6日目(2011年8月11日)

 「オーバーグルグル」と言う名前・・・これが実はこのツアーに参加するきっかけになった大きな要因の1つです(笑)・・・一度聞いたら忘れられない響きです(笑)。最初聞いた時には何かの冗談かと思いました・・・そして,長閑な田圃の中に雀避け(?)の巨大な目玉みたいなのが沢山グルグル廻っている風景が思い浮かびました(笑)。実際,そんことがあるわけ無いとは思いつつ,そして,村の名前らしいと言うことを聞いたのですが,それでも「行ってみたい!」という想いは変わりませんでした。「オーバーグルグル」の名前は水が激しく流れ落ちる時の音を「グルグル(gurgl)」と表現,その上流地域と言うことで「オーバーグルグルObergurgl」となったようです・・・ちなみに下流域を指す「ウンターグルグル(下のグルグル,1793m)」もあるようです。さらに高所には「ホッホグルグル(高地のグルグル,2154m)」まであるそうです・・・ちなみにオーバーグルグルは標高1930m。どうでもいいけど,水の流れる音を「グルグル」とは普通表現しないと思います(笑)
 この日はオーバーグルグルの観光。午前中はホーエムートへ,さらにここからハイキングをしながら下ってくる,そして,午後はトップマウンテンスター展望台へ行き,眺望を楽しむ・・・という日程です。
起床〜朝の散策
 5:30に目が覚めたけど,6:00くらいまでウトウト。6:00過ぎにようやく動き始め,窓から外を見ると,昨晩はもう真っ暗でよく分からなかったけど,正面に教会,遠くに山,なかなか良い景色です。そして・・・山肌には何カ所か水の流れが・・・滝かな?6:30,恒例の朝の散策に出発。外に出るとちょっとだけ肌寒い感じ・・・「お〜,気持ちいい〜!」と思いながら出発。右に左に遙かな高所から水が落ちている。滝だ〜!と興奮したが,落ち着いて考えると残雪の溶け水が落ちているだけかも?・・・”滝もどき”と呼ぶことにしました。30分ほど散策していると,空気が異様に冷たい・・・手が悴んでくる。ホテルへ帰ると,同じツアーの方とバッタリ!「半袖?3℃だよ!」と言われ,温度計を見ると本当に3℃・・・どうりで寒いはず(笑)・・・7:00,ホテル着。この日の出発は8:45。朝食をとった後,しばらくノンビリと過ごしていたのですが,ハイキングの準備をしているうちに,帽子を紛失したことに気付き,ホテル近くの店で安物の帽子を購入。また,予定外の出費です・・・それにしても,海外旅行のたびに帽子を紛失している私です(笑)
 ホテルのすぐ近くにあった気球のモニュメント・・・最初は地球儀?かと思った(笑)。1931年,スイスの科学者・オーギュスト・ピカールが乗った気球がここの氷河に不時着,地元の山岳ガイドが無事救助したそうです。このことがこの村の名前「オーバーグルグル」を一躍有名にしたのだそうで,モニュメントはこのことを記念して作られたものらしいです。ちなみに,この気球は有人で成層圏に到達したそうです・・・凄い!の一言。成層圏と言えば,高度約1万m,気温-50℃の世界,当然空気も相当薄い・・・そんな所に気球で・・・高所恐怖症の私には考えられないです!このオーギュスト・ピカールと言う科学者,「タンタンの冒険」に出てくるビーカー教授のモデルとも言われている人物だそうです。

ホテルの窓から・・・教会と山

エーデルワイスグルグルホテル

気球モニュメント

再びホテルの窓から・・・教会と山

馬と滝もどき

滝もどき

滝もどき
ホーエムートへ
 8:45,ホテル出発。ガイドのブリジットさんと合流して,ゴンドラの乗り場へ向かいます。乗り場はホテルから歩いて数分の距離。途中,銅像の前で立ち止まり,熱心に説明してくれました。この人物はMARTINUS SCHEIBER,1931年のビカールの気球墜落事件の時に救助に向かった山岳ガイドだそうです。この地域が現在,観光地としてこれだけ発展しているのは,この人の功績無しには考えられない・・・みたいなことを言っていたような気がします。
 9:00,8人乗りのゴンドラに乗り,標高2067mのネーダーヒュッテ中間駅へ(所要時間5分)。ここで,別の8人乗りのゴンドラに乗り換えて頂上へ向かいます(所要時間10分)。

