8日目(2013年8月9日)

起床〜朝の散歩
 何時頃だっただろう・・・目が覚めた時,消し忘れていたテレビに映っていたのは「犬夜叉」でした・・・中国では「名探偵コナン」を見て,スイスでは「鋼鉄ジーグの主題歌」が流れました・・・日本のアニメは凄いですね〜(笑)。そして,すぐに眠りに落ちていきました。5:45,起床。6:00,散策へ出発。地面に水溜まりができています・・・どうやら夜の間に雨が降ったようです。晴れ間が見えたと思ったらすぐに曇ります・・・相変わらず目まぐるしく変わる天気です。人通りはほとんど無く,落ち着いた雰囲気の中を適当にブラブラと歩き回り,6:40,ホテル着。
 6:50〜7:30,朝食。朝食後は,部屋のベランダからフィヨルドを見ながらボーッと過ごしました・・・小雨が降っています。8:00,集合して,ゲイランゲルホテルを出発しました。 

ホテルの部屋から

ホテル内

まだ街灯がついています

トロールの辺りも誰もいません。

ホテル方向を眺めて

この建物は雰囲気がありました。

鳥も休んでいました。

ダールスニッパ展望台へ

 バスはダールスニッパ展望台目指して,ドンドン高度を上げていきます。2日前にガイランゲルに来た時と同じ道です。そしてほぼ平坦になり,デュープ湖沿いの道を進みます。そして,左折,料金所を通過・・・ゲートにはまだ係員がいなかったので,料金後払いで通過(笑)。再びドンドン高度を上げていきます。エッ?エッ?というビックリするような道をグングンと高度を上げます。片側は崖じゃないの?と言うような道で,柵もなかった(ような気がする)ヘアピンカーブ連続の細い道・・・この道は,夏でも天候が悪いと通行止めになるそうです。前日,添乗員さんが「天気が良いようなら,今日の内にダールスニッパ展望台まで行きましょう!」と何回も行っていた意味がようやく分かりました。こんなに高いところにある展望台とは思いませんでした。湖の所(標高約1000m)から展望台(標高1500m)まで一気にバスは登っていきました!

山岳地帯へと入っていきます。

この建物付近で左折です。

料金所

九十九折りのカーブでグングン登っていきます。

展望台への道

凄いところに道がついています。
ダールスニッパ展望台
 そして,8:40,ダールスニッパ展望台に到着。ここは標高1500m。寒いです!若干雲が多いですが,ガイランゲルフィヨルドの海抜0m水面までが一気に見下ろせます!フィヨルドと反対側の山々には残雪が残っていて,こちらは荒々しい景色が広がっています。朝早くの到着だったせいもあって,ほぼ独占状態で景色堪能!行きのゲートに係員がいなかったくらいですからね〜(笑)・・・それにしても凄いところに展望台を造ったものです!
 絶景を十分に楽しんだ頃,雲が増えてきて,フィヨルドは見えなくなってきました。ここでちょうど時間となりました・・・駐車場を出発する時に,別のグループのバスが到着してきました・・・ちょっと可愛そうと思いつつ,出発しました。これにて,完全にフィヨルド観光は終了です。

ダールスニッパ展望台到着!

売店

売店入り口のトロール

こんな場所でした。

周辺はこんな感じでした。

展望台からはフィヨルドまで一気に見下ろせます!
オスロへ向けて出発
 バスは,崖沿いの九十九折りのカーブをグングン下っていきます。デュープ湖が見えてきましたが,行き(登り)と比べると湖の色はイマイチです・・・やっぱり雲が増えてきたからかな?デュープ湖沿いの道を進んで行きます。地形はややなだらかですが,滝も落ちています・・・が,これまでと比べるとかなり見劣りします。
ポル滝
 添乗員さんから「ポル滝に寄ります。82mの滝です。」との話が!「82m!こいつも凄いぞ!」とウキウキ気分でバスを降りるとそんな大きな滝は落ちているみたいな感じは全くしないような緩やかな地形の景色です。でも,建物には「Pollfoss(ポル滝)」としっかり書いてあります。??と思いながら滝への遊歩道を歩いて行った先にあったのは,滝と言うより急流でした。上流側に落差数mの豪快な2段の滝,・・・82mは落差でなく,長さでした(笑)。でも,水量豊富で凄まじく豪快です。これはこれで物凄く見応えがありました。・・・で気になったのは案内板にあった「Donfoss」の文字・・・せっかくなのでこちらも見てみたかったなぁ(笑)

ホテル「ポル滝」・・・かな?

