起床・出発
5:45,起床。この日は午前中はピッツネイル展望台で眺望を楽しみ,下山途中のコルヴィリアからサンモリッツまでハイキング,午後は自由時間,という日程です。この自由時間が問題!未だにどうするか決めていないのです!昨日の夕方,ホテルでもらった地図に描かれていた滝の絵・・・これが気になって仕方が無かったのですが,どの程度の滝なのか,滝への行程はどの程度整備されているのか・・・情報が全くないのでどうしたものかな〜と決めかねていました。同じツアーのIさんの「コルヴァッチ展望台への中間駅のムルテールからフォルクラ・スールレイ峠を越えて,ポントレジーナ経由で帰ってくる」というハイキングコースは魅力的なので同行させていただくか,この滝に行くか・・・堂々巡りになっていました。
6:00,ホテル周辺の散策へ出発・・・がサンモリッツ湖まではちょっと遠いし,帰りの坂道が億劫なので行く気にならず,ホテル周辺はイマイチ面白くない。早々に撤退。この時にホテル前のバス停を見てみると,地図が貼ってありました・・・が,この地図には滝の記載は無し!・・・いよいよ,滝へ行くか,行かないか・・・迷走となりました(笑)
結局,コルヴァッチ展望台→ムルテール中間駅→フォルクラ・スールレイは決定として,その後をIさん達に同行してポントレジーナ経由のハイキングコース(絶景コース),フォルクラ・スールレイでIさん達と別れ,ムルテール中間駅まで引き返して滝を目指す,のどちらかにしよう!どちらにするかはフォルクラ・スールレイに到着するまでに決める!といういい加減な日程にしてしまいました(笑)
ちなみにサンモリッツでは,2泊以上(だったかな?)でサンモリッツカードが渡され,これを使うと交通機関が無料になります。良いシステムですね〜 |
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ホテル付近から |
ホテル前のバス停 |
バス停にあった地図 |
ピッツネイル展望台へ
8:30,バーレンホテルを出発。ホテル前のバス停付近で山岳ガイドの高橋さんと合流です。現地在住の日本人の方です!ガイドが日本人だと,言葉の心配が無いから良いですね〜。ここから2番のバスに乗って,色々な場所への交通の起点になっている学校広場へ。学校広場から,8:45,ケーブルカーに乗り出発。ケーブルカーは物凄い急傾斜だけどレール付き(笑)・・・高所恐怖症の私でも安心でした(笑)。約5分後の8:50,チャンタレッラ(標高2005m)到着。ここで別のケーブルカーに乗り換えて,さらに上方を目指します。そして,約7分でコルヴィリア(標高2486m)到着。ここでさらに80人乗りのロープウェイに乗り込み,約10分でピッツネイル展望台に到着。9:10,到着・・・ロープウェイからの景色も絶景でした! |
ケーブルカーより |
ケーブルカー内部 |
ケーブルカーを乗り換えます |
コルヴィリア |
ここでロープウェイに乗り換えです |
ロープウェイ |
ロープウェイから・・・絶景です |
ピッツネイル展望台
ピッツネイル展望台は標高3057m。ピッツ(PIZ)は山頂を指す言葉で,ピッツネイルとはロマンシュ語で「黒い山」の意味だそうです。そして,ロープウェー駅のすぐそばにシュタインボックの銅像が!ピッツネイルと言えば必ず,この写真が掲載されるあの銅像です。あ〜,ここに来たんだな〜・・・と感慨深かったです。ちなみに,シュタインボックはアニメ「アルプスの少女ハイジ」で「大角のだんな」として登場するあの大きな角の山羊です。生きている姿を見てみたいな〜とは思いますが・・・そんなチャンスは無いでしょうね。展望台からの景色はまさに絶景!です。「地球の歩き方」には「谷を隔ててアルプスを眺めることになるので,ちょっと迫力には欠ける」と書かれていますが,十分な絶景です!こんな景色が何の苦労も無く楽しめるなんて凄いことですよ! |
ピッツネイル展望台 |
展望台 |
絶景です |
シュタインボックの銅像 |
シュタインボックの銅像 |
