4日目(2011年8月9日)

起床〜朝の散策
 4:00目が覚める・・・昨晩の激しい雨が気になっていたので,窓を開けて空を見ると,綺麗な星空!!ホッとして再び眠りに・・・
 5:00起床。しばらくボーッとしてから荷物整理,6:15,朝の散策に出発。この日の朝は再び高台へ。ただし,今回は川の方へ降りて,坂道を登っていきました。そして広がった景色は・・・これまた美しい!昨日の夕方に引き続き,この景色に満足!この先まで行っても同じかな?と何となく感じ,ここまでで散策は終わり!と,ホテルへ帰りました(笑)。7:20ホテル到着。

今日は良い天気です!

もうすぐ日の出

日の出!

朝の景色は綺麗です

朝の景色は綺麗です

街を見下ろします

街はまだ静かです
←鐘楼

出発

 9:00,ホテルを出発。この日はドロミテ峡谷本街道をドライブ,要所要所を観光という日です。ドロミテ峡谷本街道は「コルティナ・ダンペッツォからボルツァーノへ至る総延長110kmの道路です。この道路はもともと,ルネッサンス時代にヴェネツィアからドイツへ向かう商人たちに使われていた道で,ハプスブルク家フランツヨーゼフの統治下,1895年に整備が始まり,1909年に開通したという道路」です(添乗員さんの旅日記より)。ホテルを出発すると,私が朝,散歩した道を通り,曲がりくねった道をぐんぐんと高度を上げて進んでいきます。あの道の先はこうなっていたのか〜!・・・あそこで引き返して正解だったな!と思いつつバスの外を眺めていました(笑)。高台から見下ろすと,コルティナ・ダンペッツォの街が盆地になっているのがよく分かります。遠くに,放牧されている羊(?)の集団を,針葉樹の向こうには,すでに見慣れた感のある,迫力ある岩峰を見ながら,バスはドンドン進んでいきます。そして,遠くにチンクエ・トーリの姿が!すっかりお馴染みになったその5つの塔もこれで見納めか・・・としみじみ眺めていました。

ドロミテ峡谷本街道(このツアーで配布された資料より)

気持ちの良い道が続きます

羊(?)の集団

遠くには岩峰

チンクエ・トーリも見納めです
ファルツァレーゴ峠
 9:35,ファルツァレーゴ峠(2105m)で写真ストップです。ファルツァレーゴ峠はコルティナ地方とポルドイ地方の境界,正面の山(ラガツォイ山)が迫力ある姿を見せ,遠くにはマルモラーダ山が見えます。マルモラーダ山は昨日も遠望した山ですが,よりハッキリと見えます!こちらから見るとなだらかな斜面と万年雪が印象的ですが,反対側から見ると垂直な崖が切り立っているそうです。迫力ある景観をしばらく楽しんでいたら,買い物する時間はありませんでした(涙)。土産物屋さんの前には,沢山のエーデルワイスが咲いていました・・・ただ,これは若干の品種改良が施された種らしいです。

ファルツァレーゴ峠の土産物屋さん

ラガツォイ山

ここにもロープウェイが!

マルモラーダ山

周囲の山

周囲の山

エーデルワイス
いろは坂
 9:55,ファルツァレーゴ峠を出発,曲がりくねった坂道をドンドン下っていき,アラッバの街を目指します。アラッバの街中心部はとっても道が狭く,よくもまぁ,こんな道を・・・!とちょっとだけビックリ!アラッバの街を過ぎると次はひたすら坂道を登ります。ただ,この坂道,半端じゃなく急カーブの連続です。ポルドイ峠まで33のカーブがあり,カーブには番号まで打ってあります(笑)。私は車酔いしないので平気でしたが,車酔いする人は大変かも・・・ポルドイ峠を過ぎると次は27カーブの下り坂が待っていたのでした(笑)。ここはドロミテの「いろは坂」!ですね。

