長崎県の滝

小井手の滝(長崎県東彼杵郡川棚町)


見上げて

滝直下
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登り口の案内

下流から
2015年5月4日撮影

 川棚駅から県道4号を北上,さらに県道106号へ右折します。県道106号を約2.3kmで右へ,虚空蔵山の岩屋登山口方面へ進むと約1.5km地点に「小井手の滝の登り口」の小さな案内板があります。案内板の表示ではここから384mとのことです。私のペースで約40分で到着でした。見える範囲で大きく2段の滝,落差は20m程度の印象,なかなか良い滝です。この上部にさらにもう一段ありそうなのが木々の向こうにかすかに見えました。右からも小さな流れが滝となって落ちてきていますが,こちらは恐らく雨の後の限定滝と思います。
 岩屋水源の森のHPには「この森林の中に,小井出の滝とよばれる3段に連らなった高さ27mの滝があります。その滝に向かって左側の社に水子観音と称される胸像が祭ってあり,別名,滝の観音とも呼ばれ,古くから地域住民に水神として崇められています。」,東彼杵町の観光パンフレットには「3段に連なった高さ27mの滝。滝の横に観音様の胸像が祀ってあり,別名,滝の観音と呼ばれています。」と表記されています。2つとも出典は同じなのでしょうが,この滝の横には観音様の胸像はありませんでした。近くに「滝の観世音」がありますので,そこと混同されているのでは無いかと推測しています。東彼杵町の観光パンフレットで使われている滝の写真は別な写真が用いられているみたいです・・・それでは何処の滝か?と考えるとどうもよく分かりません。この地域の滝は奥が深いかもしれません(笑)。(→東彼杵町の「滝乃観音」と「小井出の滝」の情報が混乱して記載されていたようです。2020.09.13追記)
 また,岩屋水源の森のHPや東彼杵町の観光パンフレットでは「小井出の滝」と表記されていますが,現地案内板では「小井手の滝」と表記されています。ちょっと迷いましたが,本HPでは現地案内板に従って「小井手の滝」の表記で紹介しようと思います。
 近くの方に話を伺ったところ,「以前,滝のそばに大井手さん(大井出さん?)と言う方が住んでいた。この一家が引っ越しされた後で,この滝を「小井手(出?)の滝」と呼ぶようになった。」とのことでした・・・それなら「大井手(出?)の滝」では?と思いました(笑)。

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