ミズリーナ湖（２）
ミズリーナ湖を一周した後は，トイレ休憩を兼ねて土産物屋さんで買い物です。そこで見た絵はがき・・・そこには凄まじく美しいミズリーナ湖が！！本当はこんな景色が広がっているのか〜！と，あまりのショックに一枚お買い上げ！(笑）。というより，買ったのは，もっと高額な額縁に入った絵はがきでした・・・ショックだったもんですから（笑）。ついでにドロミテの日本語のガイドブックも購入。ここまで，天気が悪めだったので，つい買ってしまいました。こういう衝動買いが少しずつ予算を食いつぶしていく・・・（笑）
そして，土産物屋さんから外に出てみると，ちょっとだけ霧が晴れてきていました！そして，目の前には巨大な岩山！かなりの迫力です！遠くにはさっきまでは全く見えなかった，トレ・チメ・ディ・ラヴァレードがちょっとだけその姿を見せています！せっかくなので全員で記念写真を撮ると，すぐにまたガスに覆われて見えなくなっていきました・・・それでも，少しだけ期待しながらバスに乗って出発です。
・・・が！，有料道路へと進み，曲がりくねった山道を進んでいくと，すぐに深いガスの中・・・これまでで一番ひどい状態です・・・少しだけ持った淡い期待は完全に打ち砕かれて，再びスドーン！と落ちたテンションでトレ・チメ・ディ・ラヴァレードに到着しました・・・ |
絵はがきのミズリーナ湖 |
上の絵はがきと似た構図のこの日の写真 |
土産物屋さん方向 |
対岸にそびえる岩山 |
トレ・チメ・ディ・ラヴァレード（１）
「トレ・チメ」とは「三つの尖った峰」の意味だそうです。このトレ・チメを真横に見ながら，アウロンツォ小屋（2333ｍ）からラヴァレート小屋（2344ｍ）まで片道約１．６ｋｍのハイキング予定でした。が，着いてみると，やっぱり，霧でほとんど見えません。まぁ，それでもハイキングに出発です（笑）
時折，霧が薄くなった時に巨大な岩山が姿を見せる程度ですが，左にトレ・チメの気配を感じつつ黙々と進んでいきます。道はほぼ水平ですが，右側は結構急な崖です（笑）。・・・まぁ，霧の中を歩くだけではつまらないので，高山植物を見ながら歩いたのですが，基本植物には興味が無いので・・・・・・（このハイキングで撮した植物の写真は，まとめて下に貼ってあります。） |
駐車場は深い霧の中でした |
アウロンツォ小屋 |
霧が晴れると巨大な岩山が姿を見せます |
途中でアウロンツォ小屋を振り返る |
振り返ると，道は深い霧の中です |
トレ・チメ・ディ・ラヴァレード（２）
そして，ほぼ中間地点に到着。ここには遭難者を悼む為の礼拝堂や，トレ・チメを最初に登ったポール・ブローマンの石碑があります。
天気は相変わらず深い霧。ちょっと霧が晴れて視界が良くなった，と思ったら数秒後には深い霧に覆われて視界は一気に悪くなってしまう，そんな状況が続きました。
ちなみに，このトレッキング道から，トレ・チメを一枚の写真に納めようと思ったらかなりの広角レンズが必要と思います。私が持っていたレンズ（18〜270ｍｍ）では全体を一枚の写真に納めるのは無理だったと思います。片側は崖なので引くにも限度がありますので・・・下手すれば崖下転落です！ |
礼拝堂付近 |
ちょっと視界が良くなったと思ったら・・・ |
すぐに深い霧の中 |
トレ・チメ・ディ・ラヴァレード（３）
そして，ラヴァレート小屋に到着・・・とっても深い霧でした。視界はほとんどゼロ？少し離れると全然見えません。案内板にはとっても綺麗な風景！本当はこんな景色が広がっていると思うと・・・かなり残念！でも，天気は仕方ないですからね〜（涙）
この先「フォルチェッラーラヴァレートまで登ると３峰がハッキリ見える」と旅のしおりには記載されています。天気さえ良ければそこまで行って展望を楽しめたんでしょうけど，この天気では仕方なし，すぐにアウロンツォ小屋へ引き返すことになりました・・・ |
