6日目(2013年8月7日)

起床〜朝の散歩へ出発
 この日も起床は4:00。しばらくゴロゴロとしながら過ごし,恒例の荷物整理。そして,4:40,朝の散策へ出発です。少しだけホテルの中をブラブラ,そして外へ。目的は勿論,ブレッケの滝です!前日は雨が降ったり,時間が無かったりで十分に堪能できなかったので再挑戦です(笑)・・・と言っても,この滝を正面から見よう!と言うだけです。ホテルを出ると,前日のルートを辿り丘の上へ行きます。空に雲は多いけど,昨日と比べたら遙かに良い天気です!ちょっとだけ,この日の天気に期待しながら進んでいきます。

ホテル内にて

フレトハイムホテル

丘の上へ向かう途中の家

丘の上から・・・豪華客船はもういません。

ブレッケの滝が見えました。
ブレッケの滝・正面を目指して
 丘の上から,前日と同じ道をたどり,坂を下っていきます。やっぱり,雨上がりなので景色が綺麗です。そして,川沿いの道に出ました。前日はここを右に進み,ホテルへと帰ったのですが,この日は左へ。川沿いに進んでいきます・・・どのくらい歩いたら滝を正面から見ることができるのか?そもそも正面から見られるのか?全く分かりませんが,とりあえず歩いてみました(笑)。
 途中,川沿いの草原で馬が2頭,草を食べていました・・・が,この2頭,結構離れたところにいて,お互いにお尻を向けています・・・仲が悪いのかな?などと考えながら,滝へ向かいました(笑)。

下り坂の途中から

郵便受けみたいです。

馬が草を食べていました。
ブレッケの滝
 そして更に進んでいくと,「フレトハイム」と「フレトハイムホテル」の矢印が反対の案内がありました。「フレトハイム」は別なところの地名なんですね〜(笑)。
 そして,ブレッケの滝を正面から見ることができるポイントに到着しました。ここが一番のビューポイントでしょう!・・・と思っていました・・・この時は。滝の直下付近を見ると,何となく行けそうな感じが・・・対岸には道もあるみたいだし,近くに橋があれば,対岸に行けて滝直下を目指してみようかな?等と考えながらさらに先まで行ってみたのですが,どうやら近くに橋は無さそうでした・・・残念!そして川沿いだけでなく,近くの集落の中からとか,いろいろな場所から滝を眺めてこの場所を後にしたのでした。

「フレトハイム」と「フレトハイムホテル」

川沿いから「ブレッケの滝」

集落の中から「ブレッケの滝」
「ブレッケの滝」・アップ→
ホテルへの帰り道
 そして,ホテルへの帰り道。空には青空が見えはじめ,差し込んでくる朝の光に山の岩肌がとても綺麗に輝いています!これは・・・今日のフィヨルドクルーズは期待できる!とウキウキ気分で帰り道を歩いていました。そして,馬が草を食べていた所へ到着。・・・馬は草を食べ終えて休んでいます。お互いに違う方向を見て顔を合わさないようにして(笑)・・・この2頭,やっぱり仲が悪いのかな?って思いながら馬の横を通り過ぎました(笑)
 フロム鉄道の列車を眺めたりしながら,7:00ちょうどにホテルに到着でした。約2時間20分の朝の散歩になりましたが,結構楽しめました!

青空と差し込む太陽の光が綺麗です。

馬は休んでいます。

ホテルが見えてきました。

フロム鉄道の列車・・・清掃中でした。

ホテルに到着
朝食〜衝撃の事実判明(笑)〜出発
 この日の朝食は,7:00からだったので早速,朝食へ。ここで同じツアーの人から見せてもらった地図(ホテルのフロントに置いてあったそうです)・・・これには何とブレッケの滝へのトレッキングコースが描いてありました!何となく行けそうな感じがしていましたが,やっぱりあったのです!ただ,説明文を読むと,所要時間1.5〜2時間,T字マークの道を辿ることが書いてあります。T字マークと言えば,プレーケストーレンやヴォーリング滝への道に記されていたマークです。と言うことは,結構ハード系の道のようです。とても今からでは無理・・・でも,朝の5時のあの時間なら行けたのに〜!とかなり悔しい思いでした。こうしてリベンジ対象がまた一つ増えたのでした(笑)。そして,出発の準備を終えてからまだ時間があったので,また,周辺の散策に・・・この時,フロム駅に立ち寄ったのですが,そこに貼ってあった地図は・・・朝食時に見せてもらった地図と同じものでした!ブレッケの滝へのトレッキングコースが書いてあったのです!前日の昼食後の自由時間,フロム駅周辺をブラブラしていた時にこの地図を見に来ていたら,また違っていたのに!と,ここでもちょっと悔しい思いでした。そして,出発までの残り少ない時間,またもや,丘の上に登ったのでした。丘の上からフロムの港を見下ろして「絶対,もう一度,ここに来てブレッケの滝に行ってやる!・・・その時にはリョアンデの滝にも行きたいな〜」と誓ったのでした。
 そして,8:40に集合,出発です。まずはソグネフィヨルドクルーズ。いつもはバスに乗ったままフェリーに乗船ですが,ここでは荷物はバスに置いて,歩いて乗船です。青空が見え,太陽が出ています。絶好のクルーズ日和です!

