4日目(2013年8月5日)

起床
 目が覚めるとなんとまだ1:00!眠くなかったのでそのまま荷物整理等をしながら何となく過ごしていました。
 4:30,散策に出発。周囲はうっすらと明るくなり始めた程度です。空はドンヨリとした雲が覆っています。ホテルの中などをぶらつき,外へ。ホテルから見えていたSkrikjoの滝は気になるけど,ちょっと遠いし,薄暗い中,山道を行くのもちょっとなぁ〜と思いながら,どうしようかな?と散歩コースは決めかねていました。とりあえず,昨日,ツアーのみんなが散策した,だいたいのルートを歩いてみようと思い出発。とりあえず,ホテル正面の坂を登りながら果樹園の方へ進んでいきました。
朝の散策・1
 ツアーで配布された資料によると「ロフトフースではサクランボやリンゴ,プラムなどノルウェーの果物の1/5を生産。特にアメリカンチェリーは18世紀半ばからこの地で栽培されており,今では国内の80%の生産高を占める。」だそうです。果物の芳醇な香りが淡く漂う中の散策は新鮮で楽しかったです。・・・が,Skrikjoの滝は大きな滝です。坂を登っていると普通に目に入ってきます(笑)・・・ついつい,足は次第に遠くに見える滝の方へ向かっていってしまいます・・・途中で,「ええい!いいや。行けるとこまで行ってみよう!とりあえず引き返すタイムリミットは5:40。」と決めて向かうことにしました(笑)。昨日教えてもらったビューポイントへの道をどんどん進んでいきます。
 途中で,Skrikjoの滝の右下にもう一つの滝が見えてきました。水量豊富でかなり豪快そうな感じです。「あの滝でも良いかな?」と思いながらさらにビューポイントへの道を進みます。道は最初は人家がチラホラとある中でしたが,次第に普通の(?)林道っぽくなってきました。こういう道は好きですが,早朝の異国の地です・・・ちょっと不安になりながらも,それでも進んでいきます(笑)。Skrikjoの滝は雲に見え隠れしながら徐々に素晴らしい姿を見せてくれました・・・「やっぱり近くで見ると良いなぁ〜」と思いながら進んでいきました。ビューポイントは川に架かる橋です。上流を見ると豪快な滝が落ちています。これが,途中から見えていた左下の滝でしょう。このビューポイントから先は道は無く,もし滝直下を目指すなら相当ハードかな?という感じでした。ビューポイント到着は5:30。片道1時間程度・・・意外に近かったです。Skrikjoの滝,日本に帰って調べてみると落差は250mとのことでした・・・納得の迫力でした。

坂の上から果樹園とフィヨルドを見下ろす。

遠くにSkrikjoの滝が見えます。

Skrikjoの滝の左下に小さいけど豪快な滝が!

左下の滝のアップ

道はこんな感じになっていきます。

この橋の辺りがビューポイント
←川とSkrikjoの滝

橋から上流に見える滝・・・豪快!

Skrikjoの滝
朝の散策・2
 帰りは来た道を戻り,途中で旧市街(かな?)の方へと坂を下っていきました。所々雲が切れ,綺麗な虹も架かり,おおっ!と思いながらゆっくりと歩いて行きました。坂を下りきったところには教会・・・ウレンスヴァング教会です。配付された資料によるとこの教会は1250年建立の石造りのゴシック様式。英国教会として建立され,カトリック教会からプロテスタント教会となったものだそうです。昨日は内部を見学したそうですが,早朝だし,それは無理(笑)。外から見学していると今度は小雨が降り始めました・・・本当によく変わる天気です。そして,海沿いに歩いて,7:10ホテル到着でした。

虹が出ました。

ウレンスヴァング教会

山の方には果樹園が広がっています。

相変わらずのドンヨリとした空

ホテルへの道
ウレンスヴァングホテルの散策
 7:10,ホテル到着。2時間40分の散歩でした・・・よく歩きました(笑)。結局,この日の散策は上の地図の青い矢印のようになりました。
 ホテルに到着したらそのままレストランへ,朝食をとって部屋へ。スーツケースを出して,7:55,今度はホテル周辺の散策です(笑)。外に出てみると,綺麗な青空になっています!グリーグの作曲小屋を見たりしながら,ホテルの周囲をグルリと一周・・・なかなか綺麗なホテルでした。時間は8:30。部屋に戻り出発までフィヨルドを眺めながらノンビリと過ごしました。穏やかな時間でした。