案内板 |
ラヴァレート小屋 |
深い霧の中を出発 |
トレ・チメ・ディ・ラヴァレード（４）
帰りは行き以上にのんびり歩いて行きました。しばらく歩いていると，何と！こんな道を車が進んできました。車一台分の幅しか無い道，離合場所なんて勿論無い，片側は物凄い崖，更に深い霧！・・・よく運転できるな〜とビックリ！ハッキリは覚えていないけど，２台ほど通っていったような気がします・・・凄いな〜(笑）
そして，中間地点の礼拝堂・石碑の辺りに到着した頃，空には青空が覗き始めました！霧が晴れたトレ・チメは綺麗です！そして，迫力があります！ただ，青空が覗いているのはごく一部，ちょっと油断（？）すると，すぐに霧に包まれていきます。崖下の谷の方からは次々に霧が湧き上がってきています。相変わらず不安定な状況ですが，天気は確実に回復している！朝の天気予報を見た時に感じたように，午後からは回復するかも！少なくとも明日からは良い天気に違いない！・・・午後からの観光に大きな期待を持って，かなり嬉しい気持ちでアウロンツォ小屋へ向かいました。そして，到着。
ここは霧がすっかり晴れて，出発した時とは全く異なる景色が広がっています。遠くにはミズリーナ湖が見えています！・・・ということは，今ならミズリーナ湖からトレ・チメが綺麗に見えるのでは？もう一度，ミズリーナ湖からトレ・チメを見たいな〜と思いつつ，次の目的地クリスタッロ山へ出発です。 |
車が通っていきました |
石碑付近，遠くにかすかに青空！ |
霧が晴れ，岩峰がハッキリと見えてきました！ |
でも，すぐに霧が覆います |
アウロンツォ小屋が見えてきました |
谷からは霧が湧き上がってきています！ |
アウロンツォ小屋駐車場付近 |
ミズリーナ湖が見えます！ |
かなり視界は良くなってきました |
遠くには結構雲がかかっています |
トレ・チメ・ディ・ラヴァレード（５）
(1)でも書いたように，このトレ・チメのハイキングでは，基本濃い霧の中だったので，眺望のあまりの悪さに，高山植物の写真を撮りながらとなりました。でも，やっぱり，どの花が珍しいのか，珍しくないのか，さえもさっぱりです（笑）。ということで，とりあえず撮してきた写真を貼っておきます。 |
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再びミズリーナ湖
再び，ミズリーナ湖付近にさしかかると，霧はすっかり晴れて朝とは全く異なる素晴らしい景色が広がっています！せっかくなので，集合写真の撮り直しでバス下車，そして，集合写真の後は思い思いにトレ・チメとミズリーナ湖の写真を撮影，朝できなかった素晴らしい景色の一端を見ることができて，とりあえず満足！ |
何という山かな？バスの中より |
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クリスタッロ山〜ソン・フォルカ小屋へ
１３：１０，クリスタッロ山麓リオ･ジェーレのリフト乗り場に到着。標高1680ｍ，ここから４人乗りのチェアリフトで標高2235ｍのソン・フォルカ小屋へ。そして，ソン・フォルカ小屋からさらに，今度は２人乗りの立ち乗りゴンドラで標高3000ｍのロレンツィ展望台を目指すのです！この立ち乗りゴンドラはこのツアーの目玉の一つ！・・・と，個人的には思っていました。
まずは，ソン・フォルカ小屋へ・・・こちらのチェアリフトは，「普通」です。ただ，相変わらず景色は迫力があります。よくもまぁ，こんな所に造ったなぁ・・・と思いつつ周囲の景色を楽しみました。 |
案内板 |
チェアリフトより |
チェアリフトより・・・下の階段は何の為？ |
クリスタッロ山〜ソン・フォルカ小屋にて
