6日目(午前)(2010年8月12日)

起床〜出発
 4:30,起床。起床時間は早いけど,物凄くよく眠れました・・・昨日とは大違い(笑)。この日はオートアトラスを越えて,マラケシュへ,そしてリヤド「ヴィラ・デ・ゾランジェ」に宿泊する日です。個人的にはモロッコ旅行の三大目的のラストの日です。ちなみに,三大目的は「世界一の迷宮都市・フェズ」,「サハラ砂漠の朝陽」,「リヤド,ヴィラ・デ・ゾランジェに宿泊」です。
 荷物整理等をしても,結構,暇(笑)・・・個人的に恒例のホテル周辺の散策をして,朝食へ。プールサイドへ出て,アッ!と思いました。マラケシュの夜景を見に来るのを忘れた!このプールサイドから見るつもりだったのに〜・・・まぁ,今更仕方がないので,朝食を食べて,7:00,いよいよケンジ・アズコールホテルを出発です。

部屋から見えた日の出


プールサイドからのマラケシュの町
←プールサイド

アイト・ベン・ハッドゥへ

 バスの外は相変わらずの風景・・・そろそろ見飽きてきました(笑)。ただ,ワルザザードはハリウッド映画の町,スタジオセットが何カ所かありました。なかなか面白そうな建物です。
 ちなみに,この日からモロッコはラマダン(断食月)に突入です。昨晩,ホテルのプールサイドから物凄く細い・・・言われないと分からないような三日月が見えていました・・・ラマダン突入は私たちには何の問題もないのですが(お酒が食事で出なくなる?程度・・・),ガイドさん達は大変です。この暑さの中,水も飲まないでガイドするそうです・・・本当に大変です。お疲れ様でした!

道沿いのお店

スタジオセット・その1

スタジオセット・その2
アイト・ベン・ハッドゥ(1)
 7:30,アイト・ベン・ハッドゥに到着。要塞と化した村(クサル),保存状態も良く,1987年に世界遺産に登録された場所。映画「アラビアのロレンス」や「ナイルの宝石」,「グラディエーター」などの撮影が行われた場所です。現在ここには,数家族しか住んでいないそうです。
 バスを降りて普通の町の中を少しだけ歩くと建物の間から,このアイト・ベン・ハッドゥが見えてきます・・・ちょっと感動。

アイト・ベン・ハッドゥへ
アイト・ベン・ハッドゥ(2)
 町を抜けると,正面にアイト・ベン・ハッドゥがど〜んと見えます。小高い丘一面に日干し煉瓦造りの建物が密集して立っています。なかなか現実離れした壮観な眺めです。手前は石がゴロゴロ。ここは本来,「川」らしい・・・現在,干上がってますが(笑)。水量によってはロバに乗って越えるらしい。ちょっと,それもやってみたかったかも(笑)
 その辺りをうろついていた犬に見送られ,猫を眺めつつ,アイト・ベン・ハッドゥの中へと進んでいきます。内部は部分的に崩壊しているものの,なかなか良い雰囲気です。通路が入り組んでいるのも要塞らしいですね。そして,内部から見る周辺の景色が・・・個人的にはとっても気に入りました。

アイト・ベン・ハッドゥ全景

アイト・ベン・ハッドゥ・アップ

門・・・でも,これは映画のセットが残されたもの(笑)

内部

内部から
この景色がお気に入り→

アイト・ベン・ハッドゥ(3)

 頂上(?)目指してアイト・ベン・ハッドゥ内部の階段を延々と上っていくと壁に穴が開いていて,そこからの景色が何とも味があって良い雰囲気です。ここは倖田來未が写真撮影をした場所だとか・・・良い場所ですからね〜。それにしても,フェズのレストランでの福山雅治といい,今回の倖田來未といい,やっぱりモロッコってなんだかんだ行ってメジャーなんだなぁ(笑)
 更に上がっていくと,正面の小高い丘にカップルが座り込んでいるのが小さく見えました。「うわっ!あんな所に人がいるよ〜!!」とビックリしましたが,よく見ると道が付いているようです。あそこはアイト・ベン・ハッドゥのビューポイントかな?結構いいポイントかもな〜?と思って見ていました。

