鹿児島県の滝

ぬめい段(鹿児島県出水市)


ぬめい段上部

ぬめい段下部
←ぬめい段の上流にある滝
2012年3月10日撮影

 ぬめい段は昭和60年8月1日発行の「広報いずみ」で紹介されている場所です。「広報いずみ」には,「日添地区の狩俣山には,水の源に近い山あいに「ぬめい段」と呼ばれる一枚岩のすべり台があります。この「ぬめい段」は,ゆるやかな下りで長さは約30m。山からわき出るきれいな水が,岩のくぼみを流れ落ち,まるで自然に出来たスライダープールみたい。また,50m上流には高さ5mほどの滝もあります。」と記されています。
 出水市中心部から国道447号線を大川内方面へ進み,萩ノ段で軸谷川に架かる橋を渡ったらすぐに左折,道なりに約1.5kmで日添公民館があり,この公民館前を過ぎて約100mの所で右の道へ進みます(私はこの辺りに駐車,後は歩いて行きました)。道なりに進んでいき,分岐は右へ,さらに道なりに進んでいくと,Uターンスペースがあります。ここまで車で来ることができると思いますが,道は狭く離合スペースもありません。特に農繁期は車で行くのはやめた方が良いと思います。このUターンスペースから更に道なりに進んでいくと,私のペースで約7分で「ぬめい段」に到着しました。この場所の上流・下流ともに転石が多く,この部分だけが「すべり台」の表現にピッタリであること,50mほど上流に高さ5mほどの滝があること,などからここが「ぬめい段」と判断しました。「ぬめい段」の写真を見たことが無いので,確信はありませんが・・・。広報誌を読むと爽やかな空間を想像してしまいますが,少なくとも,私が訪れた時は周囲は荒れ放題で爽やかさとは全く無縁の空間でした。少なくとも,ここで「すべり台遊び」しようとは全く思いませんでした(笑)。

inserted by FC2 system