鹿児島県の滝

海竜の滝（鹿児島県内之浦町）

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	滝直下
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2011年３月30日撮影
上流の小滝	上流の小滝
上流の小滝	上流の小滝
2009年12月29日撮影

　県道74号を内之浦町（現　肝付町）から南下すると佐多町（現　南大隅町）との町境に境谷橋があります。国土地理院の１／25000地図には境谷橋の下流に滝マークがあります。この滝は書籍「鹿児島の沢登り」で「海竜の滝」と呼ばれ，同書籍の表紙も飾っています。見てみたいと思いつつ，敷居が高そうでしたので後まわしにしていました。2009年12月29日，ふと思い立ってアタックしてみました・・・結果，玉砕。境谷を下っていっても，「海竜の滝」が望める場所まで下ることは（少なくとも私には）無理っぽいことだけは分かりました。この日は他のルートもいくつか試してみたのですが，結局辿り着くことはできませんでした。
　2011年３月30日，この日は午前中のみ用事があり，午後からフリー・・・どうしようかな〜と考えていると，この滝のことを思い出しました。県道74号の境谷橋を中心とした打詰〜大浦間は土砂崩落に伴う工事のため，しばらくの間通行止めになっていました。この工事は2011年３月中旬頃に終了しているはずだったので，「行けるはず！」と思い早速訪れてみると，予想通り工事は終了していました。境谷橋の佐多町側に駐車スペースが有り，ここから海岸方向への道が延びています。前回も下って行った道ですが，「やっぱりここしかないよな〜」と思いつつ今回もここから下っていきました。結局前回と同様のルート・・・道は最後には不明瞭となり，先は斜面が続いています。下方から波の音が聞こえてきて海岸線が近いことは容易に想像できます。そして，前回断念した急斜面に到着・・・でも，今回はザイル持参です。念のためザイルを張りながら滑り降りるように斜面を下っていくと，平坦な部分に到着しました。ここから左へ進むと，小さな川に到着，この川の上流に目的の「海竜の滝」があるはず・・・でも，川は一面枯れ草？が覆い尽くしていて上流は見えません。枯れ草をかき分けながら上流へ進むと滝に到着。書籍「鹿児島の沢登り」では落差25ｍとして紹介されている滝ですが，どうにもそこまでの落差は感じられませんでした。私の印象として15〜20ｍ程度でした。滝の落差って本当に難しいです。でも，そんなこととは無関係に素晴らしい滝でした。周囲が荒れ気味なのが残念でしたが。