丘の上から

歩いてフェリーに乗り込みます。

フェリーからの眺め。良い天気です!

丘の向こうに「ブレッケの滝」が見えます。

この日の日程について
 実はこの日の日程は当初のこのツアーの予定とは大きく変わっていました。この日の本来の予定は「ベルゲンからブリグスダル氷河へと向かいここで約2時間のウォーキング,そしてガイランゲルへと向かう」というシンプルな予定でした。ところが宿泊するホテルの関係で,フロムからグドヴァンゲン間のソグネフィヨルドクルーズがこの日に入ってきました。(本来,このクルーズは4日目(8月5日の予定でした。この日のこの地の天気がどうだったのか分かりませんが,私たちの行動した範囲では午前中晴れ,午後から雨でした・・・ロフトフースからベルゲンへ行った日です。この日(6日目)にクルーズが変わったことは,絶好の好天となりましたので,物凄くラッキーでした!
 予定は更に変わりました。グドヴァンゲンに着いてから,バスで通るはずだった道路のトンネルで数日前に大事故があって通行不能になってしまったのです。ということで,グドヴァンゲンから,さらにカウパンゲルへフェリーで向かい,カウパンゲルからブリクスダール氷河へと向かうことになったのです。ソグネフィヨルドクルーズが増えました!・・・ちなみに事故のあったトンネルは,ノルウェーで2番目(?)に長いトンネルらしく,中では眠気防止のためにライトアップがされているそうでした・・・そちらも見てみたかったですが,クルーズの方が断然良いです!・・・この事故による通行止めは8月23日(金)まで続いたみたいです。
 結局,この日はソグネフィヨルドクルーズ2回とブリグスダ−ル氷河ハイキング,そして,ガイランゲルへ向かい,ガイランゲル到着は21:30頃か?と言う物凄い強行軍となったのでした。ソグネフィヨルドは言わずと知れた,世界最長にして最深のフィヨルド。「地球の歩き方」によると,長さ204km,最深部は1304mもあるそうです。ソグネフィヨルドクルーズの1回目(午前)は「フロムからアウランフィヨルド,ナールオイフィヨルドと通過してグドヴァンゲンへと至るコース」で,下の地図の青いラインのコースです。このコースは,フィヨルドクルーズとして最も有名なコースの1つです。フィヨルドクルーズ2回目(午後)は「グドヴァンゲンからナールオイフィヨルドを再び通過して,ソグネフィヨルドの本流(?)へと進み,カウパンゲルへと至るコース」で,下の地図の赤いラインのコースです。こちらはフィヨルドクルーズのコースとしてはあまり見かけない気がします。と言うことで,1回目のクルーズとの違いが楽しみでした。 
ソグネフィヨルドクルーズ
 9:10,ソグネフィヨルドクルーズ出航です。出航するとすぐにカモメが追いかけてきます。勿論エサ目当てです。大勢の観光客がエサを与えていました。上手に観光客の手からエサを食べています。イメージしていたフィヨルドクルーズの景色の一つです。カモメたちは疲れたら?クルーズ船で休憩して,再びエサをもらいに飛び立ちます(笑)・・・出港してしばらくの間はカモメをずっと眺めていました。
 フロムを出発して港から離れてくると,さすがにカモメの姿は少なくなってきます。その代わり(?)に,クルーズ船からの景色は素晴らしい絶景の連続となってきます。険しい崖が一気に海に落ち込み,遙かな高所から数え切れないほどの滝が落ちています。水面は鏡のように静かに景色を映し込み,青空と迫力のある岩肌・緑がマッチして素晴らしい景色が続きます。時々綺麗な集落が見えますが,中にはこんな所まで人が住んでいるんだ〜とビックリするような所に人家が見えたりします。ここに至る道路はなく,夏の間だけ人が住んでいるところもあるそうです・・・そんな生活も良いなぁと思いますが,実際住んでみると不便なことも多く,とても耐えられないだろうな〜そんなことを思いながら景色を眺めていました。
 私の写真でどのくらい,この景色の魅力が伝わるかは分かりませんが,この時間のことは写真を見ていただくのが一番と思います。