村の風景

MARTINUS SCHEIBERの像

ゴンドラ乗り場

ゴンドラ乗り場改札口

8人乗りゴンドラ

ホーエムートハイキング(1)

 9:20,ホーエムートに到着。ここは標高2653m。オーバーグルグルが標高1930mなので,標高差約700mを一気に登ってきたことになります。ここからはガイスベルク氷河,ロトムース氷河,ヴァッサール氷河の3氷河が一望でき,素晴らしい絶景となっています。
 旅のしおりには「ご希望の方はオーバーグルグルに下るハイキングにご案内します」と記載されていましたが,実際は全員ハイキングでした(笑)・・・希望もとられなかったような気がする(笑)。どうせ全員参加だからノープロブレムですが(笑)
 9:30,ハイキングスタート。まずはシェーンヴィーズヒュッテ小屋(2270m)を経由して,オーバーグルグルの村を目指します。足下に気をつけながら急斜面を降りていきます。勿論道が着いているので気をつけていけば全く問題なしです。
 降りていきながらガイドさんが見せてくれたのは大きなガーネットの結晶!・・・赤い色をしていたのでアルマンディンガーネットとみました(笑)。私のイメージでは赤いガーネットはアルマンディンなんです(笑)。この辺りの岩石にはガーネットが含まれているそうです。気をつけながら歩いて行くと見つけることができるらしいです。また,歩いていると道がキラキラ光っているのが印象的でした。どうやら沢山の雲母が含まれているみたいです。この辺りの岩石は粘板岩(スレート)質だそうです。結構歩きやすかったですね〜。
 遠くの氷河の溶け水が川となって流れ下ってきており,この谷に沿った斜面を下って行きます。しばらく下っていると対岸に綺麗な三角形の山があり,この頂上付近に十字架が!ここは何か巡礼の場所になっている・・・だったかな?そして,下の方を見ると川沿いに何か柵で囲んだ場所・・・インスブルックの大学が何かの調査をしているそうです。

ホーエムートの小屋

人物が入ると景色の雄大さが分かります

ホーエムートより(カーソルを合わせてください)

ホーエムートより

ハイキングスタート

山の頂上の十字架

雄大な景色が広がります

川沿いの調査の柵
ホーエムートハイキング(2)
 下っていると突然「ピーピーピー!」と物凄く甲高い声が大きく辺りに響き渡り・・・「何?誰か笛吹いたの?」とビックリ!ガイドさんが「マーモット!あっち!」。ずっと遠くにチョコンと立ち上がったマーモットが!あまりに遠く小さいのでよく分からなかったが,帰ってきてから写真で確認すると・・・なかなか可愛い!それにしても,こんな小さいのがよく分かるもんです。それに,マーモット,あの小さい体であの甲高い大きな声は何だ〜って感じですね。右の写真は270mmのレンズで最大に拡大して撮した写真と,そのマーモット部分のみを拡大したものです。
 この季節は,エーデルワイスの花の季節が終わっているらしく,エーデルワイスは咲いていません・・・ちょっと残念,と思っていると,ガイドさんが「この斜面を登っていくと,ほぼ,間違いなくエーデルワイスが咲いてますよ・・・行く人いますか?」・・・ということで,10:45,エーデルワイスを見つけに出発です。急勾配の斜面を登ると言っても,まぁ,特に問題は無いレベル。ただ,何という草かな?物凄くトゲがきつくて,軍手の上からでも痛い痛い(涙)。そして,ついに岩の上に野生のエーデルワイスを発見!ガイドさんに支えられ崖から身を乗り出しようやく撮した写真が右下の写真です。時間的にもう少し余裕かあれば,もう少し崖の上に登って上から写真が撮れたかも・・・とは思うのですが,残念ながらちょっと時間が足りなかったかもという感じで断念しました・・・う〜ん,ちょっと心残りかも(笑)
 更に下って行くと,ガイドさんが,「この正面の氷河の向こうで1991年9月にアイスマンが発見されたんですよ」みたいな説明をしてくれました。おお〜!そうなんだ〜などと思いながら黙々と下って行きます。

