鹿児島県の滝

杖立の滝−神野渓谷・大川の滝T−(鹿児島県吾平町)


全景

下段
全景→
2009年12月4日,2020年10月18日撮影

 大川林道沿いの神野渓谷の滝群は「大川の滝」と総称され,下流から「杖立の滝」,「一本松の滝」,「特攻の滝」,「おしどりの滝」と名付けられています。その美しい花崗岩のナメとエメラルドグリーンの水の色で有名な場所です。いずれ行きたいと思いつつなかなかチャンスがなかったのですが,2009年12月4日,ようやく行ってきました。
 高山町(現肝付町)から県道542号線を南下,県道544号線へ右折,しばらく車を走らせると永野牧バス停付近に「大川の滝」の案内板があります(ただ,この案内板は黒ずんでいてよく分からなくなっています)。この「大川の滝」の案内板で左折,大川林道をドンドン進んでいくと道は未舗装となり,所々荒れています。ちょっと不安になるような道ですが,一応,車で行くことができます(私は途中のスペースに駐車,最後は歩いていきましたが,駐車・Uターン可能な場所が何カ所か,少なくとも「おしどりの滝」まではありました。ただし,大川林道は一般車両は原則通行禁止のようです)。
 2020年10月18日,約11年ぶりに訪問しました。この間に一帯は「神野トレッキングコース」として整備され,立派な駐車場もできていました。大川林道を約1.5km,私のペースで約20分程度で「杖立の滝」の案内板があります。以前は無かった滝直下への道も整備され,案内板も新しい物が設置されていました。その案内板には「林道もない昔,谷川沿いに登山道があり山仕事や登山客等がその周辺の景観に見惚れ,杖を止め眺めた事からこの名前がついた。この辺りの地名も杖立原(つえたてはら)と言う。」と記されています。
 「杖立の滝」は大きく見て二段の滝,メインは勿論上段。落差約15m,巨大な花崗岩の一枚岩を途中で向きを変えつつ,一気に流れ落ちています。

inserted by FC2 system