この橋の上流側がポル滝です。

周辺の地図
←ポル滝
ロム町のスターブ教会
 そして,バスは再びオスロを目指して進みます。車窓を眺めていると,ちょっと目立つ教会がありました。「オオッ!」と思っていると,添乗員さんから「スターブ教会に寄ります。」との言葉が!ラッキー!・・・スターブ教会には寄ってみたいと思っていましたが,今回のツアーでは予定表に無かったのであきらめていたんですよね〜この日はガイランゲルからオスロまでのただの移動日だと思っていましたので,次々に観光ポイントが出てくるのでちょっと意外でした(笑)。10:55,ロム町のスターブ教会に到着。
 添乗員さんの旅日記によると,スターブ教会は「12〜14世紀にかけてノルウェー全土で1000以上も建てられた総木造の教会。今では30棟ほどしか残っていない。ヴァイキング様式の影響も見られ,十字架と共にヴァイキングの魔除けである龍頭も見られる。スターブとは丸太・支柱の意味で,釘やネジを一切使わないで建てるのが特徴。」だそうです。日本に帰ってから調べたところ,ここのスターブ教会は1200年ごろに建てられたものだそうです。
 ここのスターブ教会はちょっと小さめでしたが,なかなか良い雰囲気です。外から見ているだけよりも中に入りたい!と思い,入場料を払い中へ。入り口で見所が書かれたラミネートされた説明プリントを貸してくれたのですが,残念ながら読めない(笑)。中に入ると,どこかの団体が中央部を占拠していて,ちょっと落ち着いて見ることができなかったなどなど,ありましたが,内部の装飾等,木造の暖かみがあって,なかなか素敵な教会でした。

ちょっと立派な滝が落ちていました。

バスからの景色

ロム町のスターブ教会

スターブ教会の墓地
ロム町のスターブ教会→

スターブ教会からの景色

これは誰でしょう?

ロンダン国立公園ドライブ〜昼食
 そしてバスはロンダン国立公園へと入っていき,12:20,オッタ町に到着。ここで昼食です。3日目(8月4日,ロフトフースへ向かった日)に昼食を食べたのは「オッダ町」,ここは「オッタ町」・・・ちょっと紛らわしいです(笑)
 昼食をとる予定のホテルへ行ってみると,まだ昼食の準備ができていませんでした(笑)。仕方ないので,山間部へと進みロンダン国立公園内をドライブ・・・と言っても何にもありませんでした(笑)。普通の山の景色が広がっていて,所々にキャンプに来る人の山荘が点在している・・・それだけ(笑)。ツアーのパンフレットには「ロンダン国立公園に立ち寄ります。」の表記がありましたが,「立ち寄る」だけだったようです(笑)。そういう意味ではドライブできたのはラッキー!って感じですね(笑)。添乗員さんの旅日記によると「ロンダン国立公園は1962年,ノルウェーで最初に指定された国立公園。2000mを越える峰が10連なり,ハイカーやスキー客に人気の国立公園」だそうです・・・納得。ちなみに,ロンダン国立公園は「スプーンおばさん」の舞台になった場所らしいです。そして,ドライブを終えて,13:15,NORLANDIAホテルで昼食でした。結構,美味しかったです。

オッタの町で・・・だったと思う。

NORLANDIAホテル

オッタの町を見下ろしながら山の中へ進みます。

ロンダン国立公園

山荘が点在しています。

ロンダン国立公園の碑
オスロへ(1)
 そしてバスはオスロへと向かい進んでいきます。綺麗な青空が見えていたと思ったら,数分後にはドンヨリとした雲に覆われて雨!と思ったらすぐにまた青空・・・天気はビックリするくらいに次々に変わっていきます。まぁ,もう,天気を気にする必要も無いので気楽なものです(笑)。そして,15:40,HUNDER町のガソリンスタンドにてトイレ休憩。トイレを済ませた後のちょっとの自由時間は・・・川の方へ伸びている細い道を辿り,川へと降りていって見ました。フィヨルド地方やポル滝の辺りの激流とは打って変わって,川の水は静かに流れていました。そしてバスはオスロへと向かっていきます。

青空!

雨!