クルーズ船の様子

クルーズ船操縦室
大きな滝が当たり前のように落ちています。→
サーグの滝
 サーグの滝はナールオイフィヨルド最大の滝と言われる滝で,東山魁夷が描いた滝としても有名な滝です。落差は500mとも600mとも言われる巨大な滝です・・・この滝はナールオイフィヨルドの入り口付近に落ちています。が,この滝の前を通過している時,私は反対側を見ていて全く気づきませんでした(涙)。この時は進行方向に対して右側にこの滝は落ちていたのですが,私は左側に夢中になっていたのです。で,この滝に気づいた時にはほとんど通過した後でした・・・慌てて写真を数枚写し,後は遠ざかるこの滝を悔しい思いで眺めるだけでした・・・!こうして,リベンジ対象がまた増えたのでした。

サーグの滝を見上げて

サーグの滝・下部
ギリギリで見ることができたサーグの滝の全景→
グドヴァンゲンにて(1)
 11:15,グドヴァンゲン港到着。ここでカウパンゲル行きのフェリーに乗り換えです。カウパンゲル行きのフェリーは12:15発の予定で,約1時間の待ち時間です(カウパンゲル行きは12:15発と17:25発の2便しか無いようでした)。この間は勿論,自由時間です。天気は晴天,暑過ぎもせず,寒過ぎもせず,爽やかな天気です!フィヨルドの水面は鏡のように青空を映し込み,絶景が360°広がっています!両岸にはいくつかの滝が落ちています。フィヨルドに向かって右側には遙かな高さに素晴らしい滝が落ちています・・・ブライダルヴェール滝だったかな?名前をメモした紙を無くしてしまいました(涙)。完全な逆光で物凄く見づらいですが・・・素晴らしいの一言です。

グドヴァンゲンに上陸

美しいフィヨルドの景色

フィヨルドと反対方向

これは土産物屋だったかな?

ヴァイキングの像

ブライダルヴェール滝を見上げて

ブライダルヴェール滝と周辺の滝
←ブライダルヴェール滝・アップ
グドヴァンゲンにて(2)
 12:00,集合。でも,12:15の予定時間を過ぎても,船はいっこうに出航しようとしません。フィヨルドクルーズに出発する小型船を見ながら,あんなのに乗ると,岩壁ギリギリまで行けて楽しそうだなぁとか,良い天気だなぁとか,そろそろお腹が減ったなぁとか何となくいろんなことを考えながらノンビリと出航を待ちます。この辺りにはほとんど何もありませんので,何もすることが無いのです(笑)。ちなみにこの日の昼食はお弁当でした。ホテル出発時に受け取って,リュックに入っているんですが,後半のフィヨルドクルーズで食べようと思い大切にとってありました(笑)・・・そして,12:45,約30分遅れでようやくフェリー出航です。

遙か遠くに落ちている滝

小型のクルーズ船

いよいよ出港です。
フィヨルドクルーズ・午後の部開始!
 フェリーはナールオイフィヨルドを進みます。午前中に見た景色が次々と現れてきます・・・太陽光線の具合で,午前中の方がより綺麗だった気もしますが,やっぱり素晴らしい景色が続きます!遠くにはカヌーの集団がいます。気持ちよさそうです。そして気づきました・・・サーグの滝!午前中,出遅れたせいで堪能できなかったサーグの滝へのリベンジの時が来た!と言うことです。まさかこんなに早くリベンジできるとは!(笑)・・・午前中は進行方向右側に落ちていたから,今回は左側です。ということで,左側にスタンバイしてサーグの滝を待ちます・・・そして,無事,リベンジ成功!しっかりと堪能しました(笑)

みんな絶景を見上げます!

