10〜11日目(2017年8月13〜14日)

起床
 目が覚めたのは5:00でした。ゆっくりとお風呂に入り,荷物整理をして読書して過ごします。この日は希望者はスタークフォンテン洞窟の観光です。追加料金が12800円ですが,アウストラロピテクスが発見されたという洞窟です。速攻で申し込みしました。ただ,ヨハネスブルグと言えば,治安が悪いことでも有名・・・ネットで検索すると,とんでもない話がいくらでも出てきます。内心ビクビクでした(笑)。まぁ,心配しても仕方ないし,何より,ツアーです。危険なところに行くはずがありません。それでも内心ビクビクでした(笑)。とりあえず,ホテル内をブラブラと散策・・・6:00,レストランで朝食,あとは部屋で出発をボーッと待っていました。

シティロッジホテルの長い廊下

ホテル内をブラブラ

レストラン
スタークフォンテン洞窟へ
 9:00,シティロッジホテル出発です。ホテル内の駐車場でガイド兼ドライバーのケニーさんと合流,スタークフォンテン洞窟を目指します。ホテルを出てすぐに,ヨハネスブルグ市内の近代的な風景が現れます。マダガスカルとは景色が全く異なります。南アフリカ共和国はアフリカ第1の経済大国だそうです。ヨハネスブルグの凶悪なイメージは全くありません!
 約1時間でバスの周りは広大な平原が広がるようになって来ました。

今日はこの車で観光です。

(9:13)都会です!

(9:24)都会です!

(9:47)何かの宗教団体らしいです。

(10:07)広大な平原が広がっています。
スタークフォンテン洞窟(1)
 10:10,スタークフォンテン洞窟到着です。ここは「人類のゆりかご」の異名を持つ場所で,初期の人類のアウストラロピテクス・アフリカヌスの頭蓋骨(「ミセス・プレス」と名付けられています)と左足の骨化石(「リトルフット」と名付けられています)が発掘された場所です。管理センターに併設された売店には「ミセス・プレス」かな?の頭蓋骨が描かれ,貼られたポスターには古代人類の復元図が描かれています・・・気分は盛り上がります!

スタークフォンテン洞窟の管理センター

売店(カーソルを合わせてください)

ポスター(カーソルを合わせてください)
スタークフォンテン洞窟(2)
 10:20,ヘルメットをかぶり(必需品です。貸し出しヘルメットが準備されています。),洞窟探検ツアーに出発です!洞窟入り口までの道沿いには10数枚のプレートで地球の歴史が説明されています・・・数値など,ちょっと現在の値とは違っていたりしますけど(笑)
 ここで面白かったのが日時計!多分,洞窟の入り口付近に設置されていたのですが,アナレンマ曲線と組み合わせてあります・・・初めて見た・・・気がします。

洞窟入り口までの道はこんな感じです。

解説はビッグバンから始まります!

シーラカンスの化石(3億年前)

リストロサウルス(2億4500万年前)

ユーパルケリア(2億2000万年前)

超大陸パンゲア

「リトルフット」(330万年前)

「ミセス・プレス」(215万年前)

日時計

ガイドさんが実演してくれました。

日時計・アップ・・・アナレンマ曲線とセットになっています。
スタークフォンテン洞窟(3)
 10:38,洞窟に突入です。階段をドンドン下へ降りて行きます。時々,「これ,化石だよ」とガイドのケニーさんが(洞窟の係員だったかな?)説明してくれます。階段の先はちょっと平坦,すぐに右上方へ続く通路が柵で立ち入り禁止になっています・・・この先で,「リトル・フット」が発見されたそうです。その発見場所が見たかったのに〜と物凄く残念ですが,仕方ありません,先へ進みます。

化石・その1

化石・その2
←スタークフォンテン洞窟入口

この先が「リトル・フット」の発見場所

洞窟を先へ進みます。
スタークフォンテン洞窟(4)
 所々,天井から光が入ってきています。穴が空いています・・・こういう所から動物が落ちて,死んで,化石化していったんですね〜道は徐々に高度を下げ,地底湖が現れます。当然ながら透明度はかなり高そうで,「きっと,太陽光の下で見たら綺麗だろうな〜」って感じです。この先,かがんで1人がようやく通れるような通路や,急傾斜の階段など,なかなか楽しい道が続き,徐々に高度を上げていきます。

光が入ってきています。

鍾乳石

鍾乳石「象の鼻」

地底湖

地底湖の先はちょっと開けた空間です。

こんな所を進みます。

こんな所を進みます。

この辺りから上へ上がっていきます。

天井の穴が「目」みたいです。
スタークフォンテン洞窟(5)
 そして,出口です。別のグループが説明を聴いているみたいでしたので,しばらく待ちます。出口にあったのは2つの銅像。1つはヴァレンタイン・トビアス博士,もう1つはブルーム博士。ブルーム博士の銅像は頭蓋骨を眺めています。「ミセス・プレス」を発見した時を銅像にしたみたいです。「この象の鼻に触ると幸運,手に触ると知恵がつく」との説明があり,迷いましたが,鼻に触ってきました!鼻に触る人が多いみたいで,鼻はピカピカでした(笑)。ここで,記念写真,11:23,洞窟内の観光終了です。約45分でした。結構楽しかったです!