青空が広がってきました。

ウレンスヴァングホテル

ウレンスヴァングホテル

グリーグの作曲小屋

ウレンスヴァングホテル
キンサルヴィーク港へ
 9:00,ウレンスヴァングホテル出発。ちなみにこの日の出発は本来もっと早い予定でしたが,フェリーの時間の関係で遅めの時間に変更になっていました。出発前は天気も回復し,綺麗な青空のフィヨルドを堪能できましたが,当初の出発時間だったら,曇りのままだった可能性が高いので出発時間変更は大正解!なんだかんだで運が良いのかも(笑)。
 右の地図の3がロフトフース(ウレンスヴァングホテルのある町)です。5のキンサルヴィーク港まで行きここから,ウトネを経由して,6のクヴァンダル港までフェリー,さらに7のノールハイムスンを経由,ベルゲンへ向かうというのがこの日の予定です。
 ホテルを出発したバスはキンサルヴィーク港を目指してハダンゲルフィヨルドを北上していきます。この道は前日,ヴォーリング滝へ行く途中に通った道ですが,景色が全く違います!美しいです。
 9:10,キンサルヴィーク港到着。フェリー乗船まで時間があるので,バスを降りて景色を楽しみます。晴天の下のフィヨルドは本当に綺麗です・・・でも,よく見ると水は意外に汚いです・・・まぁ,人の生活圏の海ですしね〜

ハダンゲルフィヨルド沿いの景色

キンサルヴィーク港周辺
キンサルヴィーク港からフィヨルドを臨む→
クヴァンダル港へ
 9:35,カーフェリーに乗船して出発。天気も良く,穏やかなクルーズです。両岸には次から次に滝が落ちています。フィヨルドの美しい景色の中,ウトネに到着。乗客を乗せてすぐに出港でした。「このフィヨルド地域は急峻な地形に,非常に入り組んだ海岸線で,地元の人たちの交通手段として,車同様にフェリーも普通に使われています」と言う説明が添乗員さんからあったように記憶していますが,そのことをこの頃,非常に納得していました。
 ちょっと雲が増えてきたな〜と不安を感じながら,10:20,クヴァンダル港に到着でした。

フェリーが入港してきました。

キンサルヴィーク港出発

フェリーから

フェリーから

ウトネ到着・・・滝が見えます!

ウトネ出港

フェリーから

多くのフェリーとすれ違います。

フェリーから
ハダンゲルフィヨルドのドライブ
 クヴァンダル港からは再びハダンゲルフィヨルド沿いをドライブです。ハダンゲルフィヨルドは他のフィヨルドに比べて「なだらか」と表現されることが多いのですが,それでもやっぱり急峻な地形も多く,滝も意外に多かったです。相変わらずの美しい景色が続きます・・・ここでも鮭の養殖場がありました。

鮭の養殖場

やっぱり滝が多いです。

橋も多いです。

フィヨルド沿いは美しい景色が続きます。
スタインダールの滝
 11:00,オイエステの町を通過,すぐの11:05,ノールヘイムスンの町を通過してバスは進みます。そして,右に落差のある滝が見えて,それを過ぎた時,「スタインダールの滝に寄ります。」と添乗員さんの言葉が!ラッキー!この滝は行きたかったけど予定表に無かったからあきらめていたんですよね〜11:10,スタインダールの滝の特別観光です。
 スタインダールの滝は落差40mかな?水量豊富な裏見の滝です。滝の右から滝裏を通る道が整備されています。この道,グルリと廻って駐車場に帰ってこられると思っていたら,行き止まりでした(笑)。これだけの水量の裏見の滝で,駐車場からすぐというお手軽滝は珍しいかも。

スタインダールのそばにある落差のある滝

スタインダールの滝

滝裏から
スタインダールの滝→

昼食,ベルゲン観光へ

 スタインダールの滝の観光を終えると,再びベルゲンを目指します。天気は一気に悪くなってきました(涙)。ベルゲンは人口約26万のノルウェー第2の都市。ハンザ同盟の都市として隆盛を誇った町で,ブリッケン地区は世界遺産になっています。ベルゲンはとにかく雨の多い町だそうです。年間200日(だったかな?)雨が降るとか,85日連続して雨が降ったとか・・・この日もどうやら雨みたいでした。
 13:05,ベルゲンに到着して,ベルゲンのブリッケン地区にあるレストラン「TRACTEURSTED」で昼食です。この日はサーモントースト,チキングリルとポテト,温野菜,プリン。サーモントーストとプリンがおいしかったかな。微妙に体調が悪い感じで,ちょっと体がきつく感じ始めたのはこの頃でした・・・昨晩,シャワーを浴びて,そのまま寝てしまったのが原因でしょうね。普段ならレストラン周辺の写真も撮っているのですが・・・この時はあまり気力がありませんでした。
 昼食後,ベルゲンの観光開始です。ガイドはケイコさん。ベルゲン在住の日本人の方です・・・日本語だとホッとしますね〜まずはブリッケン地区の散策です。ベルゲンと言えばまずはブリッケン地区です。ブリッケンは船着場の意味だそうです。かつてのハンザ同盟のドイツ商人達が築いた木造の倉庫群で赤・白・黄などのカラフルな建物が並んでいます。造りが雑なので最初から傾いているんだそうです(笑)。
 レストランを出て,まずはケイコさんのおすすめポイント写真撮影。ブリッケンと言えばこのポイントだそうです。建物が傾いているのが一番よく分かるポイントだとか・・・確かに傾いているなぁ(笑)。ちょっとだけ中世の町に迷い込んだような,確かに良い雰囲気の場所です。ただ,雨が降っていて写真が撮りにくい!ちょっと悪戦苦闘でした(笑)。そして,小道を抜けて埠頭に出ると,よく写真で見るカラフルなブリッケンの建物が並んでいました。