曲がりくねった道を降ります

街中の狭い道

曲がりくねった道を上ります

ポルドイ峠

 10:55,ポルドイ峠に到着。標高2239m,ドロミテ峡谷本街道の最高地点です。目の前に巨大な岩山がそびえており,その頂上部に何か建物が見える・・・どうやらロープウェイの建物らしい・・・え?あそこまで直接ロープウェイで??後半ほとんど垂直じゃないの?みたいな感じです!まぁ,ロープウェイは間違いなくあの建物に延びているのでそうなんでしょう・・・実際,そうでした(笑)
 ここから,ロープウェイに乗り,サッソ・ポルドイのマリア小屋(2950m)へと向かいます。所要時間約4分。約700mがアッ!という間です。ただ,山頂到達の手段はロープウェイだけでなく,登山道もしっかりと整備されています。登山道で登っている人も大勢いました・・・凄いです!登山道の整備,ロープウェイ・ゴンドラ・ケーブルカーなどの整備など,さらにはクライミングウォールなど,こちらは山を楽しむ文化が定着しきっている,そんな感じがしました。

ロープウェイ

ロープウェイから

登山道を上っていく人達

そして,ロープウェイは到着
サッソ・ポルドイ展望台
 サッソ・ポルドイの展望台は「展望台」というから狭い場所を想像していたのですが,頂上部は比較的平坦な場所が広がっていて,かなり自由に歩き回れ,360°の素晴らしいパノラマが広がっていました!天気も最高だし,ここに来てようやく,思い描いていたドロミテの景色を見た思いでした。足の向くままにブラブラと彷徨い,パノラマを堪能・・・素晴らしい時間でした。あと,ここにも黄色いくちばしのカラスがいました!

結構広く自由に歩き回れました

素晴らしい景色が広がっています

素晴らしい景色が広がっています
←素晴らしい景色が広がっています

場所によっては急な崖です

マルモラーダ山とドロミテいろは坂

残雪の上で多くの人が記念撮影してました

黄色いくちばしのカラス
←残雪もわずかに残っています
昼食
 12:20,ポルドイ峠を出発。再び27のつづら折りの坂を下って到着した街はカナツェイ。バスを降りて少しだけ歩き,ホテル「LA PERLA」に到着。ここのレストランで昼食です。サラダバー,仔牛のエスカロップ,フルーツとナッツのアイス。味はおおむね良好。ただ1つ,サラダバーのジャガイモが美味しくなかったです。ジャガイモ好きなので大量に取ってしまい大失敗でした・・・それよりも気になったのは,このホテルの外壁に描かれた滝の絵!この辺りに大きな滝があるんだろうな〜・・・気になって仕方ありませんでした(笑)。あと,街中で印象的だったのは登山用品店の多さ!・・・日本では考えられない密度でした。さすが,山岳レジャーの有名地!

ホテル「LA PERLA」(カーソルを合わせてください)

カナツェイの街

カナツェイの街
カレッツァ湖
 14:50,カレッツァ湖の駐車場に到着。土産物屋さんのある広い駐車場から地下道を通っていくと湖に到着です・・・ちなみに,この地下道にトイレ併設でした。湖に着いてみると,そこに広がったのはエメラルドグリーンの美しい水の世界!「九寨溝(中国)」や「プリトヴィツェ湖群国立公園(クロアチア)」で見た水の色そのもの!ここで見ることができるとは思ってもいなかったので感動の一言でした!エメラルドグリーンの水・濃緑色のモミの木・そして白いラテマール山,素晴らしいの一言です!湖の周囲に整備された遊歩道で湖の周りを一周,堪能しました!

土産物屋と地下道入り口

カレッツァ湖

水は本当に美しいです
カレッツァ湖→

木々の向こうに見る水も綺麗です

こんな道が湖を一周しています
←カレッツァ湖
ボルツァーノ観光(1)
 16:30,ドロミテ峡谷本街道の終点・ボルツァーノに到着。ここは1918年ま標高がこれまでと比べて一気に低くなり,かなり暑い!そんな中,観光に出発です。バスを降りるとサルスベリの赤や紫の花が満開でとっても綺麗でした。
 まずはヴァルター広場とドゥオーモ。ヴァルター広場は街のほぼ中心で賑やかです。広場の中央には白大理石の像が立っています。この像は13世紀ドイツの宮廷吟遊詩人Walther von der Vogelweideだそうです。そして,このヴァルター広場の正面にあるのがドゥオーモ,14〜15世紀に建てられたゴシック様式の教会です。細かな細工の施された65mの鐘楼と幾何学模様の多色の屋根が印象的な建物です。

