鹿児島県の滝

しょんべん滝(鹿児島県大根占町)


車道から見上げて

直下から見上げて

大黒天の像

小便の滝(大黒天の滝)の案内板
2009年3月20日,2019年5月25日撮影

 国道269号を南下,鹿屋市から大根占町に入った辺りで神川大滝公園の案内がありますので,そこを左折,大滝公園に着く前に目の前に長次郎滝が現れます。その長次郎滝のすぐ隣にあるのがこの滝です。かなりの落差がある滝ですが,雨後の限定滝のようです。「しょんべん滝」は地元の方々がこう呼んでおり,錦江町役場でもこの名前で紹介しているので・・・もっと良い名前を付ければいいのに・・・それにしても,気持ちが良いほど真っ直ぐ!に落ちています。
 2019年5月25日,物凄く久しぶりに訪問しました。新しく「神川七滝 全体マップ」が設置されており,「神ノ川七滝伝説」が記載されていました。「古来,神ノ川河口付近にはこの土地を収める雄城(高城)と雌城(現在の城)があり,その周りには7つの土地「ぜんづき・瀬戸・上・下・西・栫の坂・御崎」があった。雌城の下に諏訪神社大明神があり,雄城の主藤原義光はとりわけこの神社の雌城を愛し,通っていたという。それをよく思っていなかった7つの滝に住む大鰻は洪水をおこし,河口一帯を流してしまった。これをかわいそうに思った7つの土地の主は七福神となり7つの滝の大鰻を鎮めるため鎮座したという。それ以来,大きな洪水もなく河口付近は農業・漁業など産業が栄え,滝付近から流れ出るわき水を飲むと健康増進・長寿の御利益があると伝えられている。」とのことです・・・知らなかった〜で,神川七滝にはそれぞれ七福神の名が付けられていて,しょんべん滝(現地表記は「小便の滝」)は「大黒天の滝」とのことです。滝前(この滝の場合は少し離れた場所ですが・・・)には大黒天の像がつくられていました。
 それにしても,7つの滝と七福神の組み合わせは,何か根拠があるのでしょうか?しょんべん滝(小便の滝)を割り当てられた大黒天がなんだか可哀相です・・・

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