マーモット

マーモット(拡大)

エーデルワイス

この向こうでアイスマンが発見された?
←エーデルワイスを求めてこんな斜面を登っていきました
ホーエムートハイキング(3)
 オータムリンドウ,ベロニカ,アルペンマーガレット,カンパヌラ(ブルーベル),エリカ(ヒース),勿忘草,ノコギリソウ,アイブライト(コゴメクサ),オクエゾガラガラ,アイスリンドウ(スノーリンドウ),シルバーあざみ,タイムの花・・・添乗員さんの旅日記によると,このハイキングで咲いていた花々です。これまで何回も書いたように,私に花の種類は全く分からない(笑)・・・相変わらず,どの花が珍しいのか,珍しくないのか,さえもさっぱりです(笑)。ということで,とりあえず今回も撮してきた写真を貼っておきます。
ホーエムートハイキング(4)
 そして,いつの間にか,遙か下に見えていた氷河の溶け水の川がすぐそばになっています。
 11:20,シェーンヴィーズヒュッテ小屋(2270m)に到着。1時間50分の行程でした。下り基本でしたが意外に疲れています・・・ここでトイレ休憩です。小屋でジュースを頼み,テラスで一休み・・・遙か上方にホーエムートの小屋が小さく見えます。あんな所から降りてきたのか〜とちょっと感動です(笑)

氷河の溶け水の川

シェーンヴィーズヒュッテ小屋

テラス

降りてきた斜面(カーソルを合わせてください)

ホーエムートの小屋

ホーエムートハイキング(5)
 11:45,シェーンヴィーズヒュッテ小屋を出発,オーバーグルグルの村を目指します。振り返ると小屋の背景になっている山の上に印象的な雲がかかっています。川に沿った道を下っていくのですが,この川がなかなか良い雰囲気・・・下流に滝がありそうな気配抜群です(笑)。この頃から登山客とすれ違うようになるのですが・・・それを避けるように,旧道へ進みます(笑)。綺麗に整備された道よりも,この旧道の方がなかなか楽しい道でした。
 そして,現れたのが大きな滝・・・落差40〜50mくらいの印象。ロトムースの滝というそうです。水量豊富に落ちています。滝が綺麗に見える所にベンチも設置されています。ここが1つの休憩ポイントにもなっているのでしょう。背景の山とともに素晴らしい景色を作り出しています。

シェーンヴィーズヒュッテ小屋と印象的な雲

深い渓谷となっています

旧道はこんな感じ

こんな景色の中を歩いて行きます

ロトムースの滝

ロトムースの滝
ホーエムートハイキング(6)
 さらに,ひたすら下って行きます。対岸に落ちる巨大な氷河の溶け水の滝(滝もどき)を見ていると,ところどころしっかりとした滝となって落ちています。あの直下に行きたい〜!などと思いながら(笑)黙々と下って行くと,道は松の林の中へと進んでいきます。こちらの松の葉は針状5枚だそうです。日本の松の葉と言えばVの字状になった2枚葉が思い出されるのですが・・・違いますね〜(笑)。50年に1度だけ松ぼっくりができる松があったり,樹齢800年の大木があったり・・・樹齢300〜400年程度の木は多いみたいです。ワタスゲの群生を見たり,人懐っこい牛の横を通ったり・・・いつの間にか,オーバーグルグルの村はすぐそばになっていました。

”滝もどき”も立派な滝になっています

樹林帯へと入っていきます

ここを抜けるとゴールは近い

人懐っこい牛

ワタスゲ
ホーエムートハイキング(7)
 最後はオーバーグルグルの村に向かって川沿いに歩いて行くのみ・・・ここまで来るともうハイキングも終わったようなもの・・・でも開放的な広々とした景色が気持ちよかったです!物凄く気持ち良い風が吹いていたような気もしますが,ハッキリとは覚えていません。ただ,気持ちが良かったので夕方の散策で再びこの辺りまで来てしまいました(笑)
 建物の壁に変な絵が描いてあったり,キリスト様の所に,エーデルワイスがあったり,上空にドラム缶?がつなげてあったり・・・とそれなりに見るものもありました。
 そんな感じで風景を楽しみながら歩いているといよいよオーバーグルグルの村に到着です。時刻は13:05,お腹がすきました(笑)。昼食です!

