熊本県の滝

数鹿流ヶ滝(熊本県長陽村,日本の滝百選)


熊本地震後の姿(2020年12月29日)

全景

大水量(2006年7月16日)
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水量標準(2006年5月3日)

水量少(2005年2月5日)
2005年2月5日,2006年5月3日,2006年7月16日,2014年7月5日,2020年12月29日撮影

 熊本市から国道57号線を阿蘇の方へ,「大阿蘇大橋」を過ぎるとすぐに駐車場があります。駐車場から歩いて数分です。広い滝壺に約60mの落差の滝ですが,滝見台が遠くで見下ろす形,これ以上近づけないので迫力があまり感じられなかったのが残念でした。「数鹿流ヶ滝」の名前の由来は「建久2年(1191年)この地で行われていた巻狩の際,数頭の鹿が逃げ場を失い渓谷に流れ落ちた」ことから名付けられたといわれていることが周囲の説明板に紹介されています。
 2006年5月3日,7月16日の写真を追加しました。特に7月16日の写真は前の週までの大雨の影響もあり,豪快な滝になっています。2005年2月5日の写真と同一の滝とはとても思えません・・・
 2014年7月5日,物凄く久しぶりに訪問しました。この滝を見て思うのは「見る場所が限られてしまっていて,いつも同じような写真になってしまう」,「巨大な滝のはずなのに,それが感じられない」などです。やっぱり滝壺に降りたいな〜

 2016年発生の熊本地震で一帯は大きな被害を受け,以来,この周辺は近づけない状況が続いていましたが,2020年10月3日に国道57号が開通,ようやくこの滝の近くまで行くことができるようになりました。ということで,2020年12月29日,ようやく訪問しました。「どこか数鹿流ヶ滝が見えるところはないかな〜?」と周辺をウロウロ,行き着いたのが,かつての滝見台の跡地でした。そして目にしたのは確かに数鹿流ヶ滝。滝が無事に存在していたことに一安心,ただ,姿の変わり方にビックリ・・・原型は同じですが,周囲の岩盤の崩落のためでしょう・・・荒々しい姿になっていました。また,水量にもビックリ。まるで梅雨末期の豪雨の後のような水量です。私の記憶では,そんなに雨は降っていなかったはずなのに・・・何かの理由でたまたまこの水量だったのか,それとも地震の影響か?いずれにせよ,無事?この滝が存在していて嬉しかったです。

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