7日目(2017年8月10日)

起床
 目が覚めたのは3:30頃でした。エアコンが効き過ぎてえらく寒かったです・・・設定を見ると19℃!でした(笑)。特にすることもないし,周辺の散策・・・というわけにもいかないので,静かに読書をして過ごします。外を流れる川を進む船のポンポン・・・と言う音が心地良かったです。4:30頃再び寝入っていました。
 5:40,起床,荷物整理をして朝食,朝食後,部屋でゆっくりして,出発です。
 この日はベタニア漁村を訪問,「双子のバオバブ」を見て,アンツィラベへと戻ります。また,長い長いバス移動です。

レストラン

朝食

綺麗な景色です。

部屋に差し込む朝日が綺麗でした。
ベタニア漁村へ
 7:00,ベタニア漁村へ向けて出発です。と言っても,バス移動では無く,「ピローグ」と呼ばれる丸木舟で向かいます。古代から変わらずに使われている船だそうです。3人ずつ乗り込み,その前後に漕ぎ手が1人ずつ,計5人で一隻です。
 ホテル裏手の川に面した乗り場から4隻に別れて下流方向へ,マングローブの中を進み,ちょっとだけ外洋?に出て約20分間で到着です。静かな,穏やかな時間が流れていました。
 7:25,ベタニア漁村到着です。

これらのピローグでベタニア漁村へ向かいます。

こんな感じで進んでいきます。

横を見るとこんな感じです。

猟師さんが何か仕事していました。

ベタニア漁村到着です。
ベタニア漁村にて(1)
 ベタニア漁村は人口約600人の小さな?漁村です。漁村内をちょっとだけ歩いて,民家の中を見学させてもらいました。ニワトリ・ヒヨコ・羊が飼われ,室内では猫がノンビリと過ごしています。何となく懐かしい風景です。そして,部屋の奥には,スーツケースが積み重なっています!「アレは何?」と聞くとタンスの代わりだそうです。ビックリする私たちにガイドさんも,「マダガスカルでは普通ですよ。私の家もこうしてますよ。」とのこと・・・なるほど!(笑)

ピローグ漕ぎ手の2人
ベタニア漁村にて(2)
 そして,外に出ると,どこからともなく子供達が集まってきました。今は冬休みだそうです。この村に小学校はあるそうですが,中学校は毎日50アリアリ払ってピローグで通っているのだそうです。そして,子供達と撮影会です(笑)。
 ピローグへ向かっていると民家の庭にキツネザルが!!紐でつながれているみたいです・・・飼われているのかな?飼えるの?・・・次々に疑問が湧いてきましたが,とりあえず,撮影会となりました。そして,海岸までついてきた沢山の子供達に見送られて,8:00,ベタニア漁村を後にしたのでした。
 8:30,バオバブカフェ到着。

紐でつながれています。

アップ
←チャイロキツネザル

子供達とピローグへ戻ります。

バオバブカフェへ向かいます。
双子バオバブへ
 8:45,バオバブカフェ出発です。まずは「双子のバオバブ」へ向かいます。ムルンダヴァの町を抜けると,辺りは一面,田圃が広がります。そして,バオバブの木が見えてきました。「バオバブと農作業,と言うのも絵になるなぁ」と思いながら眺めていました。
双子のバオバブ
 9:25,「双子のバオバブ」に到着です。前日の「愛し合うバオバブ」と同じく,結構有名なバオバブと思っていたのですが,扱いが全く違います。「愛し合うバオバブ」は周囲をお店が取り囲み,その一本で物凄い集客効果があるみたいでしたが,こちらは普通に道路脇に立っています。根元が一緒で,すぐに幹が2つに分かれ,そのままスラッと伸びています。このバオバブはグランディディエリバオバブだそうです。グルリと木の周りを一周するようにまわって,写真を撮って,後は何をすることもなく,出発の時間を待ちます。