何の絵かな?

キリスト様(カーソルを合わせてください)

エーデルワイス

ドラム缶?

こんな道を歩きました
トップマウンテンスター展望台へ
 昼食は,ホテルレストラン「WIESENTAL」にて。この日のメニューは,ポテトのスープ,カワカマスとタリアテッレ(平らな麺),アプリコットの団子・・・団子の大きさに似合わない大きな皿が印象的でした(笑)そして,もう一つ印象的だったことは,すぐ近くで女の子が食べていたパフェ(だったと思う)。物凄く巨大だけど美味しそうだった!写真を撮っていないのが残念(笑)
 この日の午後はヴルームコーゲル山にあるトップマウンテンスター展望台へ行って眺望を楽しみます!
 14:40,バスでロープウェイ乗り場へ移動。10分程度で到着・・・近いです!そして,ロープウェイ乗り場へ。ここは週3回のみの運行だそうです。14:50,8人乗りゴンドラで中間駅(2724m)へ。眼下に広がる緑の樹林や放牧された羊?などを見ていると,アッという間の約20分で到着。ここで4人乗りチェアリフトに乗り換え,頂上を目指します。ここからの景色は前半と打って変わって,ゴツゴツとした岩が露出した荒々しい景色です。チェアリフトなので真下がよく見えるのも楽しいような怖いような(笑)。青々とした溜め池?を過ぎると頂上のトップマウンテンスター展望台に到着です。・・・それにしても,溜め池は本当に真っ青でした!何か着色剤でも混ぜているんじゃないかな?というほどでした。それにしても,ここが週3回のみの運行だなんて・・・勿体ない!客が居ないようにも見えなかったけど・・・

レストラン「WIESENTAL」

アプリコットの団子

見慣れた雄大な景色

ロープウェイ乗り場

8人乗りゴンドラから乗り場を見下ろす

8人乗りゴンドラ

山羊?羊?

中間駅・・・だったかな?

チェアリフト

青々とした溜め池?
←チェアリフト,上に見えるのが展望台
トップマウンテンスター展望台
 15:15,標高3005mのトップマウンテンスター展望台に到着。ここは4日目のサッソ・ポルドイ展望台と違って展望用の建物があります(笑)。建物の周囲から展望を楽しむようになっているんだけど,下が格子状,その遙か下まで丸見えです!これはこれで,嫌だ〜!でも,360°の大パノラマが広がり,素晴らしい景色です。もうすでに見慣れた感のある氷河を被った山々に加えて,遙かな遠くに岩山の山塊群も・・・ドロミテの山々だそうです・・・懐かし〜!
 アイベックス(アルペン山羊)やマーモットの像がここはアルプスなんだな〜という気分にさせてくれます。ちなみにアイベックスの像の向こうの山がオーストリア最高峰の山ワイルドスピッツェ,標高3772mだそうです。ちなみに富士山は3776m。この辺りのアルプスの山々って意外に低いんだなぁとビックリ!(・・・アルプスって4000〜5000mの山が普通だと思っていたので)
 そうこうしているうちに下山の時刻。ふと,チェアリフトを見ると・・・止まっている!しかも,人を乗せたまま・・・!!その人は微動だにせず動き出すのを待ってるようでしたが・・・自分があの状態で止まるのは考えたくない!!あの人の様子を見るに,こういうことは結構あることなんだろうか?嫌なものを見てしまった〜!
 15:35,4人乗りチェアリフト,8人乗りゴンドラと乗り継いで下山です。ストップするなよ〜と祈るような気持ちでしたが(笑),無事ストップすることなく下山完了でした。これにて今日の観光は終了!
 16:10,バスに乗ってホテルへ出発です。

トップマウンテンスター展望台

真下も綺麗に見えます(笑)

展望台からの絶景

展望台からの絶景・・・ドロミテ方向?

