鹿児島県の滝

青敷の滝(鹿児島県蒲生町)


道路から・・・下部は見えません

滝直下
←見上げて・・・上部は木に隠れて見えません
2010年7月13日撮影

 蒲生町の青敷(あおしき)の滝です。雨が降った後の限定滝です。九州自動車道を姶良ICで降りて,県道25号線を北上,さらに県道463号線へ進んでいきます。姶良ICから約8.1kmで米丸温泉の案内板がありますので,ここで右折,道なりに約600m程度の辺りからこの滝の上部がよく見えます。(県道からも見えます。)上の写真の「道路から」とした写真はここから撮したものです・・・が,遠い!そして,全貌は見えません。「これは,行くしかないでしょう!!」と滝直下を目指すことにしました・・・滝の方へ歩いていくと,小さな川が流れています。この流れが滝の下流だろう・・・と判断,上流を目指しました。左岸・右岸とルートを選びながら進んでいくと最後には小滝が連続するようになります。そして,滝直下に到着。直下から見たこの滝は・・・でかい!想像以上の落差でした。30m以上,もしかしたら40mを越えているかも知れません(後で調べた所,落差54mだそうです)。木が邪魔で上部は隠れています・・・道路からは下部が見えず,直下からは木の枝の為に上部が見えない・・・困ったものです(笑)・・・全体が見える程度の場所に近づくと,水飛沫が激しく,とても写真を写せるような状況ではありませんでした。いろいろな角度から数十枚撮した写真ですが,ほとんどの写真が水飛沫で「没!!」って感じになってしまいました・・・(涙)
 なお,この滝は青敷山から落ちる滝で,現在,「青敷の滝」と表記されていますが,以前は「敷」の字が「色」だったそうで,「青色の滝」と表記されていたそうです・・・そういえば,三国名勝図會に「青色野の滝」という滝が記載されています。この滝のことらしいです。今では雨後限定のこの滝も昔は水量が一定した滝だったのかも知れないですね。
 この滝の情報は姶良市役所および,姶良市役所蒲生支所の方々からいただきました。皆さんどうも有り難うございました。

 追記・・・この滝への行程は決して難所という程ではありません。私で,行きは約40分。帰りは・・・20分。帰りに気付きましたが,右岸に道らしきものが一応,付いています。ただ,雨後だった為,粘土質の土が物凄く滑りました。体中,泥だらけになってようやく車に帰り着き,ホッとしていると,通りがかった方が話しかけてこられました。「泥だらけじゃない!どうしたの?」「(私)滝に行ってきたんです。粘土質の土が滑って大変でした・・・」「滝だったら山の方から行けば良かったのに」「(私)えっ??」「最後は歩かないといけないけど,道もほとんど平坦だよ」「(私)え〜〜〜!!!!」・・・ということで,次回は山ルートからアタックしてみようと思っています(笑)

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