二本の幹の間は補強されています。

近くにはバナナの木がありました。
トラブル発生!
 しばらく待ちますが,なかなかバスが来ません・・・トラブル発生です!バスが故障してしまったようです。そういえば,ムルンダヴァに最初に付いた日も何か動きがおかしい時があったのを思い出しました。その時は気のせいかと思ったんですが,やっぱり調子悪かったんだぁ〜!「何日もあったんだから修理しとけよ〜」などと思いましたが,仕方ありません。とりあえず,ムルンダヴァの自動車修理工場へ向かいます。バスは動きはするのですが,全くスピードが出ません・・・ゆっくりと,ムルンダヴァの町を目指します。
プスプス乗車体験〜市場散策
 10:40,修理工場到着です。ここで,ボーッと修理完了を待っていても仕方ないので,プスプスの乗車体験,市場散策と言うことになりました。プスプスの代金は旅行会社持ちです(笑)。
 プスプスというのは人力車のことだそうです。人が引くタイプと,自転車を使うタイプとあるみたいですが,ムルンダヴァのプスプスは自転車タイプです。とりあえず,人数分のプスプスを確保,市場へと向かいます。まぁ,自転車のスピードよりちょっと遅いかな?くらいのスピードで進んでいきます。約8分で市場到着,そして,約30分,市場散策をして,再び,プスプスに乗車,修理工場に帰り着いたのは11:40でした。

修理工場は沢山の自動車が集まっています。

プスプスを集めます。

プスプスからの景色

市場の様子

市場の様子

市場の様子

市場の様子

ブロマイド・携帯etc.・・・何でもありのお店

普通のお店

枝豆みたいなのを食べてみました。
(カーソルを合わせてください。)

バオバブの繊維

この地域は金物が有名だそうです。

七輪・・・みたいな物だったかな?

暑さで犬も倒れています(笑)

お店の奥にキティちゃんが!
(カーソルを合わせてください。)

スマホの看板・その1

スマホの看板・その2

炭火焼き・重太郎

「横断歩道注意」

修理工場へ向けて出発です。

プスプスのドライバーさんと記念撮影
バオバブカフェ到着
 修理工場に戻ってきたけど,まだしばらく修理に時間がかかりそう・・・とのことです。ということで,バオバブカフェのレストランを借りて,そこで昼食と言うことになりました。三度目のプスプス乗車です。今回は長めの約15分間,ムルンダヴァの町を抜けてバオバブカフェ到着したのは11:55でした。この時間帯に来たのは初めてですが,青空の下のこのホテルは綺麗でした!入り口の門の上にキツネザルがいたとか,放射ガメが飼われていたとか色々と発見がありました(笑)。とりあえず,ここで昼食です。

プスプスでバオバブカフェへ向かいます。

青空の下の町は綺麗です。

今回のプスプスドライバーさん

バオバブカフェ

キツネザルがいました。

放射ガメ

放射ガメ
バオバブカフェにて昼食
 バオバブカフェのレストランを借りての昼食,とは言っても弁当をここで食べるだけです。まぁ,場所を借りられるだけでもとっても助かりますが・・・ドリンクは頼めましたので,バオバブジュース!を頼みました。これで何度目だろう(笑)。最初に飲んだ時は「微妙,苦手じゃ無いけど,もう一度頼もうとは思わない」・・・そんな感想でしたけど,すっかり癖になってしまったみたいです(笑)。ガイドさんが市場で買ってきた「コーヒーのお酒」を味見して(意外に美味しかった!),お弁当を食べて,ちょっとだけゆっくりしていると,「バスの修理完了!」との連絡が!ようやく,アンツィラベへ出発です。

ホテルの川は潮がすっかり引いています。

コーヒーのお酒(カーソルを合わせてください)

これは・・・何だったかな?

