鹿児島県の滝

おしの滝(鴛の滝)(鹿児島県鹿屋市)


全景

全景
←ちょっとだけ下流から

遊歩道の途中から・・・上流の8m滝が少しだけ見えます

吊り橋の残骸・付け根部分
2010年5月4日撮影

 かつて,「グリーンカントリー高隈」には「鴛(おし)の滝」への遊歩道がありました。現在では遊歩道は崩壊しています。鹿屋市に問い合わせたところ,「危険ですよ。」,「復旧の予定はありません。」とのことでした。2008年5月4日,ここを訪れた時はルートが全く分からず撤退しました。2010年5月4日,「おしの滝」へ再挑戦しました(前回のアタックからちょうど2年経っています)。勿論,「無理はしない・限界となったら撤退する」と決めてのアタックでした・・・今回は無事に到着出来ました。初めて見る「おしの滝」は予想通り水の大変綺麗な豪快な滝でした。この「おしの滝」の更に上流にはさらに数多くの滝があるそうですが,この先は沢屋さんの領域,とても私が手を出せる世界ではないです・・・
 私が訪れたルートは次の通りです。「グリーンカントリー高隈」の駐車場から大箆柄川の左岸の遊歩道を進みます。3つ目の砂防ダム(下流側に橋があります。壊れていて渡れませんが・・・)の上流で川へ降ります。川を上流へ進むと4つ目の砂防ダムが現れます。この砂防ダムは右側から左岸の遊歩道へ上がって越えます。4つ目の砂防ダムを越え,再び川へ降り,少しだけ上流へ進むと吊り橋の残骸があります。ここまで駐車場から約30分でした。(前回は4つ目の砂防ダムまで遊歩道で来ることができたように記憶しているのですが,今回は草がひどく茂っていて上記のルートにしました。)
 吊り橋の所で対岸へ渡り(勿論,濡れます),吊り橋の付け根の部分へ進み,周囲をよく見ると上流方向へ遊歩道が延びています。ただ,この遊歩道はここまでに進んできた左岸の遊歩道と比べ道幅が非常に狭く,草が生い茂り,所々崩れています。この遊歩道を進んでいくと,それなりに高度が上がっていきます。右側は急な斜面になっている場所も多いので十分に気を付けて進んでいきます(私は崩壊と草とで一ヶ所だけ遊歩道を見失ってしまいました)。遊歩道を進んでいくと木製の桟道が4ヶ所(だったかな?)連続します。この桟道はかなり朽ち果てています。しかも,先に進むほど朽ち果て具合は激しくなり,残骸のみしか残っていない場所も現れてきます。また,特に危険そうな場所にはロープでなく鎖が張ってあったようなのですが,この鎖の支柱も風雨でさびて途中で折れてしまっている状況です。この桟道付近が最も危険な場所だと思います。朽ち果てた木製桟道の連続を過ぎると,ようやく「おしの滝」が見える場所に到着です。そして,最後に急な岩盤をチェーンを頼りに,滝正面へと降りていき到着です。ここまで,吊り橋の残骸から35分程度だったのではないかと思います(帰りはおしの滝から吊り橋残骸まで25分でした)。
 「おしの滝」への道は鹿屋市役所の方も言われていたように,(かつての遊歩道があるとはいえ)今ではそれなりに危険になっています。もし,このページを見て行かれる方がいらっしゃれば十分に注意して行動していただきたいと思います。勿論,自己責任で。

 余談ですが・・・最近,桜島の噴火活動が活発になっています。また,この数日は雨が降らない状況でした。汗ビッショリで「おしの滝」に到達したところ,汗ビッショリの服もタオルも火山灰でザラザラになってしまっていました。この行程中,(多分)灰は降っていませんので,恐らくこの数日中に降った灰が木の葉などにかかっており,それが服やタオルに付着したものと思います・・・物凄く,嫌でした(笑)

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