるとストックを取りに引き返すのはちょっと厳しい・・・最悪,ストックはお店で買えば良い(物価が高い国なのであまり気は進みませんでしたが)と考え,ストックは諦めました(涙)。


ホーレイナ駅付近の標識


ホテルへ(2)
 そして,ブレッケの滝が見えて来ました。足が止まります・・・ブレッケの滝の遙か上方にもちょっと立派な滝が落ちています。2年前は気付かなかったと言うより,見えるポイント(この場所)まで来なかったと言う方が正しそうです。さらにしばらくで2頭の馬が草を食んでいます。2年前も同じ景色でした・・・懐かしい〜と思いながら先を急ぎます。
 ホテル到着は7:45でした。荷物整理をして,スーツケースを出して8:10,朝食へ。レストランへ行くと,ツアーの皆さんはほぼ食事が終わるタイミングでした。私が食べ始めるのと入れ替わるように,皆さん部屋へと帰っていきました・・・ちょっとだけ寂しかったです(笑)。食事を終えて,ちょっとだけ部屋で休憩,8:45,集合場所へ向かいました。

ブレッケの滝

この二匹の馬も相変わらずです。

フロム駅に着きました。

ホテル到着

レストラン
フロム鉄道出発
 この日は,まずフロム鉄道に乗車,ミールダール駅でベルゲン鉄道に乗り換えです。ツアーで配付された資料によると,フロム(海抜2m)とミールダール(海抜866m)を結ぶ全長約20kmの鉄道で1940年に開通したものだそうです。20ヶ所のトンネルのうち,18ヶ所が手掘りで1m掘るのに1ヶ月かかり,その上,急勾配(18cm/1m)だったりで,完成までに約20年かかったそうです。
 9:00,ホテル出発です。荷物はバスに積み込み,徒歩でホテルのすぐそばのフロム駅へ。ちょっとだけ自由時間です。でも,特にすることも無いので乗車可の時間までボーッと過ごします。9:20,改札レーン2番から乗車,乗車したら車内等の記念撮影大会でした(笑)。

予約車両の張り紙

この列車に乗車です。

車内
フロム鉄道(2)
 9:45,フロム鉄道出発。天気は上々・・・とは言えませんが,2年前は雨でしたので,それに比べれば遙かに良いです!まずはブレッケの滝,そしてさっき歩いた小道とリョーアンネの滝が見えます。「あ〜,この道をさっき歩いたんだよな〜」とちょっとだけ感慨にふけります(笑)。その後も,滝や小さな村が,右に左に現れ,素晴らしい景色が広がります!車両は専用車両となっていましたので,右に左に移動しながら景色を楽しみます。忙しいです(笑)。

バスから

ブレッケの滝

リョーアンネの滝

小さな村が点在しています。

この滝も立派です。
←凄い落差の滝です。

車窓から

当たり前のように滝が落ちています。
九十九折りの道と滝→
ショースの滝
 10:30,ショースの滝で列車は写真ストップです。音楽が流れ,妖精が踊ります。緑の中で踊っていたと思ったら,次の瞬間には崖沿いに現れました。妖精は2人いるみたいです。ちなみに,転落防止のために鎖でつながれていました(笑)。
 落差93mの大迫力の滝です。2年前も凄かったですが,今回はもっと水曜があります!雨は降っていませんが,滝の水飛沫でアッという間にカメラのレンズは濡れてしまいます。沢山の写真を撮ったのですが,ほとんどが没となってしまいました。青空の下のこの滝を見たい!と思っていましたが,今回も駄目でした。まぁ,この滝はノルウェーに来れば,ほぼ必ず寄ることになるでしょうから次に期待です(笑)

ショースの滝

妖精「フルドラ」が踊っています。

妖精「フルドラ」が踊っています。
←ショースの滝全景
ミールダール到着
 10:43,ミールダール駅到着。ここでフロム鉄道からベルゲン鉄道に乗り換えです。山には雪が残っています。雪は2年前よりかなり多いです。ちょっと寒いです。外での景色を満喫したら建物内で出発を待ちます。11:12,出発。各駅停車でベルゲンへ向かいます。
 ベルゲン鉄道はオスロ〜ベルゲン間(489km)を6〜7時間で結ぶ,1909年開通の鉄道路線(ベルゲン〜ヴォス間は1883年に開通)です。

車窓から

ミールダール駅

ミールダール駅

車窓から

車窓から
ヴォスにて
 12:08,ヴォス到着。ここで30分停車です。駅前にはトロールの像が建っています。この姿,2年前にガイランゲルで見たのと全く同じです。懐かしい〜と思いながら記念撮影(笑)。
 ちょっとだけ時間がありますので,ヴォスの町を散策です。と言うことで,駅近くのヴォス教会へ行ってみました。ヴォス教会は1277年に建てられたゴシック教会だそうです。石造りの景観が印象的です。中では洗礼の儀式が行われており,厳かな雰囲気でした。
 12:38,ヴォス出発。

トロール

ヴォス教会へ向かいます。

墓地
←ヴォス教会
ベルゲン到着
 いくつかの駅に停車しながら,ヴォスから約20分,13:57,ベルゲン到着。外に出るとグランド・テルミナスホテル,2年前に宿泊したホテルです。懐かしい!そして,何と青空です!雨の多いベルゲンで青空が見えるなんて!一気にテンションが上がりました(笑)。でも,まずは港近くのオーガスティンホテルのレストランで昼食です。メニューはパスタサラダ,七面鳥のグリル,バーバリアンクリーム。ここでベルゲンのガイドのフルカワさんと合流,15:15,ベルゲンの観光スタートです。
 昼食の間に青空は隠れ,曇ってきました。やっぱりここはベルゲンでした。年間200日雨が降るとか,85日連続して雨が降ったとかという雨の多い街ですからね〜ベルゲンは。