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雄大な景色が広がります |
面白い雲が発達中でした |
←雄大な景色が広がります |
コルヴィリア〜サンモリッツ(1)
展望を楽しんだら,ロープウェイに乗り下山。今度はコルヴィリアからサンモリッツの町までハイキング開始です。この道は冬のスキーコースだそうです。そして,ビックリしたのが,ここでも自転車に乗った人がいたこと!下っていくのは気持ちよさそうだけど,登りは・・・考えるだけで恐ろしいです(笑)。
サンモリッツの町へ向かって坂道を下っていくと,長閑に牛が草を食んでいます。その後,牛の集団とすれ違いました。きちんとリーダー牛がいるようで,このリーダー牛が私達の様子をしっかりと観察しているようでした・・・しっかりしてるなぁ(笑)。すれ違う時に,牛の集団が緊張していたのが伝わってきました。素晴らしい景色を見ながらノンビリと歩いて行きます。 |
ピッツネイル展望台の土産物屋 |
自転車に乗った人も楽しそうでした |
坂道を自転車で上がってきます! |
長閑です |
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牛・アップ |
長閑に草を食んでいます→ |
ドンドン下って行きます |
牛の集団とすれ違いました |
コルヴィリア〜サンモリッツ(2)
サンモリッツへのハイキングは続きます。標高は大分低くなってきました。遠くにはシルヴァプラーナ湖・・・あの辺りに滝があるはず・・・・と思って探すけど当然,分かりません(笑)。
そしてまた,自転車に乗った人と遭遇・・・こんな所で,ここまで頻繁に出会うとは・・・!でもこの後,もっと凄い所で自転車と遭遇することになるんですが・・・(笑)。遠くにケーブルカーや山々の雄大な景色を眺めながらハイキングは続いていきます。 |
奥に見えるのがシルヴァプラーナ湖です |
また,自転車に乗った人とすれ違いました! |
休憩所のお店? |
気持ちよさそうに休憩されています |
登りと下りのケーブルカーがすれ違っています |
なかなか長閑な景色です |
なかなか長閑な景色です |
物凄い建物の建て方です(カーソルを合わせてください) |
これは・・・何だったかな? |
サンモリッツの町が近くなってきました |
最後はこんな道です |
コルヴィリア〜サンモリッツ(3)
この遊歩道には「ウルスリのすず」の物語の場面を描いた絵が道沿いに1枚ずつ貼ってありました。でも,スイス語?は読めないので眺めるだけでスルー・・・写真だけでも撮っておけば良かったなぁ・・・とちょっとだけ後悔しています。サンモリッツカードの写真も,撮っておけば良かったなぁと思っていますし,この日は今になって思えば,写真を撮っておけば良かったと思うのが沢山あります・・・
そして最後は,ハイキング恒例の咲いていた花々です。これまで何回も書いたように,私に花の種類は全く分からない(笑)ので,とりあえず今回も撮してきた写真を貼っておきます。 |
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コルヴァッチ展望台へ
そして,サンモリッツの町に到着。ポントレジーナ方面へ向かうIさん達は先に学校広場へ向かっています。ハイキングで後方から歩いていた私は急ぎ足で追いかけて合流・・・みなさんバス停で待っていてくださいました!有り難うございます!無事,バスの時間に間に合い,スールレイのロープウェイ駅へと向かいました。
12:00頃,ロープウェイ駅に到着,12:20頃,ロープウェイに乗り,出発。ムルテール中間駅で乗り換えて,コルヴァッチ展望台へ。ロープウェイからの景色は・・・それはもう,言葉にならないほどの絶景が広がっていました!・・・でも,この後に見る景色は,さらに,もっともっと素晴らしかったのです! |
スールレイ駅 |
切符売り場・・・でもサンモリッツカードがあるから不要 |
ロープウェイ乗り場 |
ロープウェイより |