カヌーの集団
この滝も立派です→

サーグの滝・上部

サーグの滝・全景
フィヨルドクルーズの終わり
 そして,フェリーはナールオイフィヨルドとアウランフィヨルドとの分岐点を過ぎて,カウパンゲル方面へと進んでいきます。フィヨルドの幅は次第に広くなり,両岸の地形はなだらかになっていきます。時々港に立ち寄るだけでゆったりとした時間が過ぎていきます。フィヨルドクルーズはもともと地元の人たちの足だったのが,あまりに景色が良かったので,その部分が観光化したものだそうです。この後半の長閑な景色を見ていると,午前中のフロム〜グドヴァンゲン間がフィヨルドクルーズのコースとして有名になったのがよく分かります。と言っても,午前中の迫力ある景色も,午後のこの長閑な景色もどちらもフィヨルドなんですよね〜そして,カウパンゲルの港が近づいてきました。

ナールオイフィヨルドの出口付近だったと思う。

滝の数はグンと少なくなりました。

船内では現在位置が表示されています。

綺麗な集落が点在しています。

フィヨルドの幅は広く,地形は緩やかです。

穏やかなクルーズです。

船内の様子

船内の様子

カウパンゲルが近づいてきました。

カウパンゲルが近づいてきました。
ブリクスダール氷河へ
 カウパンゲル港に到着したのは15:00でした。午前中が2時間5分,午後が2時間15分,計4時間20分という長い長いクルーズ時間に,グドヴァンゲンでのフィヨルドビューの長閑な時間・・・ソグネフィヨルドを十分すぎるほどに堪能した時間でした。が,この日の予定はまだ終わりではありません!ここから2時間以上,バスで進み,ブリクスダール氷河へと向かい,ハイキングです。この時期の北欧は昼の時間が長いのでできることですね〜(笑)。
 カウパンゲルでバスに乗り込み出発。Skei(シェイ),Byrkjelo(ビルシェロ)を通過,ノールフィヨルド沿いにOlden(オルデン)町を通過し,ヴォーテ渓谷を通り,ブリクスダール氷河へと向かいました。ただ,撮してきた写真を見ても,どこがどこだったかは全く分かりません(笑)。右の地図で1がカウパンゲル,2がシェイ,3がビルシェロ,4がオルデン,5がブリクスダール氷河です。そして,4と5の間が,ヴォーテ渓谷,6がこの日の最終目的地ガイランゲルです。ノールフィヨルドは外海から内陸まで約105km,ノルウェー5大フィヨルドの1つだそうです。
 車窓からはヨーロッパ最大級の氷河,ヨステダール氷河も見え,美しい景色が延々と続いています。ノールフィヨルドでは鏡のような水面が,ヴォーテ渓谷では美しい緑色の水面が印象的でした。そして両岸にはいくつもの滝が落ちていました。

ブリクスダール氷河ハイキング出発

 17:35,約2時間半でブリクスダ−ル氷河へのハイキング出発点に到着しました。大きな滝がちょうどこの出発点の対岸(?)に落ちています。きっと名前がある滝と思いますが,結局,名前は分かりませんでした。ここから海抜346mの氷河の先端,ブリグスダル湖までハイキングです。トイレ休憩後,早速ハイキングスタート。私の場合,滝の撮影に夢中になり,トイレの時間はありませんでした・・・(涙)。
 ブリクスダール氷河までは緩やかな上り坂が延々と続きます。オープンカーを利用して行くこともできるみたいですが,まぁ,そんな必要はまず無い・・・景色も良く,楽しい道が続きます。

ハイキング出発
ハイキング出発点の大きな滝→
ブリクスダールの滝
 そして,10分程度で滝が現れました。「ブリクスダールの滝」です。氷河へ向かう途中に滝がある・・・と言うことは事前の下調べで知っていたのですが,想像以上に大きくて立派です!滝と背景のブリクスダール氷河,そして青空となかなかの景色になっています!滝の前では濡れてしまう・・・との情報もありましたが,滝の水は激しく道に降り注いでいます!100%濡れます(笑)・・・そして,滝前を過ぎると道は九十九折りのカーブとなり,高度をグングン上げていきます。