車窓から

ベルゲン駅

この列車に乗ってきました。

グランド・テルミナスホテルと青空

港近くにやってきました。

オーガスティンホテル

七面鳥のグリル
フロイエン山
 まずは,ケーブルカーでフロイエン山頂を目指します。15:30発,約7分で山頂到着です。ケーブルカーの景色は綺麗でした!2年前は小雨が降っていましたからね〜。そして,山頂からの景色も2年前より遙かに綺麗です。曇ってはいますが視界は良いです。2年前は霧が濃かったですからね〜。というわけで,フロイエン山,リベンジ成功です(笑)。
 できれば,青空の下でこの景色を眺めたかったですが,雨の多い街ベルゲン,それは欲張りというものでしょう。

ケーブルカー駅

ケーブルカーから

ケーブルカーから

ケーブルカーから

ケーブルカーから

フロイエン山山頂から

フロイエン山山頂から

フロイエン山山頂から

フロイエン山からベルゲンへのハイキング

 予定としてはこのフロイエン山山頂からベルゲン市街地までハイキングです。ただ,このハイキング2年前に歩いていますし,それで十分だと思っていました。個人的に,このハイキングはキャンセル,この後,ツアーを離団して,ケーブルカーで下山,ベルゲンの町を散策,ローセンクランツの塔とホーコン王の墓,ハンザ博物館などをまわって,夕食後は再びケーブルカーでフロイエン山へ登ってベルゲンの夜景を楽しもうかな〜などと考えていました。ただ,「地球の歩き方」によると,ローセンクランツの塔とホーコン王の墓は16:00まで,時間はすでに15:50です。かなり,時間的に厳しい,さらに,この後,ケーブルカー(下り),ケーブルカー(往復,夕食後)の料金とかを考えると,このまま,ベルゲンへのハイキングに参加した方が良いなぁ・・・と判断しました・・・結果で言えば,この判断が失敗でした(あくまでも個人的にです)。
 16:00,ハイキング出発。2年前はそれなりに楽しめたのですが,2回目と言うこともあり,今回は淡々と下っていきます。ガイドのフルサワさんの関西弁での話が,ここがノルウェーと言うことを忘れさせそうになるのが新鮮でした(笑)。

大勢の子供たちが遊んでいます。

ここにもトロールがいました。

かなり怪しい

かなり怪しい

かなり怪しい

かなり怪しい

こんな道を下っていきます。

駅にケーブルカーが入ってきました
ブリッゲン地区
 ベルゲンのブリッケン地区は世界遺産です。ブリッケンは船着場の意味,ハンザ同盟のドイツ商人達が築いた木造の倉庫群で赤・白・黄などのカラフルな建物が並んでいます。ブリッケンの中をお店の説明を受けながら歩いて行きました。途中にあった,大きな木彫りのタラは前回写真を撮っていなかったので,今回は写真を撮っておこうと思っていた場所でしたが,子供たちがこの置物の上で遊んでいるので,後にしよう,と素通りとなりました。そして,ブリッケンを一通り歩いて,これから自由時間,と言う時点で雨が降り出しました。雨は止む気配を見せず,自由時間は中止,ホテルへ向かうこととなりました・・・タラの写真,撮っておけば良かった〜と思いましたが,後の祭りです。

ブリッケン地区到着

ブリッケン地区

ブリッケンのマンホールの蓋
←ブリッケン地区
フィッシュマーケット
 この日の宿泊ホテルはブリッケン地区の近く,港沿いに建つクラリオン・アドミラルホテルです。ホテルへ向かう途中,フィッシュマーケットに立ち寄りです。雨の中ですが,それなりに活気があります。なかなか美味しそうなにおいも漂っていますが・・・夕食も近いので我慢です。2年前,オスロの空港で没収された,たらこペーストをここで買おうかな?とも思いましたが,結局購入しませんでした。まぁ,こんなもんでしょうね。

ブリッケン地区
ホテル到着
 ホテル到着は18:15でした。雨の中,駆け込むようにホテルへと入っていきました。スタヴァンゲルからここまでお世話になったバスのドライバー・ニールさんとはここでお別れです。明日からは別なバスとドライバーさんが来るとのことでした。ニールさん,有り難うございました!
 19:00,ホテル内のレストランで夕食。メニューはポテト・ネギ・クルトンのスープ,タラ,アイスクリームです。まぁ,美味しかったです。20:30くらいまで,お喋りをしていたかもしれないです。夕食が終わっても,外は雨が降っています・・・予定していたフロイエン山からのベルゲン夜景は残念ながら無理のようです。
 9:30,就寝。爆睡でした。

ホテルの部屋
 こうして,二度目のベルゲンは予定していた内容がほとんど消化できないままに終わりました。フロイエン山からの下りをケーブルカーで降りていれば,少なくともブリッケン地区はもっと見て回ることもできたでしょう。まぁ,結果論ですが,あそこでの判断が失敗だったなぁ〜と思います。かなり中途半端なベルゲンになってしまいましたが,ここもノルウェーに来ることがあれば,ほぼ必ず立ち寄る町でしょうから,次に期待することにします(笑)。
inserted by FC2 system