宮崎県の滝

『音の谷の滝』（宮崎県高千穂町）

	見上げて
	滝壺
	←直下より全景
	滝横には柱状節理が見られます
	ここが蛇ヶ渕かな？
	←対岸より全景
2014年３月16日撮影

　神代川が五ヶ瀬川に合流する所に懸かる大きな滝。日本滝名鑑4000では「蛇ヶ渕の滝」の名称で紹介され，「蛇ヶ渕とは本流の大きな渕をいい，その渕の上流側に懸かる滝なのでその名があると思われる」と記載されています。高千穂町中心部から県道50号を進み，青葉大橋を渡り，向山北小学校へ。向山北小学校の付近から音の谷キャンプ場へ降りる道が伸びています。この道を下りきった付近から対岸にこの滝が落ちているのが見えます。端正な姿の立派な滝です。どうしても滝直下に行きたくなり，この後の訪問予定の滝を全てキャンセルして滝直下まで行ってしまいました。直下から見上げた感じでは，落差40ｍ程度の印象。豊富な水が激しく落ち，辺りは水飛沫が舞い上がっており，とても写真を撮れる状況ではなかったです。水が少々汚かったのが残念でしたが，久しぶりに感嘆の声を上げてしまった素晴らしい姿でした。
　滝直下へは川を直接渡るのは流れの速さ・水量・深さから危険と判断（水量が少ない時期だと渡れるかも？），音の谷キャンプ場の吊り橋を渡り，対岸へ進んで到達しました。が，このルートも最後は竹藪の中を強引に突き抜け，激しい藪こぎを強いられ，意外に大変でした。直下から見上げるこの滝は素晴らしい姿ですが，行かれる方はそれなりの覚悟が必要かもしれません。