お弁当

何度目かのバオバブジュース
アンツィラベへ(1)
 出発は12:55でした。当然,予定よりかなり遅れています。アンツィラベ到着は何時になるんだろう?一抹の不安を感じながら出発です!
 バスは朝のノロノロが嘘みたいにスピードが出ます!トイレ休憩を適宜取りながらバスはどんどん進んでいきます。外に広がるのはすっかり見慣れた景色です。
 ここで,覚えているのはガイドさんの話です。「マダガスカルの人にとって,半日歩く程度は「近い」と言う感覚,数日歩くくらいでないと「遠い」とは言わない。」とのことでした。さすがマダガスカル!って感じでした。

(13:00)

(13:18)

(13:33)

(14:16)

(14:25)

(14:26)

(14:29)

(14:43)

(14:45)

(14:50)

(14:56)

(14:57)トイレ休憩の場所付近で

(15:09)

(15:16)

(15:24)

(15:27)

(15:57)

(16:03)

(16:04)

(16:06)

(16:07)

(16:09)

(16:09)

(16:12)

(16:21)

(16:53)

(16:53)
アンツィラベへ(2)
 17:30,多分,最後のトイレ休憩です。町中は慌ただしい雰囲気でしたが,夕焼けが綺麗でした。ガソリンスタンドで,トイレを借り,ちょっと買い物をしてすぐに出発です。すぐに辺りは薄暗くなり,そして暗くなっていきました・・・「多分,ホテル到着は22:00を過ぎるんじゃないかな?でも,出発があんなに遅くなったんだから仕方ないよな〜」などと思っていましたが,そんなに甘くなかったのです(涙)

(17:34)夕焼けが綺麗です。

(17:35)夕方の町

(17:36)ベランダで夕涼みかな?

(17:50)薄暗くなってきました。

(17:50)薄暗くなってきました。

アンツィラベへ(3)

 完全に暗くなった中をバスはドンドン進んでいきます。そして,21:30,バスは止まりました。「着いたのかな?でも辺りは暗いよな〜」と思っていると,情報が入ってきました。「軍隊にSTOPさせられた。」,「この時間帯,この先は一般の車が単独で走ると危険だから,タクシーブルース(乗り合いのワゴン車,マダガスカルでは主要な移動手段の1つ)とか,ある程度の台数が集まったらその前と後ろを軍が護衛して,アンツィラベへ向かうことにする。」,「出発は何時間先になるか分からない」とのこと!軍が言うことに逆らえるはずも無く,ひたすら出発を待ちます。添乗員さんとガイドさんで軍と色々と交渉されたようですが,状況は変わらずです。
 町の筈なのに人1人通らず,静まりかえっています。風は強く,旗がバタバタと翻る音が大きく響いています・・・「ねぇ,なんでこの町はゴーストタウンになっているの?」,誰かが言いました。そう言われると,異様に不気味に感じられます。実際は,ここはゴーストタウンなどではなく,普通の町,ただ,夜になると何もすることが無いので,皆,さっさと家に戻り,寝ているだけだそうでした(笑)
 何回か,添乗員さんが近くのトイレに希望者を案内していったのですが,特にトイレに行きたいとも思わなかったので私はパスでした。後で聞いた話だと星空が綺麗だったそうです。外には軍がいるので,用事も無いのにバスの外に出られなかったので,「トイレに行けば良かった」とちょっと後悔しています(笑)。
 夕方にはアンツィラベに到着しているだろうということで,厚手の服はスーツケースの中に入れてあり,半袖シャツでしたので,寒いです!近くに座っていたNさんが大きめのタオルを貸してくれたのでそれで寒さをしのぎました。Nさん,どうも有り難う!
 結局,動き始めたのは25:30でした・・・4時間の足止めでした!動き出すとそれぞれの車は勝手にドンドン飛ばし,先へ進んでいきます・・・「エッ?列を作って,その前後を軍が護衛して進むんじゃなかったの?」と思いましたが,アッという間に,列は完全に消滅しました(笑)。結局,これは一体何だったんだろう?て感じですが,「軍に守られるほど危険じゃ無い!」って地元の人は分かっていたって事だったんでしょうね(笑)

バスの中の様子

バスの中の様子

外の様子

外の様子
ホテル到着〜就寝
 ホテル到着は3:00でした。とりあえず,レストランで温かい物を食べて,就寝です。部屋に行ったのは4:00頃,当然,何もせずに爆睡でした。
 こうして,波乱の7日目は終了です。ちなみに,翌日は出発9:30でした・・・ハードな旅だなぁ(笑)

夕食

夕食

夕食

ホテルの部屋

ホテルの部屋
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