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ロープウェイより |
ロープウェイより→ |
中間駅を過ぎました |
大分,高度が上がってきました |
コルヴァッチ展望台
そして,12:35頃,コルヴァッチ展望台に到着・・・絶景が広がっています。遠くにアルプスの山々を臨み,正面に氷河です。この氷河,結構後退しています。夏だからなのか?温暖化の影響なのか?分かりませんが,もう少し延びた氷河だったらもっと良かったなぁ〜というのは欲張りかな?氷の溶け水が水たまり?になっています・・・物凄くきれいなグリーンです。
ひとしきり景色を堪能したら,ムルテール中間駅へ戻ってハイキング開始です。後ろ髪引かれる思いで,12:50頃には展望台を後にしました。 |
コルヴァッチ展望台 |
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ムルテール中間駅からのハイキング(1)
ムルテール中間駅に到着したのは15:55頃でした。フォルクラ・スールレイの山小屋目指してハイキング開始です。この時点で,私はまだ滝に行くか,Iさん達と一緒にポントレジーナ経由コースへ行くか決めていませんでした(笑)。このハイキングコースの景色はまさに雄大!とりあえず,標識に従って左の方へ,急な坂を下っていきました・・・結果で言えば,ここは右へ進むとしっかりした道で,さらに近道でフォルクラ・スールレイの山小屋に着いたのですが・・・今考えてみると,こちらのコース(遠回りコース)の方が変化に富むコースで楽しかったなぁ・・・と感じています。 |
標識 |
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ハイキング開始! |
雄大な景色が広がります |
←雄大な景色が広がります |
ムルテール中間駅からのハイキング(2)
フォルクラ・スールレイの山小屋へのハイキングは続きます・・・何と,ここでも自転車に乗った人と遭遇!いったいどうやってこんな所まで自転車を持ち込んだのか?確かにここで自転車に乗ると気持ちよさそうですが・・・いや〜こちらの人の自転車熱は凄いです!
振り返ると,ムルテール中間駅とこれまでに歩いてきた道,遠くにはコルヴァッチ展望台へのロープウェイケーブルも見えます。景色を楽しみながら,時々休憩を入れながら山小屋を目指していきます。途中,多くの人とすれ違い,挨拶を交わし,写真を撮ってもらい・・・楽しい時間が過ぎていきました。 |
青空がきれいです |
ここにも自転車に乗った人が! |
川を渡ります |
ハイキングは続きます |
すれ違った方が写真を撮ってくれました |
ムルテール中間駅を振り返る
(カーソルを合わせてください) |
コルヴァッチ展望台とムルテール中間駅を結ぶ
ロープウェイケーブル |
フォルクラ・スールレイ
フォルクラ・スールレイの山小屋へのハイキングは楽しかったですが,道中ずっと気になっていたのはこの後どうするかと言うこと。滝を見に行くか?,Iさん達とハイキングを続けるか?・・・ただ,滝を見る為にはこの道を一人で引き返さないといけない・・・ちょっと寂しいかな〜Iさん達と一緒にポントレジーナ方面ハイキングにしようかな〜と言う気持ちの方が強かったと思います。
そして,フォルクラ・スールレイの山小屋に到着したのは14:00頃。約1時間のハイキングの終点,目に飛び込んできたのは湖?の背景にそびえる氷河を従えた山の雄大な景色!コルヴァッチ展望台で見た氷河が正に目の前にありました!・・・何だかこの絶景を見た瞬間,迷いが吹っ切れました・・・この景色で十分に満足!この後は滝へ行くぞ!!と決めました。山小屋でアップルソーダを頼み,雄大な景色を前にゆったりとジュースを飲む・・・至福の時間でした(笑) |
絶景! |
絶景! |
山小屋で休憩 |
山小屋から |
山小屋の犬 |
山小屋の犬 |
ムルテール中間駅へ
