長崎県の滝

白糸の(長崎県長崎市愛宕3丁目)

2012年7月29日撮影

 江戸時代後期の観光ガイド「長崎名勝図絵」で紹介されている滝で,江戸時代は長崎を代表する滝だったそうです。長崎市中心部から国道324号を田上方面へ。途中,白糸バス停付近で右折,白糸公園方面へ進みます。この道,物凄く狭いです。右折して100mくらいかな?ちょっとだけ広くなった所に「愛宕3丁目自治会」の掲示板があり,この真下が白糸の滝の落ち口です。この滝はこちらのページでその存在を知りました。このページには「かつてはここに住み着いていた6,7匹の白狐が,通行人を化かしていたという伝説が残るように,当時旧長崎村の高野平郷であったこの辺りは樹林地帯で,清らかな小島川が流れる秘境の地だった。江戸時代後期には長崎名勝図絵にも描かれる長崎の名勝地として知られ,その美観が多くの人を魅了した証として詩にも詠まれるなど,人々が日がな一日ここで過ごす庶民の憩いの場だった。」と記されています。が,現在では長崎市街地の,ど真ん中の滝です。風情とは全く無縁,かろうじてその姿が残っている・・・が現実です。勿論,水も汚いし,無理して見に行くような場所でも無い・・・が,正直な感想です。周囲は交通量も多いし,道も狭い,車は付近の有料駐車場に停めてバスで白糸バス停を目指した方が良いと思います。

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