鹿児島県の滝

しょうえんの滝（鹿児島県出水市）

全景
見上げて	上段
2011年５月15日撮影
全景	上段
2010年11月20日撮影
	全景
	下段と滝壺
	←全景
2010年２月27日撮影
2010年１月９日撮影

　「日本滝名鑑4000」では「轟の滝」として紹介されている滝ですが，地元の方は「しょうえんだき」と呼び，出水市の資料には「しょうえんの滝」として記載されていますので，ここでは「しょうえんの滝」として紹介します。大きく２段になって落ちる美しい滝です。落差は轟脇の滝より低いという印象でしたので15ｍ程度かな？と思います。2009年の年末から出水市の滝を巡ってきましたが，個人的には出水市の滝の中でダントツにNo.１の滝です。鹿児島県の滝としても個人的には，かなり上位に位置する滝です。だから写真も大きめ（笑）
　「しょうえんの滝」という名前を聞いた時，「日本滝名鑑4000の轟の滝のことだ！」と直感しました。国土地理院の１／25000地図を見ると，上場小学校のある通りから400〜500ｍ北に川筋が描かれています。この坂元川の支流が坂元川と合流する所より，坂元川を少しだけ上流に行った所。いろいろな情報を総合すると「しょうえんの滝は９割方ここだ！」と考えていました。が，「日本滝名鑑4000」では「轟の滝」は「坂元川支流」にあると記載されています。私が特定した場所が間違っているのか？「轟の滝」と「しょうえんの滝」は別の滝なのか？確信が持てなかったので，結局，下流から遡ることにしました。私のとったルートは次の通りです。上場小学校の所から県道118号線を北上，約1.7kmの辺りで坂元川の支流（上記の支流とは別）へ。支流を下り，坂元川へ。そして坂元川を上流へ遡り，滝に到着。トータルで約1.5時間かかりました（涙）・・・途中，小滝は沢山あるものの，特にめぼしい滝はありませんでした・・・そして，問題の「しょうえんの滝」は予想通りの場所にあり，「轟の滝」のことでした。帰りはショートカットで県道18号線へ上がったところ，約15分で到着・・・
　この滝へは次のルートが良いのではないかと思います。出水市街地から国道447号線を東進，大川内バス停の所（篠田商店の所）で左折，坂元川に沿って北上し，途中で坂元川から離れて上場高原へ向かいます。上場小学校手前の店のある所で左折，県道118号線へ進み，約400ｍ進んだ所で左の細い道へ進み，すぐに，左の方の畦道（かな？）へ進んでいくと，すぐに山道に突入します。山道に入ったら，これまたすぐに右手の斜面をドンドン下っていきます。すると，川（坂元川の支流，実際に水も流れています。）へ降りることができます。坂元川の支流に沿って下っていくと，坂元川に合流します。ここから坂元川の上流方向へ進んでいくと，すぐにこの滝に到着です。このルートなら，恐らく，県道から10〜15分程度と思います。

　2010年11月20日，３度目の訪問。この日は水量が少なかったです。さらに，水も淀んでいました。紅葉の季節なのに全く紅葉も無し。多分，紅葉する木が無いんでしょう。でも，せっかく来たのだから・・・と，気になっていた上段へ行ってみました。すると，ビックリ，滝壺はありませんでした。