青空と雨雲の境界

HUNDER町のガソリンスタンド

こんな道を川へと降りていきました。

川に到着

川岸から
オスロへ(2)
 16:10,リレハンメルを通過。勿論,1994年の冬季オリンピックが開催された町です。町にはオリンピック縁の観光地も多そうですが,素通りです・・・まぁ,とりあえず興味もないしノープロブレムです(笑)。リレハンメルの南からはノルウェーで一番大きな湖,ミョーサ湖が広がり,この湖沿いにバスは走っていきます。なかなか美しい景色でしたが写真は撮っていません・・・もう疲れています(笑)。拡張工事中かな?延々と道路沿いの工事をしています。トンネル工事もしています・・・おかげで物凄い交通量です。この辺り,景色がとっても綺麗だったので写真ストップしようとしたのですが,とてもバスを停められる状況では無く,写真ストップできず結構残念でした。

綺麗な景色です。

トンネル工事

トンネル工事・・・反対側
オスロへ(3)
 17:40,ミンネスン町のガソリンスタンドでトイレ休憩・・・ここでは周囲に見たい場所が無かったので,とりあえず売店の中を見て回りました・・・“Sushi”・・・寿司が売っていました。無性に食べてみたかったのですが,109クローネ(2000円)でした・・・高い!(笑)・・・もうすぐ帰国なので我慢しました(笑)。
 そして,バスはオスロへ向けて出発。両側に畑が広がり,これはこれで良い景色が続きます。そして,ビルが目立つようになり,オスロに到着です。

ミンネスン町のガソリンスタンド

この景色もお気に入り。

ビルが建ち並ぶようになってきました。
オスロ到着
 18:45,トゥーン・オペラホテル到着。ドライバーのロスさんとはここでお別れです。お世話になりました!
 ホテルは久しぶりの近代的なホテルです。正面の道路が工事中なのがちょっと残念ですが,問題なし。道路を渡ったらすぐにオペラハウスです。独特の形の建物で,夕食後の散策はまずあそこだな(笑)と決定。
 19:30,ホテルで夕食,バイキング料理でしたが,さすがにオスロのホテル。品数も豊富でちょっとだけ食べやすい味付けでした。夕食後,希望者は添乗員さんと駅構内のスーパーマーケットへ,でしたが,私は一人で散策に出発です。

トゥーン・オペラホテル

トゥーン・オペラホテルの部屋

部屋の窓から
オペラハウスにて
 20:00,散策に出発。まずは予定通り,オペラハウスへ。2003年に建築開始,2007年に完成したこの建物はすっかりオスロの観光名所になっているそうです。建物の屋根?はスロープ状になっていて自由に歩けるように開放されています。ここからの景色はなかなか綺麗です。大勢の人が景色を楽しんでいます。遠くからは何かのお祭りらしき音が響いてきてこちらも楽しそうです。しばらくうろつき回り,景色を楽しんでいました。

工事現場の向こうがオペラハウスです。

エケベルグ

 オペラハウスからの景色もちょっと飽きてきたので,次に向かったのはエケベルグ,「ムンクの叫び」が書かれた場所(の候補の一つ)です。もしかしたら綺麗な夕焼けが出て,そんな景色も見られるかも・・・等と考えていました。本当は「叫び」を見に行きたかったのですが,時間的に美術館等は無理でした・・・残念。エケベルグにはタクシーに乗って10分くらいで到着だったかな?到着した場所は高台の坂の途中でした。「川に架かる橋の上」みたいなイメージのあった絵ですが,全く違いました(笑)。ここから見えるのはオスロの町並みです。残念ながら真っ赤な夕日にはなりませんでしたが,何人かの人が景色を眺めていました。格好から見て旅行者というわけでは無さそうでした。地元の人の散歩コースなどにもなっているみたいでした。そばには「叫び」の現場であることを示すプレートがありました・・・ここで間違いなさそうです(笑)。
 タクシーの運転手さんが「写真を撮ろうか?」と言ってくれたのでお言葉に甘えて撮ってもらいました。「叫び」のあのポーズをとろうかと,一瞬思ったんですが,恥ずかしさが先に立ってしまいました・・・今では,やれば良かったと後悔しています・・・次に,ここに来ることがあれば,あのポーズで写真を撮ろう!リベンジ対象がまた一つ増えました(笑)

エケベルク

エケベルクからの眺め
「叫び」のレリーフ→
ホテル着
 エケベルグから帰ってきたら,ホテル周辺の散歩です。まずは遠くに見えていたオスロ大聖堂へ。外側をぐるりと一周して,撤収。街中を適当にブラブラ。そして再びオペラハウスへ。周囲は大分暗くなり始めています。オペラハウスからの景色もずいぶんと雰囲気が変わりました。この時間帯もなかなか良いです・・・結構暗くなってきたので,写真撮影はあきらめ,ボーッと景色を眺めていました。そして,22:00,ホテルへと撤収。荷物整理をして,23:30頃,就寝。明朝はモーニングコールが3:00!なので,徹夜することも考えましたが,無理そうでした・・・数年前のドブロブニクでも最後のモーニングコールは3:00で,その時は徹夜したんだけどね〜
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