ブリクスダールの滝が見えてきました。

ブリクスダールの滝を見下ろす。

九十九折りのカーブ
←ブリクスダールの滝・全景
Tjoeta滝
 そして道は平坦になり,しばらく歩くと,川の上流にブリクスダール氷河が遠望できます。みんなここで写真ストップです(笑)。「ブリクスダールの滝」で遅れ気味になっていた私も,記念写真をぱちりと撮ってもらい,先を急ぎます。そして見えてきたのはブリクスダール氷河の右に落ちる巨大な滝!明らかに氷河の溶け水が落ちている滝ですが・・・それにしても巨大!もう,この時点で氷河は2の次になってしまい,私の目はこの滝に釘付けでした(笑)。氷河とこの滝がセットで見られるビューポイントには休憩用のベンチなども設置されています。この滝,日本に帰ってきてから調べたところ,WORLD WATERFALL DATABASEというHPで「Tjoeta滝」の名称で紹介されていました。落差は何と738mだそうです。

ブリクスダール氷河遠望

ブリクスダール氷河とTjoeta滝

Tjoeta滝の上部
ビューポイントからTjoeta滝

ブリクスダール氷河〜復路
 そして,ハイキング出発から約1時間でブリクスダール氷河に到着です。途中,「ブリクスダールの滝」や「Tjoeta滝」に目を奪われ,物凄くゆっくりと歩いての時間ですから,実際は40分程度で到着できるのでは無いかと思います。ブリクスダール氷河は長さ約100km,最も厚い部分で400mという大きなものです。今から2500年前に現在の姿になり,1952年までは後退していたそうです。が,現在は氷河は再び前進していると言う話もあるそうです。
 私が到着した時はすでに他の方々は,この氷河を堪能している様子でした・・・で,氷河ですが,あまり印象に残っていないです,まぁ,流れる水は大好きですが,氷にはあまり興味が無いので(笑)。
 そして,ここに到着してもなお,横に落ちるTjoeta滝にばかり目は向いていました(笑)。数枚,氷河の写真を撮ったらすぐに駐車場へ向かって出発・・・本当に,まともに氷河を見なかった気も・・・(笑)。帰り道も,滝に目を奪われつつ,歩きはゆっくりとなっていったのでした。新しい登山靴が足に合わなかったのか・・・左足の踝が痛くなり始めたのがこの帰り道でした。駐車場に帰り着く頃にはかなり痛くなっており,明日のハイキングがかなり心配になっていました。帰りも駐車場に到着したのはほぼ最後,大急ぎでトイレを済ませ,19:30,駐車場出発。

ブリクスダール氷河

ブリクスダール氷河から見るTjoeta滝

駐車場への帰り道のスタートです。

駐車場付近の巨大な滝も良い姿です。
ガイランゲルへ
 ガイランゲルへ大移動の開始です。19:30,出発でしたが,ガイランゲルのホテルに到着するのが21:30までなら,この日の夕食(バイキング)にスープなどの温食が付くけど,その時間を過ぎるとレストランの時間の関係で温食無しとのことでした・・・添乗員さんの話ではギリギリ間に合うかどうかの微妙な時間とのことです。バスはドンドン進んでいきます。まずはノールフィヨルド沿いの道を進みます。往路と同じく美しい景色が続きますが,薄暗くなり始めているので,往路ほどの美しさを感じなかったのは残念でした。
 そして,ノールフィヨルドに別れを告げ内陸へと進んでいきます。この道は1889年に完成した20のヘアピンカーブを要する旧道で,夏の間だけ開通しているそうです。右に左に大きな滝がたくさん落ちています。

ノールフィヨルド沿いの景色

ノールフィヨルド沿いの景色

ノールフィヨルド沿いの景色
ホテル到着〜就寝
 バスは1800mの峠を越えてガイランゲルへ向かいます。渓谷には日が差し込んで,実に美しい!そして,道はガイランゲルへ向けて九十九折りのカーブをドンドン下っていきます。ここでも両岸に幾筋もの水が落ちています・・・滝と呼べるか微妙なところですが・・・そしてガイランゲルフィヨルドが目の前に広がり,21:30ガイランゲルホテル到着。温食にギリギリで間に合いました!すぐにレストランで夕食をして,22:30,部屋へ。この日はスーツケースを開くこともなく電池の充電をセットしてバタンキューでした。ちなみに,この日は1個目の電池は午前中でカラになり,2個目の電池も残量が半分くらいになってしまっていました。こうしてハードな,でも,物凄く充実した1日は終わりました。明日はいよいよ最後のフィヨルド・ガイランゲルフィヨルドの観光です!

綺麗な渓谷です。

峠を越えるとこんな景色が広がります。

力強い岩壁

九十九折りの道が始まります。

九十九折りの道

ガイランゲルフィヨルドが見えてきました。

ガイランゲルホテルの部屋
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