出口へ向かっていきます。

フィリップ・ヴァレンタイン・トビアス博士の銅像

ロバート・ブルーム博士の銅像
←出口
スタークフォンテン洞窟(6)
 出口からは管理センターへの帰路コースです。ネットで囲まれた場所には,足場が組んであります。ここで,ブルーム博士は「ミセス・プレス」を発見したそうです・・・もっと近くで見たかった〜!と思いますが,仕方ありません。この辺りではスタークフォンテン洞窟の他にも,パラントロプス・ロブストスが発見されたスワートクランズ洞窟やクロムドライ洞窟,クーパーズ洞窟など,沢山の場所で人類化石などが見つかっています。これら他の洞窟の場所などの説明板が所々にあります・・・時間があって,普通に英語が読める語学力があったら,じっくりと見てみたいものですが・・・時間も無いし,語学力も無いのでスルーで先に進みます(笑)。

外に出るとこんな景色が広がっています。

こんな感じで道がつくってあります。

「ミセス・プレス」発見の場所

「ミセス・プレス」の説明板

スタークフォンテン洞窟の説明板

「スワートクランス洞窟」の部分の説明

管理センターへ向かいます。
博物館
 11:30,管理センター到着です。5分程度休憩をして,管理センター横の博物館へ進みます。確か,無料だったと思います。いろんなパネル,模型,頭蓋骨のレプリカなどなど・・・興味深い展示ですが・・・英語を読む気力は無いので眺めるのみでした(笑)。
 11:50,スタークフォンテン洞窟とその博物館の観光終了です。
ソウェト地区へ
 しばらく走り,「人類のゆりかご」の案内で写真ストップです。確か,このタイミングだったと思います。「時間があるので,ソウェト地区を少し観光して,空港に向かいましょう。」とガイドのケニーさんから提案がありました・・・だったと思います。「えっ!?ソウェト地区?」・・・ちょっとビックリです。ソウェト地区というと,アパルトヘイトの象徴・スラム街・危険な街のイメージが強かったので大丈夫?という感じが強かったのです。
 右には綺麗な家が建ち並びますが,左にはスラムが広がっています。貧富の格差に愕然としながら景色を眺めていました。

「人類のゆりかご」の案内

怪しいオブジェ群

この辺りは綺麗な家が並びます。

反対側はスラムです。

反対側はスラムです。
ネルソン・マンデラとデズモンド・ツツ
 「危険!」のイメージが強かったソウェト地区ですが,実際に目にした景色は明るい感じで,危険な感じは全くありませんでした。でも,一歩道を間違えるとまだまだ危険な所も多いとのことでした。特に,夜は超危険だそうです!
 ここでの観光地は2カ所,ネルソン・マンデラ元大統領とデズモンド・ツツ元大司教の家です。ともに,アパルトヘイトと闘った人物でノーベル平和賞を受賞しています。時間が無かったのでどちらも外観のみでしたが,マンデラハウスは記念館になっており,ツツハウスは現在も人が住んでいるそうです。マンデラハウスでは黒人が次々と記念撮影をしていたのが印象的でした。
 13:00,ソウェト地区の観光終了,空港へ向かいます。

ソウェト地区

ソウェト地区

マンデラハウス(道の向こう側から)

マンデラハウス

記念写真を撮る人達

ツツハウス

ツツハウスのプレート

空港へ向かいます。

午前中に見かけた宗教団体の人達かな?

火力発電所・・・かな?

病院・・・だったような気がする。
香港へ
 13:45,ホテルの駐車場に到着。ここでガイド兼ドライバーのケニーさんとお別れです。どうも有り難うございました!ホテルで待っていたスタークフォンテン洞窟ツアーに不参加の2名と合流,空港に移動です。
 17:30,南アフリカ航空SA286便で香港へ出発です。機内は2+4+2(AC+DEFG+HK)で,私はD席の通路側です。離陸前,隣(E席)の女性の様子がおかしい・・・と思っていたら,出発寸前,降りてしまいました。「隣の席が空いた!ラッキー!」って感じでのびのび過ごせました(笑)。パーソナルモニターが反応しない!などのプチトラブルがありましたが,しばらくで復旧,後はいつも通りテトリス三昧でした(笑)。
 香港時間,12:25,香港到着です。

この飛行機で香港へ。

機内食1回目

機内食2回目
帰国
 香港時間,15:10,南アフリカ航空SA7138便で成田へ出発です。この機材は全日空の機材ですので映画も日本の映画が揃っています。行きは「君の名は。」を観て過ごしましたが,今回は「名探偵コナン から紅の恋歌」・・・なんだか,今回アニメばっかりです(笑)。感想としては「う〜ん,微妙。正直そこまで面白いとは感じなかったかな〜」って感じでした。
 日本時間,20:00,成田空港到着。この日は成田に宿泊,翌日,羽田空港を13:50発,鹿児島空港到着は15:30でした。

香港の空港にて

この飛行機で成田へ

機内食

マダガスカル旅行終了!

 こうしてマダガスカル旅行は終わりました。バスが故障したり,軍隊に止められたりのトラブルもありましたが,大ツインギーのハイキングは楽しかったし,キツネザルは可愛かったし,バオバブは大満喫したし,食事も美味しかったし,楽しかった〜!!って感想しか無いです。ちょっと遠いけど,「頑張って行く価値あり!」って国でした。いつかもう一度行きたいな〜!
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