宮崎県の滝

くわんす滝(宮崎県椎葉村)


見上げて

滝壺
←滝壺から見上げて

国道から遠望

水量少
2013年12月8日,2015年7月18日撮影

 国道218号を五ヶ瀬町から椎葉村に向かって南下,国見トンネルを抜けて約600mで右対岸にこの滝が落ちているのが遠望でき,左に駐車スペースがあります。滝の由来を記した説明板があるとの話だったのですが,見当たりませんでした。探す場所が違ったかな?撤去されたのかな?ちょっと分かりませんが,まぁ,どちらでも良いかも(笑)。この遠望ポイントからさらに椎葉村方面へ200m進み,「滝見橋」を過ぎたところで,右へ。この先は荒れていますので,基本,車は不可と思います。渓谷沿いに歩いて行くと約250m,数分程度でこの滝直下に到着です。ここにも小さな橋があり,この橋の名前も「滝見橋」でした。この滝はここから見るのが一番でしょう。上段は見えなくなりますが,見上げるこの滝は結構良かったです。水量豊富な時期に再訪してみたいですが,・・・滝上部の岩盤に大きなスズメバチの巣がありました。ちょっと嫌でした(笑)
 椎葉村観光協会のHPには「くわんすとはお湯を沸かすチョカ(焼酎やお酒などを直火にかけてお燗する土瓶)のことです。昔,この地区に祈祷をするソウタリコウノスケという男が住んでおり,人々の面倒をよく見ていました。年をとり大病をわずらい余命を悟ったコウノスケは,この滝の源流である掟場か,三重山に生まれ変わり,「くわんす」をまた使うからと言って大切にしていた金と銀のくわんすを滝壺に鎮めたといわれます。それからこの滝は「くわんす滝」と呼ばれるようになり,以来,慈悲のあるコウノスケが流す滝の清水でお茶を飲むと,身も心も清められると伝えられるようになりました。」との説明があります。
 2015年7月18日再訪。水量豊富に落ちていました。

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