そして，ソン・フォルカ小屋に到着・・・遠くにはドロミテ最高峰のマルモラーダ山が万年雪をかぶって見えています。そして，その左下には前日，ハイキングしたチンクエ・トーリが見えています。なかなかの絶景！しかし！肝心の立ち乗りゴンドラが強風の為，運行停止中！ゴンドラの方を見てみると，上部は深い霧に包まれています・・・強風だけで無く霧まで！これでは仮に展望台まで行けたとしても深い霧の中，視界は最悪なのは目に見えています・・・ガッカリしながら，それでも，昼食をとって天気の回復を待ちます・・・昼食のメニューはシュペッツル（ほうれん草の入ったニョッキの生クリームと燻製生ハム和え）ときのこソースのタリアテッレ。男用として（？）大盛りサービスでした(笑） |
ソン・フォルカ小屋 |
立ち乗りゴンドラ |
上部は霧に覆われています |
昼食・・・大盛り！
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マルモラーダ山とチンクエ・トーリ
（カーソルを合わせてください） |
クリスタッロ山〜立ち乗りゴンドラ
昼食を終える頃には立ち乗りゴンドラが運航開始しています。あれだけ深い霧に包まれていた上部も綺麗に見えています！ラッキー！と思いつつ，上部の方はそれだけ風が強いのでは？と一抹の不安も・・・(笑）
このゴンドラは一人目が乗って，すぐに二人目が乗りますが，タイミングが結構難しい様。係員がサポートして乗り込ませ，すぐに外から鍵を掛けてくれます。私は一人で乗ったので乗りやすかったです（笑）・・・私が乗ったゴンドラは鍵が一回では掛からず，ちょっとヒヤリ！すぐに係員がもう一度やってきてギリギリで鍵が掛かり一安心でした（笑）
そして出発。最初は快適だったけど，後半，かなりの急傾斜を登っていくようになってくると・・・霧の中に突入（再び，霧が出てきた様です），風もかなり強くかなり揺れる。ブランブランと結構激しく揺れる上に，一人で乗っていたのでちょっと不安になってしまいました・・・そんな霧の中，登山者を発見！いや〜凄いの一言でした!! |
霧はかなり晴れてきました |
ゴンドラの上部もハッキリと見えます |
立ち乗りゴンドラ |
係員が補助してくれます |
ゴンドラの中から |
ゴンドラの中から |
霧と強風の中に突入！ |
登山者発見！（カーソルを合わせてください） |
クリスタッロ山〜ロレンツィ展望台
そして，無事，ロレンツィ展望台に到着。ゴンドラを下りて反対側（オーストリア側）へ行くと・・・うわぁ〜!!としか声が出ないような絶景が広がっていました。
右の岩山には十字架が立っていて，そちらも展望台になっています。強風と霧の中，階段を上り展望台へ行ってみるとここにも素晴らしい絶景が広がっていました！高所恐怖症なので，あまりの絶景に少しだけ足がすくみました（笑）
そして，左の岩山の岸壁には階段が設置してありました・・・この階段の絶壁，本当に垂直！階段の下には何１０ｍ？何１００ｍ？の絶壁が続いています。見ているだけで卒倒しそうでした・・・この階段の写真を撮ってないのをちょっとだけ後悔しています（笑）。この階段の先には登山道が続いているそうです・・・ドロミテ，恐るべし!!登山道が続いていることも衝撃でしたが，いったい，誰が，この階段を設置したんでしょう!!!ちなみに，帰りに寄った土産物屋さんで買った絵はがきには，このコースにある吊り橋が描かれていました。あまりの絶景に呆然！・・・ドロミテ，恐るべし！
あと印象的だったのが，カラス！（・・・だと思う）。この展望台にいたカラスは，くちばしが黄色かったのです。初めて見たような気がする・・・この翌日にも，サッソ・ポルドイの展望台で同様のくちばしのカラスを見ることになりました。こっちのカラスはくちばしが黄色なのかな？ |
黄色いくちばしのカラス？ |
絶景その１ |
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トレ・チメ？ |
