鹿児島県の滝

千滝と仙滝（鹿児島県霧島町）

2010年６月27日撮影

　国分市から霧島町方面へ北上，国道２２３号との交差点でも曲がらずにそのまま霧島神宮へ直進，ロータリーも直進，霧島神宮正面で左折，そのまましばらく進むと蓬泉館がありますので，この少し手前を右折，そのまま進んでいくと道路沿いに現れます。が，2008年５月11日，私が訪れた時は全く水がありませんでした。リベンジとして2008年７月５日，訪れたところ，それなりに水が流れていました。落差も結構あり，なかなかきれいな滝です。岩から水が染み出してくる潜流瀑です。周囲もあちらこちらから水が染み出してきていました。この滝の上部には枯れ沢（だと思う）があり，今回は少しだけ流れがあるのか，壁が濡れていました。ここから豪快に水が流れ落ちていると，この滝は更に見応えのある姿になるでしょう。・・・が，台風の後でもなければそんな姿は拝めないのでしょうね。（台風の後でも，どうなのか分かりませんが・・・）
　１／２５０００地図ではこの滝の先に発電所があり，更にその先に滝マークがあります。ここに行ってみようと思い，発電所まで行き，そこから霧島川へ降りて行ったのですが，・・・ここで何やら全く気が乗らなくなり撤退してしまいました。疲れていたんでしょうか・・・まぁ，ここもいずれの宿題ということにしておこうと思います。

　枯れ沢から流れ落ちる滝は「仙滝」と呼ばれているようです。上流の高千穂河原にかなりの雨が降った時だけ現れるそうです。大雨の後を狙って何回か訪れましたが，ことごとく空振りに終わっていました。2010年６月27日，この日の数日前までかなりの雨が降った為，今日こそは！と思い訪れましたが，この日も空振りでした。その後，他の滝を廻り夕刻，国分の町を走っていると急にそれなりに激しい雨が降り始めました。もしかして・・・と思い，急遽駆けつけると，ついに仙滝が落ちていました！以前，写真で見た仙滝に比べ水量は少なめですが，千滝と仙滝のコラボを見ることができ，感無量でした。

　上の写真で下半分に落ちているのが潜龍瀑である千滝，この滝は夏（春？）から秋にかけて現れます。そして，上部から落ちている１本の滝が仙滝，これは上流の高千穂河原で大雨が降った「直後」にだけ現れるようです。