熊本県の滝

雄亀滝（熊本県美里町砥用）

	雄亀滝橋
	ここだけが滝っぽい
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2014年３月16日撮影

　国道218号を宇城市から山都町方面へ。美郷町役場を過ぎて約１ｋｍで雄亀滝橋の案内があるので，ここで右折。案内に従って道なりに約3.4ｋｍ。あとは徒歩です。水路に沿って５分程度で雄亀滝橋に到着。橋の上流は巨大な砂防ダムになっています。その下に本来ここにあったであろう滝（？）の一部が残されている感じです。その下は再びコンクリートで固められており，「滝」としては無残な状況になっています。
　雄亀滝橋は熊本県指定重要文化財で，熊本県教育委員会により昭和63年３月に設置された案内板には「緑川の支流柏川から取水する柏川井出が雄亀滝の深い谷を通る地点に造られた水路橋である。」と書かれ，雄亀滝橋には「おけだきばし」とふりがなが付けられています。が，すぐそばの美里町教育委員会により平成20年３月に設置された案内板には「桶岳の深い谷に工事がおよんだ際野津の石工（岩永）三五郎に水路橋架橋を依頼し，文化14（1817）年に完成しました。」と書かれ，雄亀滝橋には「おけだけばし」とふりがなが付けられています。これらの記述を考えると，雄亀滝という滝の存在自体が疑問視されてくるような気がしてきますが，この場所はかつて，「立派な滝があった」みたいな雰囲気がありますので，一応，ここを雄亀滝と言う滝があった場所としておこうと思います（笑）。