綺麗な湖が見えます |
| ←絶景その２ |
十字架の展望台 |
十字架の展望台より |
絵はがき（登山道の吊り橋，背後にロレンツィ展望台と十字架） |
下山
展望を楽しんでいる間に，ドンドン霧が深くなっていき，風はますます強くなっていきます。立ち乗りゴンドラが止まってしまうんではないか？とちょっとだけ不安になりながら，ゴンドラに乗り込み下山。今回はゴンドラの窓が閉まらず，風が吹き込み，雨が吹き込み，物凄く寒い！そんな中でソン・フォルカ小屋に到着，そしてチェアリフトで下山完了。
そして，降りてみると山頂付近の霧はすっかり晴れて，クリスタッロ山が綺麗に見えていました。本当に，山の天気って変わりやすいです・・・ |
登山者２名発見！ |
チェアリフト乗り場 |
クリスタッロ山がハッキリと見えています |
コルティナ・ダンペッツォ散策
１６：３０，コンコルディアパークホテルに到着。このホテルも今晩までなので荷物を簡単に整理して，ホテル周辺の散策に出発。前日はメインストリートを歩き回ったので，今回はメインストリートから離れよう！と，何となく，足は坂道を登っていき，郊外へと進んでいきます。そして現れた景色は・・・遠くにクリスタッロ山が綺麗に臨める素晴らしいものでした！この景色に大満足！ホテルへと向かったのでした。 |
コルティナ・ダンペッツォの街並み |
少し高台になった所から |
綺麗な街並みが続きます |
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クリスタッロ山 |
クリスタッロ山・・・ちょっとアップ |
| ←クリスタッロ山・・・縦構図で |
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チンクエ・トーリが遠くに見えます |
高台から見下ろす |
| ←Ｇｅｎｅｒａｌ Antonio Cantoreの像・・・これってどんな人？ |
夕食〜散策〜就寝
１６：３０，ホテル到着。着いてみると，ちょうど添乗員さんが案内する夕食への出発の頃でした。どうしようかな〜とちょっとだけ迷いながらも，夕食を考えるのも面倒だったので，結局一緒についていくことに・・・夕食は「５TORRI（チンクエ・トーリ）」でピザと巨大なサラダ・・・サラダのボリュームに圧倒されましたが，本場のピザは美味しかったです。そしてデザートにStrudel di mele・・・アップルパイです。「小さく切ったリンゴをシナモンとクロ−ブで味付けし，パイ生地で包んだもの」で，この地域の伝統料理のようです（コルティナ・ダンペッツォガイドブック2011-12より）・・・個人的にはもう少しシットリしていた方が好みだったかな？
そして夕食後は再び街の散策。街には人はすでに少なくなり，明かりがついて，また違った雰囲気・・・これはこれでなかなか良い雰囲気です。そして，今度はメインストリートに沿って流れる川に沿って歩いてみました。やっぱり，水の流れる音というのは落ち着きます・・・そして再び街中へ。別なツアーの日本人観光客と少しだけ話をしたりしながら，２０：４５，ホテルに到着。周囲はすっかり暗くなっていました。ちなみに，コルティナ・ダンペッツォの街はメインストリートにある鐘楼がどこからでも見え，道に迷う心配が無く安心して散策できました。
荷物整理をしていると，２２：００頃から雨の音が！しかも結構な本降り！明日からは天気が良い！と思い込んでいただけにショック!!明日からの天気を不安に感じながら，２２：３０頃就寝。 |
ピザとサラダ |
コルティナ・ダンペッツォ夕景 |
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コルティナ・ダンペッツォ夕景 |
謎の現代美術もライトアップ！ |
| ←メインストリートと平行に流れる川 |