ヴァルター広場

Walther von der Vogelweideの像とドゥオーモ
←Walther von der Vogelweideの像

ドゥオーモ

ドゥオーモ,ちょっとだけ遠くから
←ドゥオーモ,見上げて

ドゥオーモ内部

ドゥオーモ内部

ドゥオーモ内部

ドゥオーモ内部

ドゥオーモ内部

ドゥオーモ内部
ボルツァーノ観光(2)
 次に訪れたのはドメニコ会教会。ゴシック様式の建物で,ここは第2次世界大戦時の爆撃で半壊したが,現在では再建されています。内部・聖ヨハネの礼拝堂には1340年頃のジョット=パドヴァ派のフレスコ画が残っています・・・お金を入れるとライトアップされるようになっていました(笑)

ドメニコ会教会

ドメニコ会教会内部

だまし絵の窓もありました

フレスコ画

フレスコ画

フレスコ画

フレスコ画
ボルツァーノ観光(3)
 そして,エルベ広場へ。ここでは野菜・果物の市が出ていて,ヴァルター広場とは又,違った雰囲気で賑やかです。広場にあるネプチューンの像の所で一旦解散,とりあえず自由時間です。希望者は添乗員さんが考古学博物館へ案内してくださるということでした。ボルツァーノの考古学博物館と言えば・・・アイスマン!エッツィーです!ボルツァーノの街自体には正直,興味なかったですが(笑),アイスマンだけは見たかったんですよ!喜んで添乗員さんに着いて行くことにしました。ちなみにツアー参加者全員が着いて行きました(笑)。

ボルツァーノ街並み

エルベ広場

エルベ広場
ネプチューンの像→
ボルツァーノ観光(4)
 アイスマン(エッツィー)は,1991年,身に付けていた衣服や装備とともに氷河の中から発見されたミイラです。身長約160cm,死亡時の推定年齢46歳。死亡の原因は不明だが,左肩を矢が貫通,右手に深い切り傷などがあることも分かっています。何の為に氷河に行ったのか?なども含め,太古のロマンを感じさせてくれる人物(ミイラ)です。
 このアイスマンは冷蔵室?に納められており,小さな窓から覗き込む様に見学します。何度でも並び直して見ることができるので,何度も何度も,じっくりと見学してきました(笑)。同時に,アイスマンが発見され,回収される様子を記録したビデオも流されたり,アイスマンが身につけていたものなども展示されていたのですが・・・言葉が読めない!・・・ということで,これらはサァー!と流して眺めただけでした。まぁ,時間も無かったし,仕方ないですね〜(涙)。とりあえず,アイスマンの実物を見ることができただけで満足です!
 写真撮影は不可だったので,写真は撮れませんでした。これも残念でしたが仕方なしです。売店で絵はがきとマキシマムカードを購入。マキシマムカードは「切手と同じデザインの絵はがきに,切手を貼り,さらにその切手のデザインに関連する場所の消印が押され,更に日付は切手の発行日というもの」です。さすがアイスマン!切手のデザインにもなっているんですね〜!

アイスマン復元図(マキシマムカードより)

考古学博物館入り口付近

入場券売り場

こんな感じで展示されています(絵はがきより)

発見された時の写真(絵はがきより)
アイスマン・アップ(絵はがきより)→
夕食〜ホテル到着〜就寝
 アイスマンの見学を終えた後は,街を適当にブラブラ,集合時間ちょうどに集合場所へ行くとすでに全員揃っていました。もうちょっと,早めに集まるべきだったかな?皆さんすみませんでした。
 夕食前に,スーパーへ,お土産等を探したのですが,イマイチ,これ!といったものは無し。18:30,「PAULANER'S」で夕食。メニューはラザニア,サーモントラウト(鱒科),プリン。美味しかったです。
 19:55,「フォーポインツ シェラトンホテル」に到着。シェラトンだから勿論,良いホテルです。が,周囲は工場地帯みたいで,正直あまり面白くない・・・一応,ちょっとだけホテル周辺の散策に出てみたのですが,全く面白くなく早々に退散でした。荷物整理もせず,21:30,爆睡・・・

サーモントラウト

フォーポインツ シェラトンホテル

部屋
inserted by FC2 system