サーモントースト

プリン

ブリッケン地区

ブリッケン地区
ブリッケン地区→
フロイエン山へ
 14:30,ブリッケン地区から少しだけ歩くと,フロイエン山へのケーブルカー駅です。ケーブルカーは全長830m,最大斜度26度,ここからフロイエン山へはケーブルカーで片道約7分です。ケーブルカーは急傾斜の斜面をどんどん登っていきます。ただし,残念ながら雨の中,景色はイマイチでした(涙)。14:40,山頂到着。フロイエン山は標高320m,ここからはベルゲンの町並みが一望できるはず・・・だったのですが,残念ながら霧が濃く視界はほとんどありませんでした。あちゃ〜!と思っていると,強風が吹き,霧が吹き飛ばされ一気に視界が広がりました!一気に広がったベルゲンの町は「7つの山と入り江に囲まれた水の都」という形容がぴったりの素晴らしさです!ブリッケンを散策した時には感じませんでしたが,大きな町です。

ケーブルカー駅

改札口

ケーブルカー

急傾斜の斜面を登っていきます。

フロイエン山山頂駅から

山頂から

強風が吹いた後
フロイエン山からベルゲンへのハイキング
 予定としてはこのフロイエン山山頂からベルゲン市街地までハイキングでした・・・ただ,昼過ぎから体調が悪かったので,ハイキングは参加せずにケーブルカーで下山しようかとしばらく悩みました・・・でも,結局参加。しばらく山頂からの景色を楽しんだ後,14:50,ハイキング開始です。雨は止み,曇り主体の天気,時折,見える街や港を見ながら緩やかな坂道を下っていきます。斜面の緑は綺麗だし,意外に楽しかったです・・・参加して正解だったかな?そして,ベルゲンの住宅街?に到着。坂の途中に立ち並ぶ白い家が印象的な町並みが続いていました。

坂の途中から

トロール

これは何かな?

ベルゲンの町が近づいてきました。

ベルゲンの町が近づいてきました。

斜面の緑が綺麗でした。

傾斜24°
駅にケーブルカーが入ってきました→
ベルゲンの散策
 そして,再びフロイエン山へのケーブルカー駅に到着(16:00)。近くの魚市場へ移動してここで一旦解散,ちょっとだけ自由時間です。天気は曇り,雨が降っていないだけマシかな?という感じです。やっぱり体調がイマイチだったので魚市場の散策をした後は,ブリッケン地区をブラブラ,その後はお土産屋さんを覗き時間をつぶしていました。
 日本を発つ時は,ベルゲンで自由時間があればローゼンクランツの塔やホーコン王の墓なども行ってみようと思っていたのですが・・・綺麗に忘れていました(笑)

魚市場

埠頭の怪しいモニュメント

再びブリッケン地区へ

ブリッケン地区の小道

ブリッケン地区の小道

ブリッケン地区の小道

ブリッケン地区の小道
ホテル,買い出し,就寝
 そして,集合時間です。途中,セブンイレブンやマクドナルドを発見!ちょっと覗いてみたかったんですが時間がありませんでした・・・残念。特にマクドナルドは「どれくらい高いんだろう!」とかなり興味があったんですけどね〜物価がめちゃくちゃ高い国だから。
 17:10,グランド・テルミナスホテル到着。その名の通りベルゲン駅のすぐ近くに位置するホテルです。このホテルのすぐそばにスーパーがあると言うことで,買い出しに行くことになりました。希望者は17:55にロビーに集合して出発です。すでに,結構体調が悪い感じだったので思いっきり水や炭酸飲料を買い込もう!と決めていました・・・無性に炭酸飲料が飲みたかったのです(笑)。スーパーはホテルのすぐ隣という話だったんですが,駅の構内を通過したりしながら意外に大変でした・・・確かに近かったんですけどね(笑)。添乗員さんと一緒に行って正解!って感じでした。一人なら迷っていたかもしれません。
 結局,2件のスーパーを廻り,予定通り大量の水と炭酸飲料を購入。そしてお土産として,たらこチューブを8本購入・・・これについては最終日にもう一回書くことになると思います・・・
 19:00,夕食。メニューは野菜スープ,サーモングリルと温野菜,チョコレートケーキだったんですがほとんど覚えていません。この頃はもう,熱で?頭がボーッとしていました。
 夕食後,部屋に戻ると薬を飲み,すぐに就寝・・・結構爆睡だったと思います。

セブンイレブン

マクドナルド

グランド・テルミナスホテル

ホテルの部屋

スーパー・その1

スーパー・その2
inserted by FC2 system