壁の穴

壁の穴からの景色

正面の小高い丘

小高い丘のカップル
アイト・ベン・ハッドゥ(4)
 そして,頂上到着です・・・何も無かった(笑)。でも,ここからの景色は絶景でした!
 そして,今度は下りです。延々と下ります。ただ,今回はアイト・ベン・ハッドゥの民家訪問なので,来た道とは違う道です。真っ暗な通路を通ったりで,なかなか楽しい。何軒か土産物屋さんも営業中。ちょっと興味を引いたのが,木の板を虫眼鏡で焦がして描いた絵。暑いところならでは!という土産物でした。

頂上?の建物

頂上?からの景色・その1

頂上?からの景色・その1

土産物屋さん

焼き絵?
アイト・ベン・ハッドゥ(5)
 8:20,民家到着。実際にアイト・ベン・ハッドゥで暮らしているご家庭です。内部は意外に過ごしやすそうです。ミントティーを頂きました。子猫がとってもかわいかったです。物凄く尻尾が長かった(笑)
 そして,バスへ。民家を出るとそこには急傾斜の斜面をつづら折りになりながら,細い道が延びています。これが家への道とすると大変だな〜という感じです。振り返るとアイト・ベン・ハッドゥがそびえていますが,煉瓦造りの建物の密集ではなく,岩盤の露出が目立ちます。どうやら最初とは反対側に出てきた模様。
 そして,犬や猫に迎えられてバスに到着です。

部屋の中


帰り道から。正面に見えるのが玄関。

急傾斜のつづら折りの道をバスへ向かいます

アイト・ベン・ハッドゥ(裏側から)
マラケシュへ出発
 アイト・ベン・ハッドゥを出発,マラケシュへ向かいます。窓の外には相変わらずの景色。時々道路を歩いている人がいます・・・この暑いのに・・・大変だな〜と思いつつ,ボーッと外の景色を見ながら過ごしていました。

赤に黒の地層が印象的
オートアトラス越え(1)
 そして,オート(高い)アトラス越えです。見慣れた景色は次第に険しい景色になっていき,緑も少なくなり荒々しい景色が広がってきます。そしてティシュカ峠に到着。ここは標高2260m,バスで行くことができる道の最高地点です。ここからの景色は絶景!・・・と言いたいところですが,残念ながらそこまでの感動はなかったです。絶景!のちょっと手前・・・と言ったところかな(笑)。岩盤は激しく褶曲されており,造山運動の力強さ・地球のエネルギーを強く感じます。
 辺り一面に広がった丸く集まった植物が印象的。あと,沢山あった化石・鉱物等の土産物屋さんも・・・本当にどこにでもあります(笑)

強く褶曲しています

ティシュカ峠より

ティシュカ峠より

丸く集まった植物

丸く集まった植物
オートアトラス越え(2)
 ティシュカ峠を過ぎるとクネクネとした道を下っていきます。モロッコの「いろは坂」だそうです。クネクネ道ということは地形が急峻ということ。当然,バスの外に広がるのは急斜面です。ビックリしたのがこの斜面に細く道が付いていること・・・こんな道,歩く人がいるんでしょうか(笑)
 遠くから見ていると普通の地層にしか見えなかった岩盤も,近づくと物凄い迫力なのも印象的でした。

モロッコの「いろは坂」

斜面に細い道が付いています

迫力のある岩盤です
アルガンオイルのお店
 11:20,アルガンオイルのお店でトイレ休憩です。アルガンオイルはアルガンの実を搾って作るオイル。料理用とコスメ用に分かれています。実際に試食?もできたのですが,オイルを直接パンに付けて食べるというのは慣れていないので物凄い違和感・・・でも,日本で買うとなかなか高価らしいので,食用のオイルを100mLを4本購入(400Dh,約4000円)。お店には他にもいろいろなアルガン製品が置いてありました。
そして,いつもの景色が続く

 そして,いつもの景色が続きます(笑)。時々,川沿いに集落があり,この景色が周囲とマッチしてなかなか素敵でした。
マラケシュ到着,昼食
 13:30,マラケシュに到着。昼食を食べてからマラケシュ市内観光です。昼食はレストラン「CHARMANE」。メニューはモロッコサラダ・シシケバブ・ベルベルオムレツなど。普通に美味しかったのですが・・・このレストラン,雰囲気ありすぎ(笑)。そっちの方が気になってしまいました。
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