14:30頃,山小屋でIさん達と別れ,一人でムルテール中間駅へ向かいます。今度は時間短縮もかねて本来の道を通って帰りました(笑)。ここでも自転車に乗った人とすれ違ったり,同じツアーのMさん御夫妻とすれ違ったり,ついでに牛ともすれ違ったりしながらノンビリと雄大な景色の中を歩いて行きます。とっても気持ちよい時間でした。行きもこの道だったら楽だっただろうけど,行きはやっぱりあのちょっとだけ大変だった道を通って良かったなぁ〜と言うのが正直な感想。せっかくだからいろんな所を歩きたいですしね〜
そして,約40分でムルテール中間駅に到着。すぐに下りのロープウェイに乗ってスールレイ駅を目指しました。 |
帰りはこんな道でした |
ここでも自転車と遭遇! |
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ケルンが積まれてました |
雄大な景色の中を歩きました→ |
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氷河の溶け水が川になっています |
滝っぽい部分のアップ |
←氷河の溶け水が滝っぽくなっていました |
牛とすれ違いました |
親牛かな?最後までこちらを用心していました |
少しですが花も咲いていました |
そしてムルテール中間駅に到着 |
スールレイ駅へ
そしてロープウェイでスールレイ駅へと向かいます。眼下に広がるのは素晴らしい景色・・・シルヴァプラーナ湖には沢山の凧が舞っています・・・何かの大会でもやっているのかな?と思いながら,滝に無事辿り着けて余裕があったら,湖面を散策してみよう,と考えていました。 |
シルヴァプラーナ湖を見下ろす |
スールレイの滝(1)
スールレイ駅に到着すると,帰りのバスの最終時間を確認して,さっそく滝へ向かいます。何となく,この道かな〜という方向へ歩いて行くと,数分程度で「Wasserfall(滝)」の案内板が!「やった〜!」と思いながら遊歩道を歩いて行くと・・・10分程度であっさりと到着でした。かなり覚悟していたのに,あまりの楽勝ぶりに拍子抜け(笑)。遊歩道の終点で目の前に現れたのは巨大な滝。予想外の素晴らしい姿に思わず「おお〜っ!」と叫んでしまったら,すぐそばにベンチがあり,そこに座っていたカップルがビックリしていました(笑)。・・・ちょっと恥ずかしかったです(笑) |
滝へ出発 |
しばらく歩くとこの案内板がありました |
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こんな道を歩いて行きました |
突然現れた巨大な滝→ |
スールレイの滝(2)
ひとしきり滝を堪能して帰ろうとすると,さらに下へと階段が続いています。多分,湖へ下りていく階段だろうけどどうしようかな?駅まで控えした方が良いかな?と思っていると,階段を上がってくる人が・・・この人によると,この階段を下っていくと滝を見上げることができるらしい・・・「決定!この階段を下りていこう!」。
急な階段を下りていくと,この滝を下流から見上げるポイントが何カ所かあり,さらに,湖に降りると,そこからもハッキリとこの滝が見えました・・・これだけ素晴らしい滝なのに,ホテルでもらった地図以外に情報が無かったのがビックリ!何人かの人にこの滝の名前を尋ねたのだけどほとんどの人は知らなかったです。一人だけ知っている方がいたのですが,うまく聞き取れなかったです。「スネイの滝(スネイルの滝?)」と聞こえましたが,今考えてみると・・・もしかしたら「スールレイの滝」だったかも。何となく,「スールレイの滝」のような気がするので,ここではこの名称で紹介しています。それにしても,名称があるかどうかは別として,案内板には単なる「Wasserfall(滝)」,地図以外には特に情報も無し・・・落差40mを超えるであろう水量豊富な巨大な滝,しかもアクセスは容易,湖からもよく見える・・・そんな滝に対してこの扱い!日本では考えられない。この地方ではこんな滝はいくらでもゴロゴロしてるので,特に珍しいものでも無いと言うことなんでしょうね〜アルプス,恐るべし! |
階段が続いています |
最下段 |