マーモットの像

アイベックスの像

人を乗せたままリフトは止まっていました

チェアリフトと遠くの山々

オーバーグルグル村の散策(1)
 16:20,エーデルワイスグルグルホテルに到着。しばらく部屋で休憩した後,17:00,ホテルのすぐそばのスーパー”SPAR”へ買い出しに出発です・・・”SPAR”はこちらが本場だそうです・・・知らなかった。飲み物やお土産のチョコ等を購入。もう,お土産を考える時期か〜とちょっと寂しく感じたりしました。17:30〜18:00頃は疲れが溜まってたんでしょう,ウトウト・・・ハッと目が覚めて,シャワーを浴びて,18:30,散策に出発。
 とりあえず,朝の散歩コースとは反対方向へ,後は足の向くままにふらついていると牛が長閑に草を食んでいました。振り返ると村の景色が美しかったです。綱渡りで遊んでいる家族がいたり・・・平和で長閑な景色が広がっていきます。村のあちこちにキリスト様やマリア様の祠があり,信仰と共に生きているんだなぁという感じがします。
 この日の夕食は自由。各自で好きな所で食べる事になっています。一応,希望者は添乗員さんが案内してくれることになっていて,その集合が19:00。その19:00はもうすぐです。どうしようかな〜と思いつつ,考えるのも面倒なので添乗員さんに付いて行こうかな?でも,もう少し,村を散策したいし・・・考えながら,結局,18:55頃,一旦ホテルに戻り添乗員さんの案内するレストランを確認,気が向けば添乗員さんのグループに合流,またはそのレストランで食べようと思い,再び散策に出発しました。


オーバーグルグルの村は綺麗でした

綱渡りで遊んでいる家族

坂の途中から
←この辺りで引き返しました

キリスト様

MARTINUS SCHEIBERの像
←教会
オーバーグルグル村の散策(2)
 次に向かったのは川の上流方向。昼間,ホーエムートからのハイキングの時に,対岸へ向かう橋があったみたいで気になっていた場所でした。対岸へ渡り,ちょっとだけ登ってみたいな〜と思ったからですが・・・橋に行ってみると橋の対岸は通行止めでした・・・残念!まぁ,その気になれば乗り越えられたんですが,海外に来てまでそんなことするのもなぁ・・・ということで,橋から上流・下流の景色を楽しむのみにしておきました。サンタ・マッダレーナ村でも感じたことですが,本当に流れが急です。ただ,水が物凄く白濁しています。アイスランドの川も同じこんな色だったような気がします。氷河の溶け水はこんな感じなんでしょうかねぇ?

この橋を渡って対岸の道へと思ったが・・・

通行止めの柵がありました

橋から上流方向の眺め
オーバーグルグル村の散策(3)
 時刻は20:00前です。いい加減,夕食かな?と思い,添乗員さんのグループが食べているはずのピザレストラン「Pic Nic」へ。行ってみれば,まだ,皆さん食事中でした。同じテーブルに混ぜてもらい夕食。ピザを丸々1枚食べてしまいました。日本の宅配ピザで言えばMサイズと言った所かな?かなり満腹になりました。なんだかんだと喋りながらの夕食は結構楽しかったです(笑)・・・本場?のピザも楽しめたし。時刻は20:40,暗くなる前に三度目の散策に出発です(笑)。
 次に狙ったのは朝からもう飽きるほどに見てきた氷河の溶け水の”滝もどき”・・・この”滝もどき”の直下に行ってみよう!ということでした。夕食前に渡れなかった橋の下流に,渡れる橋があるのに気付き,この橋を渡って対岸へ。対岸の牧草地を左(上流側)へ行くと,1つの”滝もどき”の直下に行ける!と思ったのですが,ある程度進むと,ちょっと傾斜がきつい場所になり,ちょっと危険かな?と言う印象。”滝もどき”直下はその少し先みたいですが・・・もうすぐ暗くなるし,これ以上は無理と判断・・・諦めました。なかなかうまくいかないものです(涙)
 ”滝もどき”直下を諦めると,もううす暗くなり始めているので町の散策です。とは言っても,登山用具店が充実しているくらいで見るべきものはあまりありません。しかも店はほとんど閉まっているし(笑)。そして,町には明かりが灯り始め,良い雰囲気になっていきました。21:00・・・いい加減真っ暗になってきたのでホテルへ撤退。荷物整理をして,23:00,就寝。

この橋を渡って対岸へ

橋から上流方向の眺め

”滝もどき”への最後の斜面・・・ここで撤退

牧草地のそばの岩屑

明かりが灯った町も綺麗です

明かりが灯った町も綺麗です

ホテル入り口付近

すっかり暗くなりました
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